生活・暮らし

小満とは?2018年の小満はいつ?オススメの食べ物は?

投稿日:2017年10月27日 更新日:

「小満(しょうまん)」という言葉を聞いたことがありますか。

今では、あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、一年のある時期を指します。

かつて、農耕が生活の中心だった頃には、季節の変化を知るのにとても重要な言葉でした。

小満とはどういう意味?

2018年の小満はいつ?

小満の時期にオススメの食べ物は?

今日は小満についてあれこれ書いてみようと思います。

スポンサーリンク

小満とは?


小満とは、二十四節気(にじゅうしせっき)の一つです。

二十四節気とは、一年を24の季節に分けてそれぞれの季節に合った名前をつけたものです。

普段、私たちは一年を春夏秋冬の4つの季節に分けていますが、これをさらに細く分けたものが二十四節気と考えると分かりやすいですかね。

二十四節気は、第一の節気の立春から始まり、一年かけて全ての節気を周ります。

小満はその中の第八の節気になります。

二十四節気の起源・作られた理由はこちら。

小満はいつ?

2018年の小満は「5月21日」になります。

ただ、小満はいつ?の答えには以下の3つの答え方があるんですよね。

①特定の瞬間を指す場合

②特定の日を指す場合

③特定の期間を指す場合

一般的には②の特定の日を指すことが多いですが、ここで3つとも解説してみたいと思います。

特定の瞬間を指す場合

まずは、特定の瞬間を指す場合です。

これは、少し天文学的は話になってしまいますが、できるだけ分かりやすく簡単に説明します。

皆さんご存知の通り、私たちの暮らしている地球は、一年かけて太陽の周りを一周しますよね。

ですが、これは太陽を中心に考えた場合の話です。

私たちから見たら、太陽が地球の周りをぐるぐると周っているように感じますよね。

で、このように太陽が地球の周りを周っていると考えた時の太陽の通り道のことを「黄道(こうどう)」と言います。

二十四節気はこの黄道を24分割して、0度、15度、30度、45度というふうに15度ずつ名前をつけたものなのです。

小満はこの中の60度の位置です。

つまり、太陽が黄道上をぐるぐると周り、60度の位置を通過した瞬間が小満というわけです。

ちなみに、0度は「春分」、90度は「夏至」、180度は「秋分」、270度は「冬至」の位置になります。

特定の日を指す場合

続いて特定の日を指す場合です。

これはとても簡単で、先ほどの60度の位置を通過する瞬間を含む1日になります。

年によって微妙に変わりますが、5月21日前後であることがほとんどです。

参考までに、2030年までの小満の日付を載せておきます。

2018年5月21日2025年5月21日
2019年5月21日2026年5月21日
2020年5月20日2027年5月21日
2021年5月21日2028年5月20日
2022年5月21日2029年5月21日
2023年5月21日2030年5月21日
2024年5月20日
小満の計算方法

実は小満の日にちは、計算で出すことができます。

方法はとても簡単で、西暦の下2桁を4で割ります。

そして、そのときの余りで以下のように判断することができます。

余りが0の時(=4で割り切れる)・・・5月20日

余りが1.2.3の時(=4で割り切れない)・・・5月21日

※ただし、この方法は2043年までしか使ません。
スポンサーリンク

特定の期間を指す場合

最後に特定の期間を指す場合です。

これは、小満からその次の節気の「芒種(ぼうしゅ)」までです。

芒種も年によって変わりますが、6月5日前後であることがほとんです。

なので、小満を期間でいうときは、5月21日から6月4日までの約2週間ということになります。


以上が3つの答え方です。

小満の意味と七十二候

小満の頃は、気温が少しずつ上がり、日ごとに夏を感じられる季節です。

また、大切な作物の一つである「麦」が実り始める頃でもあり、ホッと一安心することから「小さな満足」という意味で、「小満」という名前がついたと言われています。

それから、生き物たちが活発に動き始める季節でもあるので、「小」さな動物たちに命が「満」ちるという意味で、小満とも言われています。

この季節を様子を表した素敵な言葉ですよね。

小満は二十四節気の一つなので、その期間は約2週間と短ですが、実はそれをさらに3つの季節に分ける「七十二候(ななじゅうにこう)」というものもあるんです。

これは、1つの季節が約5日なので、日常生活で使うことはほとんどありませんが、ここで紹介したいと思います。

小満
5月21日〜6月4日
蚕起食桑かいこおきてくわをはむ5月21日〜5月25日
紅花栄べにばなさかう5月26日〜5月30日
麦秋至むぎのときいたる5月31日〜6月4日
・蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)・・・蚕(かいこ)が桑の葉を食べ始める頃
・紅花栄(べにばなさかう)・・・紅花が黄色い花を盛んに咲かせる頃
・麦秋至(むぎのときいたる)・・・冬に種をまいた麦が実って、収穫が始まる頃

オススメの食べ物

小満の時期のオススメの食べ物は

・キス

・シソ

・さくらんぼ

です。

天ぷらで大人気のお魚「キス」です。

一年中食べることのできる魚ですが、旬はこの時期です。

キスの産卵時期は夏から秋にかけてです。

だいたいの魚は産卵前が美味しく、キスも例に漏れず、産卵前が美味しいです。

カルシウムが豊富に含まれているので、育ち盛りのお子さんにもオススメです。

大葉というのは市場に流通するときの商品名のことで、正式には「青紫蘇(あおじそ)」と言います。

独特の香りが苦手という方もいるかもしれませんね。

ですが、強い殺菌作用があり、花粉症を軽くする働きもあると言われています。

一年中スーパーで見かけるので、旬がわかりにくい野菜ですが、初夏が一番美味しい季節です。

さくらんぼの旬は品種によって異なりますが、およそ5月下旬から7月初旬あたりです。

「佐藤錦」は、5月後半から6月中旬にかけて。

大粒で甘みの強い「紅秀峰」や色味が薄く酸味の薄い「南陽」、色味が紅色で美しく酸味が強い「ナポレオン」などの品種はは少し遅めの7月初旬あたりです。

カリウムを多く含んでいるので、むくみ防止に効果があります。

また、アミノ酸やクエン酸も含まれていうるので疲労回復の効果も期待できる果物です。


いかがでしたでしょうか。

二十四節気の1つ「小満」について書いてみました。

皆さんも夏の訪れを感じてみてはどうでしょう。

スポンサーリンク

あわせて読みたい記事



-生活・暮らし

Copyright© くまのお役立ちサイト。 , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.