毎年5月に浅草神社で行われる「三社祭(さんじゃまつり)」。
神田祭・山王祭と並んで、東京を代表するお祭りですよね!
浅草三社祭♪ 2017/05/21 #ファインダー越しの私の世界 #写真好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/gi5R6EQUC5
— sasa (@sasa_photo_sasa) 2017年5月21日
100基を超える神輿(みこし)や、無形文化財に指定されている『びんざさら舞』が有名で、なんと毎年150万人以上の観光客が来るんですよ!非常に活気があって、ちょっと危ないイメージもあったりして、全国的にも知名度の高いお祭りかもしれません ^ ^
私は実家が近いので見に行くことが多いですが、 男たちの威勢の良い掛け声とその迫力にいつも圧倒されています ^^;まさに「粋な江戸っ子」を感じられるお祭りですので、まだ行ったことがない方は、ぜひ足を運んでみてください!
本日は、2018年の三社祭の
- 日程
- 見どころ
- 三社祭の由来
- アクセス
- 駐車場
について解説したいと思います。これから行かれる方の参考になれば幸いです。
日程
日程 | 2018年5月18日(金)〜2018年5月20日(日) |
会場 | 浅草神社 |
三社祭は、毎年5月第3週の金・土・日の3日間で行われますので、2018年は上記の日程で行われる予定です!
ただ2016年は、ちょうどその時期に『伊勢志摩サミット』があったことから、お祭りは一週間前倒しになりました。なので、2018年ももしかしたら、そういう理由から日程が変更される可能性があります。
とりあえず、今のところは上記の予定ですので、詳細はHPをご確認くださいm(_ _)m
各日のスケジュールは以下のようになっています。
日にち | 時間 | 内容 |
5/17 | 19:00〜 | 本社神輿神霊入れの儀 |
5/18 | 13:00〜 | 大行列 |
14:20〜 | びんざさら舞奉納(社殿) | |
15:00〜 | びんざさら舞奉納(神楽殿) | |
15:30〜 | 各町神輿神霊入れの儀 | |
5/19 | 10:00〜 | 例大祭式典 |
12:00〜 | 町内神輿連合渡御 | |
16:00〜 | 奉納舞踊(神楽殿) | |
17:00〜 | 巫女舞奉奏(神楽殿) | |
5/20 | 6:00〜 | 宮出し・本社神輿各町渡御 |
14:00〜 | 巫女舞奉奏(神楽殿) | |
15:00〜 | 奉納舞踊(神楽殿) | |
16:00〜 | 太鼓奉演(境内) | |
11:00〜 18:00 | お祭り広場 |
正式にはお祭りは18日(金)からですが、前日の17日(木)19:00から『本社神輿神霊入れの儀』という行事が行われます。これは、神輿に御神霊(おみたま)を移す儀式です。とても厳かな儀式で普段は見ることができないので、興味のある方は足を運んでみてはいかがでしょうか ^ ^
さて、各日のスケージュールを載せましたが、色々な行事があってよくわからないですよね ^^;なので、それぞれの日で「これだけは見ておこう!」という見どころを紹介したいと思います!
主な見どころ
5月18日(金)
大行列(13:00〜)
初日の見どころは大行列です!
お囃子屋台・鳶頭木遣り・びんざさら舞・白鷺の舞などが行列を作り浅草の町を練り歩き、お祭りのオープニングを飾ります。奥ゆかしい衣装に身を包んだ芸妓さんは、本当に美しいですよ ^ ^
町を歩くルートは年によって違い、
- 西暦が奇数 → 東回り
- 西暦が偶数 → 西廻り
というふうに決まっています。
今年は西廻りということで、『浅草組合前~柳通り~千束通り~ひさご通り~浅草六区~雷門通り~雷門~仲見世~浅草神社』 のルートで町を歩きます!
※大行列は雨の場合は中止になります。なので皆さんで晴れを祈りましょう ^^;
びんざさら舞(14:20〜)
初日のもう1つの見どころは、びんざさら舞です!
「びんざさら」とは、チベット発祥の楽器で、竹を小さく割ったものを数十枚重ね合わせて、紐を通したものです。
↓こんなのです。
これをアコーディオンのように伸縮させることでサラサラと音を奏でます。
びんざさら舞は、この楽器を使った舞のことで、五穀豊穣を願う意味があるんだそうです^ ^
三社祭は、お神輿を担いで盛大に騒ぐというイメージがあるかもしれませんが、びんざさら舞は静寂の中で行われるので、とても神秘的な世界を味わえます。また、このびんざさら舞は、浅草の無形文化財に指定されているんですよ!
これから、始めるメインイベントの前に、これを見て心を落ち着かせておきましょう ^^;
こちらの動画で昨年度の様子がご覧いただけます。
とても厳かな雰囲気が伝わってきますよね!
当日は、けっこうな混雑が予想されますので、近くで見たい方はできるだけ早めに境内に入って、場所取りをしておくと良いと思います。^ ^
5月19日(土)
町内神輿連合渡御(12:00〜)
2日目の見どころは、何と言っても町内神輿連合渡御です!
このお祭りのメインとも言える行事で、浅草氏子44ヶ町の町内神輿約100基が登場します!浅草寺の裏本堂広場に集まった100基の神輿が、一基ずつ浅草神社でお祓いを受けた後、町へと繰り出していきます。
担ぎ手の威勢の良い掛け声に見ているこちらの気持ちも高まりますよ!
こちらの動画で昨年度の様子をご覧いただけます ^ ^
すごい迫力ですよね ^^;まさに「これぞお祭り!」という感じです。
ただ、あまり近づくと巻き込まれて怪我をする可能性もありますので、気をつけましょう。
また、動画をご覧いただいて分かる通り、とても混みます。当日は土曜日ということも相まって、本当に尋常じゃないくらい混みます笑 お財布などの貴重品はポケットに入れない方が良いかもしれません。それとお子様連れの方はくれぐれも手を離さないようにしてくださいね ^^;
5月20日(日)
宮出し・本社神輿各町渡御(6:00〜)
最終日の見どころは、宮出し・本社神輿各町渡御です!2日目ほど神輿は多くないですが、3基の大型の本社神輿が浅草の町を練り歩きます。3基の神輿には、浅草神社で祀られている、
- 土師真中知(はじのあたいなかとも)
- 檜前浜成(ひのくまはまなり)
- 檜前武成(ひのくまたけなり)
の三人のお御霊がそれぞれ移されています。
宮出し・本社神輿各町渡御の中でも、6:00から始まる「宮出し」は必見です!これは3日間の中でも最も盛り上がる瞬間かもしれません。
あまりに盛り上がる、というか激しいので、一般のお客さんはフェンスの外からしか見ることはできませんが、それでも熱気や迫力は十分に伝わってきますよ!
こちらの動画で昨年度の宮出しの様子をご覧いただけます^^
どうですか?^^;
激しすぎてちょっと危ないんじゃない?思ってしまうかもしれませんね笑
でも、それにしても皆さん随分と荒々しく神輿を揺さぶっていますよね。
実はこれ、「魂振り(たまふり)」と言って、神輿に乗っている神様の霊威を高めて、五穀豊穣や悪霊退散を願う意味があるんだそうです。
確かにこれくら激しいと悪霊も逃げてしまいそうですよね...^^;
お祭り広場(11:00〜18:00)
お祭りと言ったら屋台は外せない!という方もきっと多いですよね^ ^私も屋台が目的でお祭りに行くことも多いので、その気持ちとてもよくわかります笑
大丈夫です。三社祭にも屋台の出店がありますよ!
屋台が出るのは、主に仲見世通りから浅草神社にかけてですが、3日目だけは雷門から馬車道通りまでが「お祭り広場」という歩行者天国になり、そこで屋台が出るそうです^ ^なので、屋台の雰囲気をより楽しみたい方は3日目がオススメですよ!
屋台の営業時間は、お店によって異なりますが、だいたい20時くらいまでは営業しているそうです。
さて、各日の見どころを紹介したところで、次はお祭りの由来を解説して見たいと思います!そのお祭りのことを深く知れば、実際に行った時によりいっそう楽しめると思いますよ^^
三社祭の由来
先ほど説明した通り、浅草神社には
- 土師真中知(はじのあたいなかとも)
- 檜前浜成(ひのくまはまなり)
- 檜前武成(ひのくまたけなり)
という3人の神様が祀られています。
この3人は浅草寺を建てたと言われている人物で、3人の死後、彼らの子孫が3人の霊を神様として浅草寺に祀りました。で、3人の神様が祀られていることから、浅草神社は別名「三社大権現社」と呼ばれていたんです。
三社祭という名前は、この三社大権現社が由来になっていたわけですね^ ^
また、かつては浅草神社と浅草寺は同じものだったのですが、明治以降に神仏分離が行われたことで、それぞれが別のものとなってしまいました。浅草寺と浅草神社が同じ敷地内にあるのはそういう理由だったわけです!
ということは、現在は三社祭は浅草神社のお祭りですが、明治以前は浅草寺のお祭りとして行われていたということになりますね。うーん、ややこしい^^;
では、最後に会場へのアクセスと周辺の駐車場を確認しておきましょう!当日は大変な混雑が予想されますので、事前にしっかりと行き方を確認しておくことが重要ですよ^ ^
アクセス・駐車場
会場:浅草神社
住所:東京都台東区浅草2-3-1
電話:03-3844-1575 (浅草神社)
電車でお越しの場合は、
- 東京メトロ銀座線「浅草駅」1番出口から徒歩7分
- 都営浅草線「浅草駅」A5出口から徒歩7分
- 東武線「浅草駅」から徒歩7分
- つくばエクスプレス「浅草駅」A1出口より徒歩10分
になります。周辺にいくつか最寄駅があるので、アクセスしやすいですね^ ^
続いて、車でお越しの場合ですが、これはちょっとオススメできません...。
と言うのも、浅草神社って駐車場がないんですよね。また、お祭りのための臨時駐車場が設けられることもありません。さらに、お祭り当日は交通規制が行われるため、周辺道路は大混雑すると思われます。。
それでも、車で行くしかないという方は、会場から少し離れたコインパーキングを探して、そこに停めるのがオススメです。
地図に、周辺の駐車場を載せておきます。
最後に
いかがでしたでしょうか!
2018年、三社祭の
- 日程
- 見どころ
- 三社祭の由来
- アクセス
- 駐車場
について解説してみました^ ^初夏の風が気持ち良いこの頃、浅草神社で思いっきり盛り上がってみてはどうでしょう。
この記事が少しでも皆さんのお役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございましたm(_ _)m