アルバイト、就活、転職。
何にせよ、新しく仕事を始めるときは「履歴書」を書きますよね。
ただ、履歴書を書くにあたって、「学歴をいつから書けば良いか分からない」という方が、けっこう多いようです。
お気持ちわかります。
私もそうでしたので ^^;
学生時代のアルバイトや、新卒で就活していたときは、履歴書を書くのが本当に苦手でした。
就職指導の先生も言ってることがバラバラでしたし...。
というわけで本日は、
- アルバイト
- 就活(新卒)
- 転職
それぞれのケースで、学歴はいつから書いた良いのか解説していきます。
また、学歴を書く上での注意点についても最後に触れますので、そちらも合わせてご覧ください。
実は決まりはない?
はじめに結論を言いますと、明確な決まりはありません。
これは驚きですよね。
でも、だから人によって意見が違うわけですね・・・納得。
とは言え、決まりがないから「じゃあ、面倒くさいから最終学歴だけでいいや」というのはダメですよ ^^;
決まりはなくても、一般的な書き方というのはありますからね。
なので、「とりあえず、こう書いておけば間違いない」という書き方を紹介していきます。
学生のアルバイトの場合
まず、高校生や大学生のアルバイトですが、これは「小学生から書く」というのが一般的です。
その理由ですが、履歴書は基本的に「学歴」と「職歴」を同じ欄に書きます。
で、高校生や大学生の方って、職歴がないですよね。
なので、例えば高校卒業から書くと、空欄が多くてスカスカに見えてしまうんです。
というわけで、空欄を埋めるという意味で、小学生から書いておきましょう。
また、面接官と小学校が同じだと、そのことが面接の話題になったりもするので、やはり書いておいて損はありません。
※1つ注意点として、
- 小学校・中学校は「卒業」のみ書く
- 高校・大学は「入学」「卒業」どっちも書く
というのが一般的です。
なので、例えば高校生なら
大学生なら
このように書くと良いでしょう。
就活生(新卒)の場合
続いて就活生の場合ですが、「小学校」もしくは「中学校」から書くのが一般的です。
小学校から書いたら変じゃない?と思われる方もいるかもしれませんが、面接でマイナス要素になることはありません。
先ほども説明した通り、新卒の大学生は基本的に職歴がありませんよね。
なので、空欄を埋めるという意味で、小学生から書いて問題ありません。
ただ、アルバイトと比べると、面接での小学校の重要度は下がりますので、書かなくても大丈夫です。
つまり、これに関してはどちらでもオッケーです ^^;
※1つ注意点として、アルバイトの履歴書では最後の行を「在学中」としましたが、新卒の場合は「卒業見込み」とします。
転職の場合
最後に転職の場合ですが、このときは「中学高」か「高校」から書きます。
理由はこれまでと全く同じで、転職される方は、職歴がありますよね。
なので、学歴を長々と書いて、職歴が書けなくなってしまうのはマズイわけです ^^;
転職の面接では、学歴よりも「卒業してからどんな仕事をしてきたか?」の方が重要視されますので、きちんと職歴を書くスペースを残しておきましょう。
また、中学校と高校の使い分けですが、
- 職歴が沢山ある → 高校卒業から
- 職歴がそんなにない → 中学卒業から
このように区別すると良いと思います。
例えば職歴が少ない場合は、以下のように中学卒業から書き始めると良いですね。
学歴を書く上での諸注意
「学歴はいつから書くか?」について説明しましたので、次は実際に書く上での諸注意を紹介したいと思います。
主に以下の5つです。
- 最初の一行目は「学歴」と書く
- 学校名は正式名称で書く
- 学校名を省略しない
- 大学は学部・学科まで書く
- 年号は統一する
最初の一行目は「学歴」と書く
学歴・職歴の欄の一行目には「学歴」と書きましょう。
意外と忘れてしまうことが多いです ^^;
また、「学」と「歴」の間を1マス開けると、全体的に見栄えが良くなりますよ。
学校名は正式名称で書く
学校名は正式名称で書きましょう。
例えば、
- ×悪い例 神奈川県立〇〇高校
- ○良い例 神奈川県立〇〇高等学校
など。
学校名は省略しないで書く
学校名は省略せずに、書きましょう。
例えば、
- ×悪い例 同校 卒業
- ×悪い例 〃 卒業
- ○良い例 神奈川県立○○高等学校 卒業
など。
私はこのミスを何度もしていました ^^;
つい書くのが面倒くさくて「同校」や「〃」で済ませてしまうんですよね。
ただ、実際にはこれ、とても失礼なようです。
以後、気をつけます(←...。)
大学は学部・学科まで書く
これは基本的なことですね。
- ×悪い例 〇〇大学 入学
- ○良い例 〇〇大学△△学部□□学科 入学
年号は統一する
履歴書を書くときは、年号は西暦(2018)、和暦(平成30)どちらでも良いことになっています。
ただし、どちらか片方に統一しましょう。
また、数字の後に「年」「月」などの漢字を書く必要はありません。
くれぐれも経歴詐称は止めましょう...。
最後に、経歴詐称についてのお話を少しさせていただきます。
と言うのも、今の時代って転職活動が割と当たり前なので、履歴書を書く機会も多いです。
で、どうも経歴詐称をされてる方が、少なからずいるようなんですよね ^^;
例えば、
- 働いてもすぐに辞めた
- 入社と退社を何度も繰り返した
- 資格が少ない
- ブランク(空白期間)がある
こういった経歴があると「面接に不利かも...。」と思い、ついつい嘘を書いてしまうんですよね。
具体的には、
- 退職日を偽る
- 持っていない資格を書く
- いくつかの職場を1つにまとめる
- 中退を卒業と書く
など。
お気持ちはわかります。
私も褒められた経歴ではないので ^^;
ただ、こういった嘘はきっとバレてしまいますし、バレた後も大変なことになります。
これに関しては、以下の記事で詳しく解説していますので、見てみてください。
履歴書に嘘の職歴を書いたらバレる?もしバレたらどうなるの!?
まとめ
履歴書の学歴はいつから書くの?について解説しました。
最後にもう一度まとめますと、いつから書くのか明確な決まりはない。
ただし一般的には、
- 学生のアルバイトの場合・・・「小学校」から
- 新卒の場合・・・「小学校」もしくは「中学校」から
- 転職の場合・・・職歴の多さによって、「中学校」もしくは「高校」から
でしたね。
「決まりがない」というのは、やや腑に落ちないかもしれませんが、ここで紹介した書き方ならまず問題はありませんので ^^;
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。