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お正月遊びの由来・意味はこれ!凧揚げ、福笑い、すごろくなど

投稿日:2017年9月23日 更新日:

皆さん、毎年お正月はどのように過ごしていますか。

昔は、親戚の家に集まって福笑いやすごろくをしたり、近所のお友達と凧揚げをしたりしましたが、今ではそういう光景は随分少なくなったように思います。

しかし、どんなにテレビゲームやスマートフォンが発達しても、日本の伝統的は遊びは忘れたくないものですよね。

今日は、福笑いや凧揚げと言った、日本のお正月遊びの由来や意味を紹介しようと思います。

その歴史の深さ、奥深さを知り、興味を持っていただけたら嬉しいです。

凧揚げ


かつては、冬休みになると子供たちがあちこちで凧揚げをしている光景をよく目にしました。

近所の玩具屋や駄菓子屋には、たいてい凧が売っていたのをよく覚えています。

今は駄菓子屋すらほどんど見なくなってしまいましたが、、、

凧揚げは、もともと年の初めに両親が男の子の出生を祝い、その無事な成長を祈る儀礼として行われていたものです。

また、子供自身にとっても、願いごとを凧に乗せて「天まで届ける」という意味もあったそうです。

凧揚げの始まりは中国で、もともとは軍事目的で使われていました。

それが貴族の遊戯として平安時代に日本に伝わり、江戸時代に一般庶民にも広がり大人気となったのです。

凧といえば、高く揚げて楽しむものだと思いがちですが、見た目の美しさや滞空時間を競う大会もあったりします。

また、凧同士をぶつけ合ったり、相手の凧に絡みつけて糸を切ってしまう「けんか凧」という文化まであるから驚きです。

ちなみに、「凧(たこ)」の呼び方も地方によって異なります。

地域ごとの凧の呼び方
東京たこ
関西いか
長崎はた
東北てんぐばた
群馬・長崎たか
中国地方たつ

すごろく


すごろくと言うと、4人くらいで順番にサイコロを振ってコマを進めていく遊びを想像しますよね。

ところが、もともとは盤を挟んで2人で対戦する遊びでした。

これは「盤双六(ばんすごろく)」と呼ばれていて、私たちの知るすごろくは「絵双六(えすごろく)」と呼ばれています。

今では、すごろくと言ったら「絵双六」を指しますが、昔はどちらも「すごろく」と呼ばれていたため、度々混乱が生じていました。

盤双六は、イメージ的には囲碁や将棋に近い感じですかね。

簡単にルールを説明しますと、お互いにそれぞれ15個の石を持っていて、サイコロの出た目に合わせて石を相手の陣地へ動かしていきます。

そして、先に全ての石を相手の陣地に移動させた方が勝ちです。

本当にざっくりした説明ですが、だいたいこんな感じです。

奈良時代に中国から日本に伝わり、貴族の間で盛んに行われました。

その後、室町時代には一般庶民の間にも広まります。

運の要素が非常に大きい遊びであるため、賭博に用いられることもありました。

そして、江戸時代の後期に衰退していき、それから「絵双六」が発展していったのです。

現在は、「絵双六」もほとんど遊ばれることがなくなりましたが、「人生ゲーム」や「モノポリー」などに形を変えて残っていると言われています。

福笑い


お正月遊びの代表といえば、やはり福笑いではないでしょうか。

とは言いつつ他の正月遊びと比べると、福笑いはあまりしないような気がしますが、、、

実は、福笑いはその起源が明らかになっていません。

江戸時代後期に遊ばれ始め、明治にはお正月の遊びとして定着していたようですが、いつどんな目的で始められたかは、全くもって不明なのです。

お正月遊びの代表格が、実は謎の遊びだったというのはなんとも驚きです。

ただ、福笑いというのは、出来上がった可笑しな顔をみんなで笑って楽しむものなので、「笑う門には福来たる」とあるように、一家の幸福を願って行われていたのではと推測できます。

羽根つき


女の子の正月遊びと言ったら、羽根つきですね。

これも、今ではすっかり見なくなってしまいましたが、実は羽根つきには厄除けの意味があるのをご存知でしたか?

羽根つきの羽には「無患子(ムクロジ)」という植物の種が付いています。

これは「子供が患うこと無く育ちますよう」にと、無病息災や厄除けの願いを込めるためです。

また、羽を打つ様子が、トンボが蚊を食べているように見えるため「子供が蚊に刺されませんように」との願いも込められています。
※羽根つきが盛んだった戦国時代は、子供が蚊に刺され病気になることがとても多かったです。

このように、羽根つきは厄除けや子供の無病息災を願いながら、できるだけ長く打ち合います。

そして、どちらかが落としてしまった場合には、その人の顔に墨を塗っていました。

これは、鬼の嫌いな黒い色を塗ることで、厄除けの意味があります。

かるた


日本では、平安時代に「貝合わせ」という遊びがありました。

これは、床に並べられた貝の中から模様の合う組み合わせを見つけるというもので、現代のかるたと言うよりは、トランプの「神経衰弱」に近い遊びでした。

その後、室町時代に来航したポルトガル船が伝えた「うんすんかるた」というカードゲームが、この「貝合わせ」と結びついて、今のかるたが誕生したと言われています。

ちなみに、かるたという名前はポルトガル語が由来となっていて、カード(card)→カルタ(cart)と変化したものです。

今は、一言でカルタと言っても、定番のいろはカルタの様に「犬も歩けば棒に当たる」と言ったことわざを使ったものや、歌カルタと呼ばれる百人一首、花札など、実に様々なものがありますね。


いかがでしたでしょうか。

正月遊びの中でも有名なものをいくつか紹介してみました。

今年のお正月は、昔ながらの伝統的な遊びを楽しんでみるのも良いですね。

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