こんにちは、海外旅行が大好きな管理人のくまです!
海外に行くということは当然飛行機に乗るわけで...。実は私、今でこそすっかり乗り慣れましたが(と言うかむしろ好き)、昔は本当に飛行機が苦手だったんですよね^^;
小さい頃に家族で沖縄に行った時に、あまりの恐怖に機内で号泣したのをよく憶えています。
その後もできるだけ飛行機は避けていたのですが、社会人になり夢だった世界一周に出発して飛行機に乗りまくった結果、いつの間にか恐怖心を克服していました。
で、なんで克服できたのかなあと考えたら、ある1つのことに気が付いたんです。
というわけで本日は、私がどのように飛行機の恐怖を克服したのかをお話したいと思います。昔の私のように「飛行機に乗るのが怖くて仕方ない」という方々の参考になりましたら幸いですm(_ _)m
飛行機に対する恐怖心を克服するために必要なこと
まず結論を申しますと、飛行機に対する恐怖心を克服する方法として最も大切なのは、
飛行機について徹底的に知ること
だと思っています。
おそらく昔の私を含め、多くの人が飛行機に対して感じている恐怖って「墜ちないと分かっているけど、もしかしたら...」ではないでしょうか。
で、この『墜ちないと分かっているけど』の部分を、どの程度具体的に分かっているかがポイントになると思うんですよね。
当時、まだ飛行機に対して恐怖心を持っていた私は、友人とこんな会話をしました。
今にして思えばこの他にも、
- テレビで飛行機事故の映像を見た
- 知人から怖い体験をした話を聞いた
なども、恐怖を感じる理由としてあげられますが、ひとまず飛行機がいかに安全な乗り物であるか、そしていかに死亡事故が起こる確率が低いかを知れば、不安はかなり和らぐと思いますよ^ ^
ということで、今からそれをご説明していくわけですが、その前にそもそもなぜ飛行機が空を飛べるのかを簡単に見ておきましょう!
飛行機が飛べる理由を簡単に説明!
重さ350トンにもなる金属のかたまりが空を飛べるのは、ズバリ
- ジェットエンジンによる推進力
- 翼によって生まれる揚力
の2つが作用しているからです。
皆さんも一度は見たことがあるかと思いますが、飛行機に翼の部分にこんなのが付いていますよね。
これは「ジェットエンジン」と呼ばれるもの。ここから大型トラックを吹き飛ばすほどの空気が放出され、飛行機は一気に時速250km〜300kmという速度にまで加速します。
ですが、ただ速いだけではもちろん空を飛べません。もう一つの鍵は翼です。
こちらは、ご存知ない方も多いかと思いますが、飛行機の翼ってこのように下側は平らで上側は丸みを帯びた形状をしているんです。
ですので、翼の上と下では空気の流れが違うわけですが、上側の方が流れが速いという特徴があるんですよね。
そして、こうした流れの速さに差があるときに、物体を流れの速い方へ押し上げる力が働きます。
この力こそが揚力です。
つまり、飛行機ってジェットエンジンによってある程度の速度に達したら、あとは揚力によって嫌でも飛べちゃうということなんですよね^^;
まあ、『嫌でも飛べちゃう』というのは少し語弊があるかもしれませんが、要は飛ぶこと自体は全然不思議じゃないということです。
実際のところ、飛行機が怖くて仕方なかった頃の私は「なんで飛行機って飛べるの!?」と不思議で仕方ありませんでしたが、ある程度その仕組みについて知った今は、「まあ、そりゃ飛ぶわな」と思えるようになりました。笑
では、飛行機が飛ぶ仕組みが簡単にわかったところで、次はいかに安全な乗り物かを見ていきましょう〜
これを知れば安心!飛行機はまず落ちない!
先ほどの説明で飛行機が飛ぶのに必要なのは、
- ジェットエンジンによる推進力
- 翼によって生まれる揚力
の2つだと分かりましたね!
ということで、エンジンもしくは翼にトラブルが発生した場合はどうなってしまうのか、そして多くの方が恐怖を感じるであろう「飛行中の揺れ」はどの程度影響を及ぼすのか説明していきたいと思います!
飛行機はたった1つのエンジンでも飛べる!
まずは、推進力を生み出すジェットエンジンから。
やはり心配になるのは「空中でエンジンが故障したら墜落しちゃうんじゃ...」だと思います。たしかに、エンジンが故障したら推進力を失い墜落してしまう気がしますよね。
ですが実際のところ、これはほとんど心配いりません。
まず、一般的な飛行機にはジェットエンジンが2つもしくは4つ搭載されているのですが、最悪1つだけになっても普通に飛べるんだそうです。
いやー、私もそう思っていたんですけど全然問題ないようですよ!多少、操縦に影響はあるようですが、何よりパイロットはこういう状況の訓練もしっかり受けているので心配には及ばないみたいですね^^;
「でも、さすがに全てのエンジンが止まったら終わりよね...」と、こんな声が聞こえてきそうですが、もしそうなった場合でも大丈夫。
実は飛行機って仮に全てのエンジンが停止したとしても、バラグライダーのように滑空しながら安全に着陸できてしまうんです。
実際に「エアトランサット236便滑空事故」のケースでは、空中で燃料切れを起こし全てのエンジンが停止してしまいますが、それから120kmを滑空し無地に空港に着陸しています。
むしろ、空港に近づいたときにはまだ高度が高すぎたので、滑走路の手前で旋回を繰り返したほどだとか。
ですので、エンジンが止まったからといって真っ逆さまに墜落なんてことはないんですよ。まあ、そもそも全てのエンジンが止まる確率って、10億時間飛んで1回あるかどうからしいので、まず心配する必要はないですけどね^^;
飛行機の翼って折れたりしないの!?
続いて気になるのは「翼」。
私は窓側の席に座ることが多いのでたまに視界に翼が入るのですが、そんな時「これ、もしボキッとか折れたら終わりだよなぁ...。」とよく想像していました。
なんと言いますか、飛行機の翼ってどうも頼りなく見えてしまうんですよね。特にギシギシ揺れているときなんか、「えっ、これ本当に大丈夫なの!?CAさん呼んだ方が良くない(汗)」と、何度冷や汗をかいたことか...。
ですが、実際のところ飛行機の翼はまず折れることはありません。と言いますのも、あの翼めちゃくちゃしなるんですよねぇ^^;
ひとまず、こちらの動画を見ていただけたら、翼が折れるかもという心配は吹き飛ぶかと思います。
どうでしょう。かなりしなっていますよね!しなり具合は機体よって変わるのですが、だいたい90°くらいまで耐えられるそうです(汗)
おそらく普段の飛行中にここまで曲がってるところって、まず見たことがないですよね。つまり、これまで私が心配していた程度の曲がり具合であれば、飛行機にとっては全く問題ないということなんです。
飛行中の揺れは全く心配いらない!
おそらく多くの人が「飛行中の揺れ」に対して、少なからず恐怖を感じるのではないかと思います。私も以前、ヨーロッパへ向かう飛行機の中で、気流の乱れかなんかでも物凄く揺れた時は生きた心地がしませんでした^^;
ですが、こうした揺れは全く問題ありません。
まず、前提として
- 気流が乱れているとき
- 雲の中を飛ぶとき
などは、揺れて当たり前ということ頭に入れておきましょう。決して思わぬアクシデントに遭遇しているわけではなく、普通によくあることなんです^^;
そうですよね、よく分かります。
そんな不安な気持ちなったときは、CAさんを見てみると良いかと思います!きっと、全く動じずに笑顔で仕事をしているはずですよ^^
もちろん、そうい振うる舞いをするように言われているのだと思いますが、それでもあの「全然何てことない」と言わんばかりの雰囲気を見ると、かなり安心できましたね笑
実際のところ、CAさん曰く「飛行中の揺れは、車が砂利道を走っているようなもの」だそうです。
そう聞くと、一気に恐怖心が消えていきませんか?^^
車が砂利道を走れば揺れるのは当然ですし、だからと言ってその揺れに対してパニックを起こすことなんてまずないですよね。それと同じで、飛行機が多少ガタガタ揺れようが、全く問題にはならないということなんです!
さて、ここまで飛行機について
- エンジントラブルが起きても普通に飛べる
- 翼が折れることはまずない
- 飛行中の揺れは全く問題なし
の3つを解説してきました!これらを知っただけでも、飛行機に対する恐怖心はだいぶ軽減されたのではないでしょうか。
ということで、お次はいかに飛行機事故が起こりにくいか確率の観点からご説明したいと思います^^
衝撃!飛行機事故の起こる確率が、想像を絶するほど低い
皆さんも一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、
飛行機は最も安全な交通手段
なんて言われますよね。これはつまり、飛行機は他の乗り物と比べて事故に遭う確率が少ないということなのですが、では実際にどれくらいの確率なのでしょうか。
これはに関しては、アメリカの国家運輸安全委員会がデータを示していて、飛行機に乗っていて死亡事故に遭遇する確率は...
なんと、0.0009%。そして、さらにアメリカの航空会社に限定すると、その確率は0.000034%...。
日本の航空会社は、アメリカに比べて安全性の面で対して劣っていないので、「JAL(日本航空)」や「ANA(全日空)」を利用するときもこの確率で考えてよいのではないかと思います。
まあ、たしかにそうですよね^^; では、これがどれくらい低い確率なのか分かりやすく言いますと、
毎日1回飛行機に乗って、8200年に一度遭うか遭わないか
です(汗)
どうでしょう。想像を絶するほど低い確率であることがお分かりいただけたかと思います。ちなみに、交通事故で死亡する確率は0.03% だそうなので、航空事故よりも遥かに確率が高いことが分かりますね。
ですので、パイロットの方々は飛行機事故の心配よりも、空港に向かうまでの電車や車の事故の方が心配なんだそうですよ。まぁ、確率から考えれば当然のことなのかもしれませんね^^;
「飛行機事故も怖いけど、それよりもテロの方が怖い」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
ですが、このテロの遭う確率は、アメリカの統計学者が計算したところ約1655万3385フライトに1回だったそう。これは先ほど、死亡事故が起きる確率よりも遥かに低いです。
とは言え、近年の世界情勢を考えると心配になる気持ちはとても分かりますが...。
さて、飛行機に対する恐怖心を克服するために知ってほしいことをお話ししてきました。ただ、これらのことを知っても完全に恐怖心が消えない方も、もちろんいるかと思います。
ということで、最後にいざ飛行機に乗った時に少しでも気持ちを落ち着かせる対策をご紹介しますね。
少しでも気持ちを落ち着かせるために機内でできる対策!
まず、私が最もオススメする方法は、
- 映画を見る
- 音楽を聴く
の2つ。
長時間のフライトであれば各座席にモニターが付いているので、それで映画を見ることができます。そして、映画を見飽きたらスマートフォンなどで音楽を聴く。
私はこの方法で、飛行機が苦手な時代を乗り切っていましたね^^;
また、映画や音楽にあまり興味がない方は、旅行先のガイドブックを読むなんて言うのもオススメですよ。要は、辛い時にはできるだけ楽しいことを考える作戦ですね!
(ただ、この方法は仕事で飛行機に乗る方は使えませんが...)
それから、ちょっと変わった方法でいうとCAさんと会話するのも良いかと思います。
先ほどもチラッと言いましたが、CAさんってどんな時にも常に落ち着いているので、見ているだけで恐怖心が和らぐんですよねぇ。
ですので、「今少し揺れていますけど、大丈夫でしょうか?」「目的地まであとどれくらいですか?」など聞いてみると、ほぼ間違いなく優しく答えてくださるので、きっと気持ちが落ち着くかと思いますよ^ ^
ちなみに、私の友人は「怖いときは寝るに限る」と言っていましたが、個人的には正直本当に怖いときはハッキリ言って寝られませんでしたねぇ。まあ人によるのかもしれないですが^^;
いくつか対策をご紹介しましたが、それでも症状の重い方は前日から憂鬱になったり動悸がする場合もあるかと思います。そんな時は、やはり病院で安定剤なり睡眠薬などを処方してもらうのが良いかもしれません。
最後に
いかがでしたでしょうか。飛行機に対する恐怖心を克服する方法をご説明してきました。
最後にもう一度要点をまとめますと、
具体的には、飛行機がいかに安全な乗り物であるか、そしていかに航空事故の確率が小さいか知ることが重要。
それらについて本日説明した内容は、
- エンジントラブルが起きても普通に飛べる
- 翼が折れることはまずない
- 飛行中の揺れは全く問題なし
の3つ。
そして、飛行機による死亡事故が起きる確率は、約0.000034%と極めて小さい。
ということでしたね。
冒頭でもお話ししました通り、私も昔は飛行機が怖くて怖くて仕方ありませんでした。
ただ、飛行機がいかに安全かを知った今では、むしろ空からの景色を楽しんだり各社のサービスを比較してみたりと、空の旅を楽しんでいます。
ですので、この記事を読んで少しでも皆さん恐怖心が和らぎ、そして飛行機を楽しめるようになっていただけたら幸いですm(_ _)m
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。