こんにちは!お賽銭を入れるときに、財布に5円玉がないと焦ってしまう管理人です(^^;
年に一度の初詣や旅行で地方の神社に訪れたときなど、お賽銭を入れる機会って度々ありますよね。で、そんな時いくらくらい賽銭箱に入れいていますでしょうか。
- 縁起から良いから5円玉を入れる
- 大きなお願い事をしたいからお札を入れる
- 語呂合わせで入れる
など、人によって様々かと思います。
ただ、実際のところお賽銭にふさわしい金額ってあるのかな?と疑問に思ったんですよね。また、多ければ多いほど良いのだろうか、とも。
そこで、今一度お賽銭の意味から調べてみたところ、盛大な勘違いをしていたことに気がつきました(汗)というわけで本日は、お賽銭の金額の本当の意味を解説したいと思います!
お賽銭はいくら入れれば良いのだろう?と疑問に思っている方、ぜひ最後までお付き合い下さいね〜
お賽銭の金額でゲンを担ぐのは全く意味なし!
えーと、まず初めに確認なのですが、おそらく多くの方が
- 神様に願いを叶えてもらうためにお賽銭を入れる
- 願いの大きさ=金額の大きさ
のような認識を持っているじゃないかと思います。
私自身、「ご縁があるから」という理由で普段から5円玉を入れていますし、受験や就職などの大きなお願いをするときは5円玉を10枚くらい入れていました(←入れ過ぎかな笑)
ただですね...実際のところこうした語呂合わせと言いますか、ゲン担ぎって意味ないんですよねぇ。
なぜなら、
お賽銭は神様への感謝の気持ちを表すものだから
です。
お賽銭は「お願い」ではなく「感謝」のためのもの!
今でこそお賽銭といえばお金を入れるのが当たり前ですが、かつては
- 海の幸
- 山の幸
- お米
- お酒
などが一般的でした。
その一年、稔りをもたらしてくれた神様に対して、こうしたものを感謝の気持ちとしてお供えするわけですね^^
その後、貨幣の流通とともにお賽銭として「もの」を供えることはなくなりましたが、それでもお賽銭自体の意味は変わっておらず、それは『感謝』です。
ある年の初詣に「この一年、健康で過ごすことができますように」とお願いしたとします。
そして、実際に大きな病気にかかることなく無事に一年過ごすことができたら、その感謝の気持ちとして次の初詣のときにお賽銭を入れるのです。
その通りです!なので、きちんと感謝の気持ちを持っていれば、金額は1円でも50円でも500円でも何も問題ないんですよ。
むしろ、神様に感謝すべきときに
- 今年はご縁があるように5円玉を入れよっ♪
- 受験番号が「111」だから111円入れる!
- 年内にアメリカ旅行したいから米ドル入れるぜ〜
などを考えるのは若干ズレているんです...。まぁ私自身、このことを知るまでは毎年のようにズレていましたけどね笑
あっ、ただ1つ勘違いしないでいただきたいのは、お願いをすること自体は全然OKですよ!感謝の気持ちを持ってお賽銭を入れた後に、その年のお願い事をしましょう。
そして、願いが叶ったら来年の初詣のときにきちんとお賽銭を入れましょうね^ ^
さて、ここまでお賽銭を入れる本当の意味を解説してきましたが、それでもやはり「縁起の良い金額を入れたい〜」という方もいらっしゃるかと思います。日本人は特に風水や占いとかそういう類のものが好きですからね(^^;
ということで、「巷では一応こういう語呂合わせがありますよ」というのをご紹介したいと思います。
お賽銭の語呂合わせ!良い意味・悪い意味をサクッと確認!
まず縁起の良いお金は何と言っても5円玉です。理由は言うまでもなく「ご縁があるから」ですね。
また、穴の空いているお金は「先が見通せる → 先の見通しが良い」ということでも、縁起が良いそうですよ!
ただし!
そんな縁起の良い5円玉ですが、入れる枚数によって色々と意味が変わってくるんです。ということで、それを一覧でご紹介させていただきますね♪
- 10円(5円玉 × 2枚 )・・・重ね重ねご縁がありますように
- 15円(5円玉 × 3枚 )・・・十分ご縁がありますように
- 20円(5円玉 × 4枚 )・・・良いご縁がありますように
- 25円(5円玉 × 5枚 )・・・二重にご縁がありますように
- 30円(5円玉 × 6枚 )・・・安定と調和のとれたご縁がありますように
- 35円(5円玉 × 7枚 )・・・再三ご縁がありますように
- 40円(5円玉 × 8枚 )・・・末広がりにご縁がありますよに
- 45円(5円玉 × 9枚 )・・・終始ご縁がありますよに
- 50円(5円玉 × 10枚 ) ・・五重の縁がありますように
- 55円(5円玉 × 11枚 ) ・・いつでもご縁がありますように
- 105円(5円玉 × 21枚 )・・十分にご縁がありますように
- 115円(5円玉 × 23枚 )・・いいご縁がありますように
- 125円(5円玉 × 25枚 )・・十二分にご縁がありますように
- 485円(5円玉 × 97枚 )・・四方八方からご縁がありますように
いやぁ、私も驚きましたよ。よくこんなに考えついたなと(^^;
特に一番の下の語呂合わせは97枚という枚数にも驚きですが、「四方八方からご縁がありますように」というのもなんか欲を出しすぎじゃないですかねぇ。笑
と、まあいろいろとツッコミどころのある語呂合わせなのですが、さらに驚いたのは5円玉を使っても枚数によっては悪い意味になる場合もあるということです...。
それがこちら↓
- 65円(5円玉 × 13枚)・・・ろくなご縁がない
- 75円(5円玉 × 15枚)・・・泣くようなご縁、なんのご縁もない
- 85円(5円玉 × 17枚)・・・やっぱりご縁がない
- 95円(5円玉 × 19枚)・・・苦しいご縁にあう
どうでしょう。これに関しても「いやぁ、よく考えたなあ」くらいにしか思わないのは私だけでしょうか(^^;
また、5円玉以外でいうと例えば...
10円玉は「遠縁」と読めるので、縁を遠ざけてしまうからお賽銭に向かない
500円玉は「それ以上の硬化(効果)がない」という理由からお賽銭に向かない
などもあるようです。
まぁ、この語呂合わせを要約するとそんな感じです(^^;
ただ、先ほどから何度も言っているように、お賽銭の本当の意味は神様へ感謝ですので、語呂合わせの内容が全て「〜でありますように」とお願い事になっているのは、そもそもおかしいんですよねぇ...笑
実際ところ、神社側としてもこの語呂合わせには否定的な意見を持っているようで、例えば日本三大大社の1つ『出雲大社』のHPにはこのような記載がありました。
Q.お賽銭の金額は決まっていますか?
A.お賽銭を5円にすると「ご縁がある」とか、「二重にご縁があるように」と25円、「始終ご縁があるように」と45円、「これ以上の硬貨(こうか=効果)はない」と500円などと、ガイドの方がおもしろおかしく話を作って案内されるのを聞くことがあります。 これは、まったく根拠のないおもしろおかしくしようとの“ためにする”語呂合わせにすぎません。大切なのは神様に対して真摯な気持ちでお祈りをし、その気持ちをもって日々の生活を送ることです。祈りの心はお賽銭の金額によって、まして変な語呂合わせで左右されるものではありません。
見事なまでに語呂合わせを全否定してらっしゃいますね。というか、文章に若干の怒りを感じるのは気のせいでしょうか(^^;
とはいえ、神社がこのような回答を下さっているので「一応こんな語呂合わせもあるんだなあ」と知った上で、最終的にはそれを意識することなく、自分の思った金額を入れれば良いと思いますよ!(10円玉でも500円玉でも)
さて、お賽銭の語呂合わせについて解説してきましたので、最後に参拝の作法をご説明したいと思います。
語呂合わせは無視しても良いですが、この作法は非常に大切なので不安な方はチェックしておきましょうね!
参拝の作法は二礼二拍一礼!賽銭は鈴を鳴らす前!
それでは参拝の手順をご説明します!
1. 神前に進み姿勢を正して軽く一礼
2. お賽銭を納める
3. 鈴を鳴らす
4. 2回深くお辞儀をする【二礼】
5. 両手を胸の前で2回打ち合わせる【二拍】
6. 両手を合わせたまま心を込めてお祈りをする
7. 最後にもう一度深くお辞儀をする【一礼】
注意点としては、お賽銭を入れてから鈴を鳴らすという順番ですかね。実は私、今まで先に鈴を鳴らしてからお賽銭を入れていたんですよねぇ...(は、恥ずかしい)。
それからお賽銭を入れるときに、思いっきり投げるのはNGです!初めの章でお話しした通り、お賽銭とはお供えものですので、投げるにしてもそっと放るようにしましょう。
また、神社によっては二礼二拍一礼ではなく二礼四拍一礼のところもあるので、その都度確認するなり、周りの人の動きを見るなりして臨機応変に対応してくださいませ(^^;;
ちなみに、二礼二拍一礼の一連の流れはこちらの動画がとても参考になりますよ!参拝に行く前に一度チェックしてみてはどうでしょうか。
最後に
いかがでしたでしょうか。お賽銭の金額の意味について解説してきました!
これまで縁起が良いからと5円玉を入れたり、自分なりの語呂合わせで金額を決めていた方も多いかと思います。ただ、この記事で何度も繰り返している通り(←さすがにしつこいかな)、お賽銭とは神様への感謝の気持ちそのものです!
たしかに、「縁起の良い金額なら願いが叶いやすいも!」と欲が出てしまうのも分かりますが、それ以上に日頃から神様がもたらしくれる福にきちんと感謝したいものですね^^
と、偉そうなことを言っていますが、私も去年までは何も考えずに5円玉を放り投げていましたので、今後は気をつけいたいと思います(汗)
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!参考になりましたら幸いです。