花火に海水浴にBBQと、夏はとにかくイベント盛りだくさんですが、中でも私が今年特に楽しみにしているのがペルセウス座流星群!
- しぶんぎ座流星群
- ふたご座流星群
と並んで三大流星群に数えられているんですよ。
日本では年間を通していろんな流星群が見られますが、中でもペルセウス流星群は1,2位を争うほど流れ星が見られるんです!その数なんと1時間に40〜60個!
参考までに昨年の動画をご用意しました。
私はなかなか機会に恵まれず一度も見たことがなかったので、『今年こそは是非ペルセウス座流星群を見てみたい!』そんな思いから今年のペルセウス座流星群を観測するのに最適な
- 日付
- 時間帯
- 場所
- 方角
を徹底的に調べてみました。
本日は私が調べた結果をシェアしたいと思います!どうぞ最後までお付き合い下さいね〜
ペルセウス流星群 in 2019!ベストな日付・時間帯は?
ではさっそく結論から申しますと、今年のペルセウス座流星群を見るのにベストな日付・時間帯はこんな感じです↓
地域 | 日付 | 時間帯 |
---|---|---|
東京 | 8月13日(火) | 2時30分〜3時30分頃 |
大阪 | 8月13日(火) | 2時50分〜3時50分頃 |
福岡 | 8月13日(火) | 3時15分〜4時10分頃 |
※その他の地域については後述します。
ペルセウス座流星群は毎年7月17日〜8月24日が活動期間で、中でも極大(活動のピーク)を迎える8月13,14日付近が最も多く流れ星を観測できます。
今年は13日の16時が極大のピークですので、狙い目は13日の未明。(ピークが未明だったら最高なんですけど...)
で、例年であれば21時頃から未明までと、比較的長い時間観測できるはずなのですが...
その原因はズバリ、月です。
今年のペルセウス座流星群は月のせいでイマイチかも...
なんとなく想像できるかと思いますが、空に月が出ているとその光が邪魔で星が見えにくいですよね。ですので、流星群を観測する上でも、星の有無は非常に重要なのですが...
残念ながら、今年のペルセウス座流星群のピークの時期はほぼ満月です。
ちなみに去年はちょうど新月だったので、観測するには最高の日だったみたいですよ。(1年前に戻りたい...)
ただ、せめてもの救いは『ほぼ満月』ということ。これがもし完璧な満月であれば、夜の間はずっと空に月があり、そして月が沈むと同時に日が昇り始めます。(つまり星空観測が困難)
ですが、ほぼ満月(一部欠けている)ということであれば、月が沈んでから日が昇るまでに少しだけ時間があるんです!
その通りです^^
空に月が出ているからと言って、絶対に流星群が見られないとも限りません。
ペルセウス座流星群は、単に流れ星の数が多いだけでなく
- 流れている途中で光が増す
- 火球(通常よりも明るい流れ星)が流れる
などの特徴があるんです。
ですので、たとえ月が出ていてもこうした明るい流れ星であれば、見られる可能性はありますよ!
とは言え、せっかく年に一度の流星群ですから、月の出ていない最高の状態で観測したいものですよね。
ということで、先ほどは東京・大阪・福岡の3か所しかベストな時間帯をご紹介していないので、その他の地域についても解説したいと思います〜
自分の住んでいる地域のベストな観測時間帯を知ろう!
ではさっそく解説していくわけですが、さすがに47都道府県を全て載せるのは大変ですので、簡単にベストな時間帯が分かる方法をお伝えしますね。
ポイントは月が沈んでから明るくなるまでの間です。
まず、こちらの「各地のこよみ」というページにアクセスしてください。
そうしたら、ご自身がお住いの地域を選んで下さい。今回は試しに北海道(札幌)を選んでみますね。
そしたら、まず「08月の月」を見てみます。
そして、極大日である8月13日の月の入時刻(月が沈む時間)を見てみると...
↑札幌では2時00分に月が沈むことが分かりましたね!
そしたら少し戻って、今度は「08月の太陽」を見ます。
そして8月13日の日の出時刻を見てみると...
4時37分に日が出ることが分かりました!
少し違います!
たしかに日の出は4時37分なのですが、その前からすでに空は明るくなっています。具体的に言うと星空を観測できるのは日の出の1時間半前まで。
つまり、4時37分の1時間半前は3時17分ということで、北海道(札幌)でのベストな時間帯は2時00分〜3時17分ということになりますね!
こんな感じで、皆さんもご自身の地域の最適な時間帯を調べてみてください^^
極大日の次に流れ星が観測しやすいのはその前後の日。
ただし、14日は月の入り時刻が1時間遅くなるため観測は難しいです。(日の出時刻はほぼ同じなので)
反対に12日は月の入り時刻が1時間早いので、より長い時間観測することができます。というわけで、もし13日の都合が悪い場合には12日に観測しましょう。
ただし、極大日から離れるほど流れ星の数は少なくなってしまいます...。
さてさて、観測に適した時間帯がわかったところで、最後にどんな場所でどの方角を見れば良いのか解説しますね〜
ペルセウス座流星群を観測するのに適した場所・方角!
まず、観測に適した場所からですがこれは...
とにかく光が少ない場所
これに尽きます(^^;
理由は月と同じで、とにかく光があると星が見えずらくなってしまうんですよねぇ。ですので
- ネオン
- 街灯
- ビルの明かり
などが強い場所はとにかく避けましょう。
特にこういう場所ですね...
理想としては山奥や海辺ですが、さすがにそれは厳しいという方もいると思いますので、とにかく出来るだけ光の少ない場所で観測するようにしてくださいね。
あっ、ちなみにもし山奥で観測する場合には、夏場ですので虫対策も万全にしておきましょう(^^;
続いて観測する方角ですが、これについては
基本的にどの方角でもOK!です。
どんな流星群でも、放射点と言われる一点から流れ星が流れます。(ペルセウス座流星群の場合は、ペルセウス座γ星付近が放射点)
そのため、観測するときには放射点の方角を見た方が良いと言われることがありますが、実際にはこれは関係ありません。過去のデータから、放射点と反対側の空を見ても、同じ数の流れ星を観測できることが分かっています。
ただし、どの方角を見ても良いのですが、
- 光のない方角
- 視界が開けている方角
↑この2つを意識しましょう。
例えば、近くに街灯やビルがある場合には、その反対側を観測するのがベターですし、もし月が出ている時間に観測するなら絶対に月と反対側を見ましょう。
その上で、木や家に邪魔されずできるだけ視界が開けていることが理想ですね。
ですので、放射点の方角は気にせずに、とにかく光を避けつつ視界の開けてる方を見ましょう^^
最後に
2019年のペルセウス座流星群を見るのに最適な、
- 日付
- 時間帯
- 場所
- 方角
について解説してきました!
最後にもう一度要点をまとめますと、
観測に適した日時は、8月13日未明。時間帯は地域によって異なるが、今年はほぼ満月のため観測できる時間は限られる。
場所については、とにかく光のない場所。
方角は基本的にどっちでもOKですが、観測する際には
- 光のない方角
- 視界が開けている方角
の2つが重要。
ということでしたね!
夏休みやお盆休みと重なるので、きっと多くの方が観測するであろうペルセウス座流星群。
今年は不運にもほぼ満月なので、ベストなコンディションで観測できる時間は少ないですが、たとえ月が出ていても明るい流れ星なら見られますのでそれに期待したいですね^^
というわけで、今年の夏はみんなペルセウス座流星群を楽しみましょう〜
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!