こんにちは、管理人のくまです。
私は寒さに弱いので冬の時期はあまり外に出ないのですが、唯一楽しみにしているアクティビティがありまして...それが流星群観測。
これから本格的に寒くなろうという12月中旬には
- しぶんぎ座流星群
- ペルセウス座流星群
と並んで三大流星群と呼ばれている「ふたご座流星群」が見られるんですよ。
ふたご座流星群は非常にたくさんの流れ星を観測できることで有名で、その数なんと多いときで1時間に50個!また、冬の時期は空が澄んでいますので、他の季節の流星群に比べてとても綺麗に見えるです。
ただ、年によって見えやすさが変わりますので、2019年のふたご座流星群をバッチリ観測するための、
- 日にち
- 時間帯
- 場所
- 方角
などを徹底的に調べてみました!本日は私が調べた結果をシェアしたいと思います^^
ふたご座流星群2019!観測に最適な日にち・時間帯を一発チェック
ふたご座流星群は例年12月4日〜12月17日が活動期間で、中でも14日前後が最も活動が活発になります。
で、今年は15日の朝4時頃が活動のピーク(極大)ですので、ズバリ狙い目は...
15日の未明です。
日曜日なのが嬉しいですね^^
もちろんそれでもOKなのですが、ベストな時間帯という意味ではやはり15日の未明なんです。
その理由が「放射点」の位置。
どんな流星群でも、流れ星は放射点と呼ばれる一点から流れます。
そして、この放射点が地平線より高い位置にあるほど、流れ星が観測しやすく逆に地平線に近い(もしくは地平線より低い)位置にあると、あまり流れ星を観測できません。
ふたご座流星群の場合は夜9時では放射点の位置がまだ低く、10時頃からじわじわ上がり始めていき深夜2時に最も高い位置になります。
ですので、14日の夜10時でも観測できますが、より多くの流れ星を観測できる可能性があるのは日付が変わってからということですね。
あっ、ただですね...。
ちょっと言いにくいのですが、実は今年は観測条件が悪いハズレの年なんですよ(汗)
その理由が「月」の存在です。
今年のふたご座流星群は月のせいでイマイチかも...
なんとなく想像できる思いますが、空に月が出ているとその明かりが邪魔で星が見えづらいですよね。
流星群観測もそれと同じで、月の有無が非常に重要なんです。
で、今年の12月15日の月の状態はと言いますと...満月過ぎの月齢。つまり、夜の間ずっと月が出てます。
ただし!
条件は悪いですが全く見ないということはありません。
例えば、2018年のしぶんぎ座流星群の時も、同じく満月過ぎの月齢だったのですが、こちらの映像の通りしっかり観測できています。
そうそう。
ですので、できるだけ長時間粘って少しでも多くの流れ星を見たいものです^^
観測ができるのでは空が明るくなるまでですが、これは地域によって日の出の時間が違うので、こちらの「各地のこよみ」からご自身の地域の日の出時刻を確認してみてください。
1つ注意していただきたいのが日の出時刻。
例えば、日の出が 7:00 となっていた場合、7時まで星を観測できるわけではありません。実際には日の出の前から空は明るくなってしまいます。
で、具体的には日の出の一時間半前までが星空観測に適しています。ですので、日の出が 7:00 の場合には 5:30 まで観測できるというわけですね!
ちなみに15日の都合が悪い場合、次の候補となるのはその前後の日。
つまり、
- 14日の未明
- 16日の未明
の2日間。それ以上、極大から離れてしまうと流れ星が見えづらくなってしまうんです...。
さてさて、ここまで読んできて流星群の日にち・時間帯について分かったかと思います。では、お次は観測に適した場所・方角を続けて解説していきますね〜
ふたご座流星群を観測するのに適した場所!
ではまず、流星群を観測するのに適した場所ですが、これは...
できるだけ光の少ない場所
この一言に尽きますね(^^;
と言いますのも、先ほど月の光で星が見えづらくなるという話をしましたが、
- ネオン
- ビルの明かり
- 街灯
などの明かりも、星を見る上でけっこう邪魔なんです。ですので、明かりの多い繁華街などは絶対に避けなくてはなりません。
↓こんな場所とか...
↓こんな場所とか...
↓こんな場所とか。笑
理想としては、山奥や明かりのない海辺などが良いのですが、さすがにそれは難しいと思いますので、とにかく明かりの少ない場所を探しましょう。
幸い、私の家はなんてことない住宅街にありますので、そこまで周囲の光は強くないのですが、欲を言えばこうした「全国屈指の星空スポット」で観測したいものですねぇ。
流星群はどの方角を見て観測するべき?
光の少ない場所に移動したらさっそく流星群を観測するわけですが、どの方角を見たら良いか気になりますよね。ただ、これに関しては...
どっちを向いてもOKです。
たしかにその方がたくさんの流れ星を観れる気がしますが、実際にはどの方向を向いても観測できる数は同じなんです。(放射点の反対側でも同じ)
先ほど重要だと言ったのは放射点の位置で、これが低すぎるとそもそも流れ星が出現しません。
ですが、放射点がある程度の高さまで上がってくれば、それがどの方向にあろうとも空全体で流れ星を観測できるわけです。
方角は関係ないというのは、あくまで放射点は気にしなくて良いという意味ですので、
- 視界が開けている方角
- 光の少ない方角
この2点は意識してくださいね!
部屋の窓から見るよりは、外で寝転んだ方がたくさんの星が見れますし、その上でさらに木や建物に邪魔されない方向を見ると良いでしょう。
それから、近くに明るいビルなどがある場合にはその反対側を向いた方が良いですし、今年は常に月が出ていますので、必ず月と反対側を向いて観測してくださいね!
さて、ここまで読んできて
- 日にち
- 時間帯
- 場所
- 方角
と、必要なことは一通り分かったかと思いますので、最後に観測する上での注意点をサクッと解説したいと思います!
ふたご座流星群を観測する際の注意点!
本日お伝えしたい注意点は、
- 寒さ対策
- 観測する時間
の2点です。どちらも大切なことなので順番に説明してきますね。
寒さ対策は万全に!
まず、1つ目は寒さ対策。
時期が12月上旬であることに加えて観測時間が真夜中ですので、おそらくそうとう寒いんじゃないかと思います。(寒いのだけが本当にネック...)
もちろん、部屋の中から見るのでしたら問題ないですが、先ほども言いましたように視界が広い方が良いので、やはり地べたに寝転がるのがベター。
となると、レジャーシートを敷いた上で、
- 毛布にくるまる
- 服を着込む
- 暖かい飲み物を用意する
など、何かしらの寒さ対策が必要になってくるかと思います。
ちなみに私は、いっそこんな寝袋を用意しようかと考えています。笑
これなら-5度まで耐えられるそうなので、千葉県民の私としてはかなり安心です(^^; ということで、皆さんも寒さ対策をお忘れなく!
最低でも15分以上は観測しよう!
続いて2つ目の注意点は観測時間。
「私はどうしても流れ星が見たいから朝までねばる!!」という方なら良いのですが、中には「少しでも見れたら良いや」という方もいますよね(^^;
で、そういう方はおそらくちょっと外に出て、流れ星が見えなかったら部屋に戻るというパターンもあるかと思います。(寒いですしね...)
ただし!
だからと言って、2,3分程度で諦めてしまうのはさすがに勿体ないです!ふたご座流星群は1時間に40個ほど流れ星が見えますので、もしかしたら数程度でも観測できる可能性はあります。
ですが、逆に見えない可能性も十分にありますので、最低でも15分くらいは粘ってほしいです。そうすれば見える確率はグーンと上がりますので。
私も寒さと戦いながら1,2時間は頑張るつもりですので、皆さんも一緒に頑張りましょう(^^;
最後に
2019年のふたご座流星群の
- 日にち
- 時間帯
- 場所
- 方角
などを解説してきました!
最後にもう一度要点をまとめますと、
特に深夜2時頃に放射点が最も高い位置になるので、その時間に観測できるとベスト。
観測に適した場所は、できるだけ光が少ない場所。その上で、
- 視界が開けている方角
- 光の少ない方角
の2つを意識して観測すると良い。(放射点の方角は気にしなくて良い)
ということでしたね。
私の冬の唯一の楽しみでもある「ふたご座流星群」。
今年はやや条件が悪いですが、それでも観測できる可能性が十分にありますので、当日晴れることを願いつつ今から楽しみに待ちたいと思います^^
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。お役に立ちましたら幸いです〜