毎年、お正月になると
- 鏡餅
- 門松
- しめ飾り
などの正月飾りを出しますよね!
個人的には、この中で鏡餅が正月らしくて好きなのですが、1つ前から疑問だったのがこのお餅っていつ食べるの?です。
鏡餅を食べる日。つまり鏡開きのことなのですが、恥ずかしながら今まで正確な日にちを知らなかったんですよねぇ(汗)
そんなわけで、結局お餅を食べないまま私の部屋には3年分の鏡餅が飾ってあるという、なんともバチ当たりな状態なのですが、今年こそはちゃんと鏡開きをしよう!そう思い、2022年の鏡開きの日にちを調べてみました。
また、地域によって日にちが微妙に異なるようなので、その辺についても調べてみましたよ^ ^
私のように鏡開きがいつなのか知らなかった方、ぜひご一読下さいね〜
2022年の鏡開きはいつ?地域別に確認しよう!
ではまず結論から申しますと、2022年の鏡開きの日にちはこのようになっています!
- 関東・・・1月11日
- 関西・・・1月15日 or 20日
- 京都や近隣の一部の地域・・・1月4日
- その他の地域(九州・東北など)・・・1月11日
その通り!そして関西の中でも京都を含む一部の地域が1月4日、それ以外は1月15日 or 20日という感じですね^ ^
ちなみに、この鏡開きの日にちは毎年固定なんだそうです。私はてっきり年によってコロコロ変わるのかと思ってしました(^^;;
ですので、来年も再来年もほとんどの地域では、1月11日が鏡開きということです。
一応、今年(2022年)の各地域の鏡開きの日にちをカレンダーでサクッと確認しておきましょう〜
ほとんどの地域では、今年は火曜日が鏡開きになりますね。
ではお次は、なぜ地域によって日にちに差があるのかをご説明したいと思います!
なぜ鏡開きの日は地域で違うの?実はあの出来事が関係していた!
日本には一年を通してたくさんの行事がありますが、
- 節分
- お彼岸
- 七夕
などの、いわゆる古くからある伝統行事的なものって、地域に関係なく日本全国どこでも同じ日にちですよね。では、なぜ鏡開きは地域によって違いがあるのでしょうか。
実は...
昔は鏡開きは全国どこでも1月20日だったんです。
鏡開きは室町時代に始まったとされていますが、その頃はどこでも1月20日に行われていました。それから江戸時代になり、1つ大きな出来事が起こります。
それが、徳川家光の死去。
私は日本史の成績が壊滅的でしたので、いまいちどんな人物なのか分からないのですが、とにかく大変重要な人物が亡くなったとお考え下さい。で、その亡くなった日が1651年4月20日だったんです。
ピンと来た方もいるかもしれませんが、家光の死後毎月20日は忌日とされ、「1月20日に鏡開きをするのはふさわしくない」ということになりました。
そこで、幕府が「鏡開きを1月11日に変更する」というお触れを出したのですが、遠く離れた関西までは上手く伝わらず、今でも昔のままの日にちで鏡開きが行われているわけなんですね(^^;;
いや、本当その通りなんですよ。私もそう思って本やネットを読み漁ったのですが、いまいち確信的な情報は得られませんでした...。
ですので、関西をすっ飛ばしてその他の地域には、上手い具合に変更のお知らせが伝わったと考えるしかありあませんね(汗)
京都では1月4日が鏡開きということですが、この理由については「その地域では伝統的に三が日のすぐ後に鏡開きが行われていた」という説が有力なようです。
ただ、これもあくまでそう言われているに過ぎないので、実際にところは謎なんだとか...。
さて、鏡開きの日にちが地域別に分かったところで、鏡開きをより楽しむために
- そもそも鏡開きの意味は?
- 鏡開きをする際の注意点
の2点を軽く解説したいと思います!
これだけは知っておこう!鏡開きの意味と実際にするときのタブー!
鏡開きと聞くと、飾っておいた鏡餅を「下げる」ことだと思っている方も多いかもしれませんが、正しくは「下げて食べる」ことです。
そう、食べることがとても重要なんですよ!
そもそもお正月というのは、神様を家に向かい入れる行事のこと。
で、家にいる間神様の居場所となるのが鏡餅です。
ですので、神様が帰った後の鏡餅にはその魂が宿るとされています。そして、その鏡餅を食べることで神様のエネルギーをいただき無病息災を願うのが鏡開きというわけなんですね^^
なので、ただ鏡餅を下げるだけでは意味がありません。きちんと食べましょうね!
まぁ、私の場合は下げる以前に3年間も飾りっぱなしだったんですけどねぇ...。ということで、今年は溜まりに溜まった神様のエネルギーを一気にいただきたいと思います。←
で、いざお餅を食べるときの注意点なんですが、
絶対に刃物で切らないこと
です。
その理由は、
- 武士の切腹をイメージさせるから
- 神様の魂が宿ったものを刃物で切るのは失礼だから
の2つ。
ですので、一般的には木槌で叩いて割るのがマナーとされているのですが...一つ目の理由はともかく二つ目の理由に関しては「木槌で叩き割るのも失礼に当たるんじゃないの?」と個人的には思ってしまうんですよねぇ(^^;
まぁ、近年はパック詰めされたお餅が入っていることが多いので、そもそも木槌を使うこともあまりないとは思うんですけどね。
では、最後にその他の正月飾りを片付ける日も合わせて確認しておきましょう〜
門松やしめ飾りはこの日に片付ける!
鏡餅はほぼ全国的に1月11日に片付ける(食べる)ということでしたが、
- 門松
- しめ飾り
などは、基本的に1月7日の松の内に片付けます。
松の内というのは門松を飾っておく期間のことで全国的に1月7日なのですが、関西だけは1月15日までと微妙に違いがあるんです(^^;;
そのへんの詳しい解説はこちらの記事にありますので、良ければ合わせてご覧下さい!
松の内2022はいつまで?カレンダーでサクッと確認しよう!
お正月飾りの定番である門松。一般的には松の内が終わるまで飾りますが、その松の内とは一体いつまでなのでしょうか?本日は2020年の松の内の期間を徹底解説します!
また、関西の中でもごく一部の地域で1月20日まで飾ることもあるそうなので、関西にお住いの方はご自身の地域の習慣を確認してみてくださいね。
こうした正月飾りを飾り始めるのは、基本的に12月13日以降となっています。
ただし、
- 12月29日
- 12月30日
- 12月31日
の3日間に飾るのは縁起が悪いと言われているので、12月13日〜12月28日の間に飾るようにしましょう!
最後に
いかがでしたでしょうか。2022年の鏡開きの日にちについて解説してきました!
最後にもう一度要点をまとめますと、
2022年の鏡開きの日にちは
- 関東・・・1月11日
- 関西・・・1月15日 or 20日
- 京都や近隣の一部の地域・・・1月4日
- その他の地域(九州・東北など)・・・1月11日
となっている。
※毎年固定
関西とその他の地域で違いがあるのは、もともとは全国的に1月20日だったものが、徳川家光の死によって関東を中心に1月11にちに変更されたが、関西には変更が上手く伝わらなかったため。
ということでしたで!
ひとまず鏡開きの日にちが分かったことですし、今年はしっかりと神様のエネルギーを頂戴したいと思います。もう飾りっぱなしなんてバチ当たりな真似はしないようにしなくてわ(汗)
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!参考になりましたら幸いです。