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白露2018はいつ?どんな意味?オススメの食べ物は?

投稿日:2017年11月16日 更新日:

「白露(はくろ)」という言葉を聞いたことがありますか?

なんとなく焼酎の名前にありそうですが、全く関係ありませんよ。

この言葉は、一年のある季節を表す言葉です。

今ではほとんど聞かないかもしれませんが、昔は季節の変化を知るのにとても重要な言葉でした。

といわけで本日は、

白露って何?

2018年の白露はいつ?

白露の季節にオススメの食べ物は?

について書いていこうと思います。

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白露とは?

白露とは「二十四節気(にじゅうしせっき)」の一つで、だいたい9月上旬を指します。

二十四節気というのは、一年を24の季節に分けてそれぞれの季節に合った名前を付けたものです。

私たちは普段、春夏秋冬の4つに分けて生活しているので、24の季節と言われてもなかなかピンときませんよね。

ですが、二十四節気の中にも、私たちの生活でよく使われるものもあります。

それが、「夏至」「冬至」「春分」「秋分」です。

これらも実は、二十四節気の一つなんですよ。

二十四節気は、第1の節気の「立春」から始まり、一年かけて24の節気を周ります。

白露はこの中の第15の節気になります。

二十四節気の起源・作られた理由はこちら。

2018年の白露はいつ?

2018年の白露は「9月8日」になります。

ですが、白露がいつなのか答えるときは、日にち以外に特定の瞬間や期間を答える場合もあるんですよね。

なので、以下の3つの答え方を順に解説していきます。

① 特定の瞬間

② 特定の日にち

③ 特定の期間

特定の瞬間

まず、初めに「特定の瞬間」です。

これは、天文学的な話になってしまうので少し難しいですが、できるだけ分かりやすく説明してみます。

皆さん、ご存知の通り私たちの住んでいる地球は、一年かけて太陽の周りを一周しています。

ですが、これは太陽を中心に考えた場合の話しで、私たちから見たら、太陽が地球の周りを周っているように感じますよね。

で、このように考えた場合の太陽が通る道のことを「黄道(こうどう)」と言います。

先ほど、二十四節気は一年を24分割したものと言いましたが、その方法というのが、この黄道を24分割しているんです。

そして、分割点に0,15,30,45というふうに15度ずつ名前を付けることで、二十四節気は作られています。

この中で、白露は165度の位置と決められています。

つまり、太陽が黄道上をぐるぐると周り、165度の位置を通過した瞬間が白露というわけです。

ちなみに、0度は「春分」、90度は「夏至」、180度は「秋分」、270度は「冬至」の位置になります。

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特定の日にち

続いて、「特定の日にち」です。

これはとても簡単で、先ほど説明した165度を位置を通過する瞬間を含む1日になります。

例えば、

9月7日12時10分に通過 → 白露は9月7日

9月8日0時5分に通過 → 白露は9月8日

という具合です。

そして2018年は9月8日1時31分に通過します。

なので、2018年の白露は9月8日というわけです、

この日にちは毎年微妙に変わるのですが、9月7日前後であることがほとんです。

こんなに何年も先の太陽の動きまで正確に分かってしまうんですから、今の技術は本当にすごいですよね。

参考までに2030年までの白露の日にちを載せておきます。

2018年9月8日2025年9月7日
2019年9月8日2026年9月7日
2020年9月7日2027年9月8日
2021年9月7日2028年9月7日
2022年9月8日2029年9月7日
2023年9月8日2030年9月7日
2024年9月7日

特定の期間

最後に「特定の期間」です。

特定の期間を指すときは、白露からその次の節気の「秋分(しゅうぶん)」までです。

秋分も年によって微妙に変わりますが、9月23日前後であることがほとんです。

つまり白露は、9月7日から9月22日までの約2週間ということになりますね。


以上、3つの答え方を説明しました。

厳密には①の特定の瞬間が正しいのですが、実際に生活で使うのは②か③でしょうね。

白露の意味

白露という漢字は、「白い露(つゆ)」と書きますよね。

これは朝、草や花の先に透明な露ができて、それが白く光って見えることから付けられた名前です。

露というのは、日中と夜の温度差が大きいときにできるものです。

つまり白露とは、「秋になって明け方や夜が一層涼しさを増す時期」という意味なんです。

秋らしく過ごしやすくなる一方で、台風が多い季節でもありますよね。

七十二候

白露は、一年を24の季節に分けたうちの1つなので、その期間は約2週間と短いですが、実はさらにそれを3分割した「七十二候(ななじゅうにこう)」というのもあるんです。

これは1つの期間が約5日間と大変短いので、日常生活で使う機会はほとんどないかと思いますが、ここで紹介したいと思います。

白露
9月7日〜9月22日
草露白くさのつゆしろし9月7日〜9月11日
鶺鴒鳴せきれいなく9月12日〜9月16日
玄鳥去つばめさる9月17日〜9月22日

・草露白(くさのつゆしろし)・・・草の露が白く光る頃

・鶺鴒鳴(せきれいなく)・・・セキレイが鳴き始める頃

・玄鳥去(つばめさる)・・・つばめが南へ去っていく頃


漢字ばかりで分かりにくいですが、どれもその季節の特徴を表した素敵な言葉ですよね。

白露の季節にオススメの食べ物

この時期にオススメの食べ物は「ぶどう」と「かぼちゃ」です。

一口にぶどうと言っても「巨峰」や「マスカット」など、色々な種類がありますよね。

何種類くらいあるか知っていましたか?

なんと世界には1万種類ものぶどうがあるんだそうです。

日本国内だけでも5,60種類あると言われています。

当然、種類によって旬の時期は違いますが、その多くが9月上旬です。

ぶどうには体内に吸収されやすいブドウ糖や果糖などの糖質が多く含まれいるので、疲労回復効果が非常に大きいと言えます。

まだまだ暑さで疲れが残りやすいこの時期にオススメです。

かぼちゃは夏に収穫されますが、すぐに食べるよりも一ヶ月ほど置いた方が甘みが増して美味しくなります。

なので旬はだいたい9月頃です。

煮て食べても焼いて食べても甘みが美味しいですが、苦手な子供にはデザートとしてパンプキンパイやアイスにしても良いかもしれませんね。

かぼちゃはカロテンやビタミンB群を多く含んでいます。

特にカロテンはほうれん草に匹敵するほど。

抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られるカロテンですが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きもあります。

また、カリウムや食物繊維も豊富に含まれているので、むくみや便秘の解消にも効果が期待できます。


いかがでしたでしょうか。

二十四節気の1つ「白露」について書いてみました。

普段はなかなか意識しないですが、今年はちょっとした季節の変化を感じてみてはどうでしょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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