こんにちは、お祭り大好き管理人のくまです!
毎年夏になると各地でいろいろなイベントが開催されますが、本日はその中でも日本最大規模、青森市の「ねぶた祭り」をご紹介したいと思います。
※正式名称:「青森ねぶた祭」
2017.8.6 青森のねぶた祭り
東北 三大祭りの一つ
ねぶた祭(青森)
七夕祭(仙台)
竿灯祭(秋田) pic.twitter.com/TAWU6ziTcq— さよこ (@345ponyo) 2017年8月18日
豪華絢爛な山車の巡行や「ラッセーラ!」の威勢の掛け声が有名で、観客動員数はなんと例年200万人以上。まさに東北を代表する夏の一大イベントです!
私は実家が東北なので過去に一度だけ参加したことがありますが、その熱気に圧倒されたのを今でもよく覚えています(^^;
というわけで本日は、そんな2019年の青森ねぶた祭りの
- 日程
- 見どころ
- オススメの観覧ポイント
- アクセス
- 駐車場
- お祭りの由来
などをじっくり解説していきますね。
これから行かれる方の参考になれば幸いです^^
※内容は一部前年度のものを参考にしています。
2019年の日程をチェック!
それではまず、日程から確認しておきましょう。
2019年はこのようになってします↓
日にち | 2019年8月1日(木)〜 8月7日(水) |
場所 | 青森市内中心部 |
お祭り期間は8月上旬のちょうど1週間。
夏休みの時期と重なることもあり、当日は本当にたくさんのお客さんで賑わいますよ。
ちなみに、青森ねぶた祭は雨天決行ですので、遠方から来られる方もお祭りが中止になる心配をしなくてよいのはありがたいですね^^
それでは日程の詳細も合わせて確認しておきましょう。
日にち | 時間 | 内容 |
---|---|---|
8月1日(木) | 18:00〜21:00 | 前夜祭 |
8月2日(金)・3日(土) | 19:00〜21:00 | 子どもねぶた運行 大型ねぶた運行 |
8月4日(日)〜6日(火) | 19:00〜21:00 | 大型ねぶた運行 |
8月7日(水) | 13:00〜15:00 | 大型ねぶた運行 |
19:15〜21:00 | ねぶた海上運行 青森県花火大会 |
初日の1日(木)は前夜祭が行われ、お祭りの開始を盛大にお祝いします。続いて2日(金)〜 7日(水)はお祭りのメインでもある「ねぶたの運行」。そして、最終日には花火が打ち上がりお祭りのフィナーレを飾ります!
とにかく中身のぎっしり詰まった1週間となっていますよ^^
それではお次は、お祭りの見どころをドドンとご紹介したいと思います。ここは是非チェックしておいてくださいね。
お祭りの見どころを解説するよ!
日本最大規模とお祭りとも言える「青森ねぶた祭り」。その中でも特に見どころなのが
- 前夜祭
- ねぶた運行
- ハネト
- 海上運行と打ち上げ花火
- 屋台
こちらの5つです。
どれも必見ですので順番に解説していきますね!
お祭りのスタートを飾る前夜祭
お祭りの本番は8月2日からとなっているのですが、それに先駆けて8月1日には「前夜祭」が行われます。
この前夜祭、一体何をするのかと言いますと、灯りの入った大型ねぶたを全て見ることができるんです。
青森ねぶた祭前夜祭
じっくりと眺めることができるのがいいですよね( ఠ‿ఠ ) pic.twitter.com/crAGlvrG9P
— 青森県地場セレクト担当じば美 (@aomorijibasele) 2018年8月1日
町を練り歩く姿はもちろん大迫力ですが、巨大なねぶたが並んで鎮座している様子も中々の迫力がありますよ。
また、会場には特設ステージが設けられ、様々なパフォーマンスが披露されます!
例えば昨年は、
- お囃子演奏
- 太鼓耐久バトル
- ミスねぶたの紹介
などが行われました!
そして、前夜祭のラストには打ち上げ花火が上がります。初日から打ち上げ花火を上げるなんて、さすが東北を代表するお祭り。出だしから勢いがありますね(笑)
もし時間がなくても花火だけは見に行きたいものです^^
それでは前夜祭の詳細です↓
日にち | 2019年8月1日(木) |
時間 | 18:00〜21:00 (打ち上げ花火は20:40〜) |
会場 | 青い海公園 |
会場の青い海公園は、青森駅から徒歩10分くらいです。
大迫力のねぶた運行
青森ねぶた祭りの最大の見どころは、何と言っても大迫力のねぶたの運行です!
大きさは最大のもので幅9m、高さ5m、奥行き8m、重さ4t。
これらは「ねぶた師」と呼ばれる職人の手によって一つ一つ造られているんですよ。先祖代々受け継がれていきた技術の結晶と言えますねぇ。
こちらの動画で2017年度のねぶた運行の様子をご覧いただけます。
とっても迫力がありますよね。
ねぶたの灯りは、かつてはロウソクが使われていたのですが、今では20W〜100Wの電球や蛍光灯を800〜1000個ほど使っています。
また、近年はLED電球も使われるようになったので、以前よりも一層光り輝くんだそうですよ!
闇夜に浮かび上がる武者には、荘厳というか近寄りがたい雰囲気すら感じてしまいます。
また、周りの太鼓やお囃子の音色、そして引き手の前後の動きや回転によって、まるでその場に生き生きと存在しているかのような錯覚に陥りそうですね。
これが20台近く同時に町を練り歩くというんですから、なんというか言葉になりません^^;
それではこちらも詳細を確認しておきましょう。
日時 | ・8月2日(金)〜8月6日(火) 19:00〜21:00 ・8月7日(火) 13:00〜15:00 |
コース | 国道4号、新町通り、八甲通り、平和公園通り |
ねぶたの運行コースは以下の地図で示した通りです。
※ねぶたを見る際の注意点
8月2日〜6日はコース上にねぶたが待機し、開始の合図と同時に一斉に動き出します。そのため場所によっては、ねぶたが目の前を通るまでに15分ほどかかることもあります。
また、全てのねぶたがコースを一周していなくても21:00に終了になります。反対に、21:00になる前に全てのねぶたが一周したらその時点で終了となるようです。
おすすめの観覧ポイントはここ!
大迫力のねぶた運行。どうせ見るなら少しでも良い場所で見たいですよね。
というわけで、ねぶた運行を見る上でのおすすめポイントをご紹介したいと思います^^
まず、先ほどご紹介した通り運行コースは
- 国道4号
- 八甲通り
- 新町通り
- 平和公園通り
の4つの道路で、これを右回りで移動します。
このうちメインとなるのは、新町通り、国道4号の2つなのですがそれぞれ以下の特徴があります。
新町通り
- 道幅が狭いのでより間近で迫力あるねぶたを見れる
- 道幅が狭いのでねぶたの動きに制限がある
国道4号
- 道幅が広いのでねぶたが回転したりと動きが激しくなる
- ねぶたが反対側の歩道に寄ってしまうとちょっと遠い
どちらも良い点を悪い点があるので、好みの方を選ぶかもしくは両方から見て比べてみるのも良いかもしれません。
また、とても混雑しますが、それぞれの通りが交わる4つの交差点はおすすめです。
この4か所は道幅が広くなるので、ねぶたがうねったり回転したりと、激しい動きを見せてくれます。引き手にとってもこの4か所が見せ場になるので一層気合が入るそうですよ!
ただし、本当に本当に混雑します。特に左下と左上の2カ所は毎年かなりの人気なので、今年も人で溢れかえる可能性が高いですね(汗)
それでも見応えは十分にありますので、混雑してても迫力のある動きを見たいという方にはおすすめです。
反対に、どうしても混雑は避けたいという方は、青森駅から遠ざかるほど人が少なくなる傾向があるので、以下の緑の丸で囲ったエリアがおすすめ。
誰でも一緒に踊れるハネト!
ねぶた運行をさらに盛り上げてくれるのが、「ハネト」と呼ばれる踊り子さんたちです。
1台のねぶたに500人から1,000人、多いときには2,000人のハネトが付き、『ラッセーラ!』の掛け声とともにねぶたの周りを飛び跳ねて踊るんですよ。
で、このハネトなんですけど実は誰でも参加できちゃうんです!
ハネトとして参加するための条件は「正式な衣装を着ていること」ただこれだけです。
事前の登録や当日の受付もないので、本当に自由に参加することができますよ。一部の団体では部外者の参加をお断りしていることもありますが、基本的には自分の好きな団体のねぶたに参加できると思ってOK!
参加する際に必要なハネト衣装ですが、県内のデパートで一式10,000円くらいで売られているようです。また、レンタルだと4,000円前後だそうですよ〜。
せっかくお祭りに行くなら参加したいという方にはオススメですよ^^
こちらの動画で実際にハネトに参加して踊っている様子をご覧いただけます。
ハネトに参加するにあたっては、
- ねぶた出発10分前までに待機場所に集合
- 運行委員の指示に従う
- ねぶた囃子と関係のないホイッスル等の持ち込みしない
など、幾つかの注意事項があるので、詳しくはこちらのHPをご覧ください。
また、HPには「足が棒のようになるのは覚悟して下さい」と書いてあるので、足が棒になる覚悟はしておいた方が良さそうです(笑)
ねぶた海上運行と打ち上げ花火!
お祭り期間中はねぶたの審査が行われるのですが、最終日には各賞を受賞した数台のねぶたが青森港を海上運行し、その頭上には約11,000発の打ち上げ花火が上がります。
光り輝きながら海上をゆらゆらと運行するねぶたと、夜空を彩る打ち上げ花火のコラボレーションは本当に幻想的で、毎年人気のイベントなんですよ。
ただし!
花火自体は比較的どこからでも見れるのですが、花火とねぶたとのコラボとなると少し難しいんです。場所によってはねぶたが遠くに見えてしまったり、花火がねぶたの真上に上がらなかったりしますので...。
そこで、オススメのポイントは「ねぶたラッセランド付近」です。
ここは海上運行するねぶたの発着所になっているので、比較的近くで花火とねぶたを楽しめると思いますよ。
ただし、人気スポットなので毎年とても混み合います。中には朝から場所取りをしている人もいるくらいですので^^;
ですので、『混雑を気にせず花火とねぶたを見たい!』という方は、有料の観覧席がありますのでそれを利用すると良いかもしれません。
有料観覧席の詳細ついては、こちらのHPをご覧ください。
それでは詳細です↓
日にち | 2019年8月7日(水) |
時間 | 19:15〜21:00 |
会場 | 青森港 |
青森のグルメを楽しめる屋台
お祭りと言ったらやっぱり屋台は外せない!という方もいらっしゃいますよね。
私もお祭りに行くときはメインのイベントよりも屋台巡りが楽しみだったりするので、その気持ちはとてもよく分かります(^^;;
ということで、青森ねぶた祭りの屋台情報をお伝えしていきますね!
屋台の出店場所をチェック!
主に屋台が出るのは、
- 青森駅前
- 新町通り
- 青い海公園
の3カ所です。
新町通りはねぶた運行のコースにもなっているので、屋台で食べ歩きをしながらねぶたを鑑賞するのも良いですね。
また、青い海公園には「観光物産館アスパム」があるので、そこで食事をしたりお土産を買うこともできますよ。
屋台の営業時間は?
屋台の営業時間については、
- 15時頃から徐々に開き始める
- お祭りが終了する21時に合わせてすべての屋台が閉まる
の2つがポイント。閉まる時間が一律なのですが、開始時間は店によってまちまちなようです。
お祭り自体は19時から始まるので、その前に会場入りして屋台巡りを楽しむのもアリですね!
屋台の内容は?
屋台の内容は、
- クレープ
- たこ焼き
- フランクフルト
- チョコバナナ
などの定番のものは一通りあるようです。
ただ、、せっかくなら青森ならではものを食べたいという方には、りんごシャーベットがおすすめ。
青森県は言わずと知れたりんごの名産地。その美味しいりんごを使ったシャーベットが毎年多くの人気を集めていますよ。
また、その他にホルモン焼きそばも人気があります。ホルモン焼きそばと言えば、秋田県横手市のご当地グルメとして有名ですが、ねぶた祭でも出店があり、毎年多くのお客さんが足を運んでいます。
さてさて、ここまでお祭りの見どころとして
- 前夜祭
- ねぶた運行
- ハネト
- ねぶた海上運行&打ち上げ花火
- 屋台
の5つを解説しましたので、お次は会場へのアクセスや駐車場情報をお伝えしたいと思います。当日は相当な混雑が予想されますので、事前にしっかりと確認しておきましょう〜。
会場へのアクセスをチェック!
- 会場:青森市内中心部
- 電話:017-723-7211(青森観光コンベンション協会)
会場までのアクセスは、
- 電車でお越しの場合・・・JR「青森駅」より徒歩5〜20分程度
- お車でお越しの場合・・・青森道青森中央ICより約4km
となっております。
車で来る場合には、会場周辺に臨時駐車場が設けられますので、そちらを利用するのがおすすめ!
臨時駐車場はこちら!
お祭り期間中は以下の2つの臨時駐車場が設けられます。
住所:青森県青森市緑3丁目9-2
料金:無料
時間:10:00~22:00
地図
住所:青森県青森市中央3丁目15-30
料金:1回500円
時間:11:00~23:00
地図
会場周辺は大変な混雑が予想されますので、お車の方はご注意ください。また、お祭り期間中はねぶた運行コース内と周辺道路で交通規制が行われるので、車で来られる方はさらに注意が必要です。
交通規制の詳細はこちらのHPでご確認ください。
一応、臨時の駐車場が設けられるとはいえ、可能な限り電車で来るのがベターと言えそうですね(^^;;
さて、ねぶた祭りについて一通り解説してきましたので、最後におまけ情報として祭りの由来を少しお話ししようかと思います。
由来を知ればより一層お祭りを楽しめるかもしれませんよ。
青森ねぶた祭の由来を知っておこう!
今では東北三大祭りの1つとして毎200万人以上の人が訪れ、全国でも屈指の知名度を誇る「青森ねぶた祭」ですが、実はその由来についてははっきりとわかっていないんです。
そうなんですよ...。
以前まで由来と言われていたのは、平安時代の征夷大将軍・坂上田村麻呂が、東北一帯を支配していた蝦夷を討伐する際に、相手を油断させるため大燈籠・笛・太鼓ではやし立てた、という説です。
ですが、実際には坂上田村麻呂が現在の青森県の地で活動をしたという記録はなく、由来というよりは伝説に近いようで。
で、現在有力だと言われている説は、中国から伝わった「七夕祭」と、古くからこの地域ににあった習慣と精霊送り、人形、虫送りなどの行事が合わさり変化したという説です。
あくまで有力というだけですが、個人的にはなんとなくこっちの方がピンときますね ^^;
まとめ
2019年の青森ねぶた祭りについて解説してきました!
最後にもう一度、重要なポイントをまとめますと、
- 日程は8月1日〜8月7日
- 初日は前夜祭で、最終日は海上運行&打ち上げ花火
- ねぶた運行のおすすめ観覧場所は四隅の交差点(ただし混雑必至)
- ハネトとして踊ったり、屋台などの見どころもある
- 車で来る場合は2つある臨時駐車場を利用すると良い(ただし交通規制に注意)
ということでしたね。
東北の短い夏を大いに盛り上げる「青森ねぶた祭」。皆さんも是非参加してみてはいかがでしょうか^^
ということで最後までお付き合いいただきありがとうございました。