雑学

ポン酢の「ポン」の意味!語源を辿ると世界中を旅することになった

投稿日:2018年3月15日 更新日:

我が家では、寒くなると鍋や湯豆腐をよく食べるのですが、そんな時に欠かせないのがポン酢です。

 

で、先日も家族で鍋を囲んでいたのですが、ふとこんな会話をしました。

そう言えば、ポン酢の「ポン」ってどういう意味か知ってる?

うーん、多分ポンカンのことじゃない?

なるほど。この酸っぱさはポンカンのものだったわけね

多分そうだと思うよ。他に「ポン」って付くもの思い浮かばないし

 

このときは適当に答えましたが、後で調べてみたところ見事に間違っていましたね(汗)

また、合わせてポン酢の語源も調べてみたところ、なんと世界を股にかけていることが分かりました !

 

というわけで本日は、ポン酢の「ポン」の意味、そしてポン酢という調味料の奥深さをじっくりとお伝えしたいと思います。どうぞ最後までお付き合い下さいね〜

 

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ポン酢の「ポン」の意味は?

まず初めに正解を言いますと、

  • ポン酢の「ポン」自体に意味はありません。

 

 

実はポン酢という名前は、オランダ語の「pons(ポンス)」という言葉からきているです。

 

私はてっきり、ポンカンの果汁とお酢を混ぜたものだと思っていたのですが、全く関係ありませんでした...。

 

つまりポン酢とは、ポンスの「ス」に漢字の「酢」をあてた造語というわけです。

では、オランダ語の「pons(ポンス)」とはどんな言葉なのか。もう少し詳しく見ていきましょう〜

 

オランダ語の「pons(ポンス)」って?

「pons(ポンス)」とは、柑橘類の果汁全般を表す言葉です。

 

さて、タイトルでは「世界を旅することになった」とお伝えしましたが、その旅はまさにここから始まります!

 

これまで書いた通り、ポン酢はオランダ語の「pons(ポンス)」を由来としていますが、実はこの言葉はオランダ独自のものではなく、インドのヒンディー語が語源なんです!

 

 

 

その昔、インドには

  • レモン汁
  • 砂糖
  • 香辛料

を混ぜて作った飲み物がありました。

 

 

この飲み物は5つの材料を混ぜて作ったことから、ヒンディー語で数字の「5」を意味する「pāñc(パンチェ)」と呼ばれていました。

 

この「pāñc(パンチェ)」がイギリスに伝わり、「punch(パンチ)」というカクテルとして広まります。

ちなみに、「フルーツパンチ」というカクテルも、この「punch(パンチ)」からきているんですよ!

フルーツパンチ

 

 

そして、この「punch(パンチ)」が西ヨーロッパに広まる過程で、オランダでは「pons(ポンス)」に名前が変わったというわけなんですね。

ちなみに、オランダではポンスは主に食前酒として楽しまれていました!

 

先ほど、「pons (ポンス)」とは柑橘類の果汁全般を表す言葉と説明しましたが、元々は果汁を加えたカクテルの意味だったんです。

 

 

では、なぜ日本に伝わった時に「ポンス」から「ポン酢」に名前が変わったのでしょうか?

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どうして「ポンス」が「ポン酢」に?

 

日本にポンスが伝わったのは江戸時代末期

江戸時代末期といえば、長崎県の出島を通じてオランダと貿易が行われていましたよね。ですので、出島から入ってきたというのが有力な説です。

 

 

で、先ほど説明した通り、ポンスとは果汁とアルコールを混ぜたカクテルで、主に食前酒として飲まれていました。

なので、日本に伝わった頃は、オランダと同じように食前酒として飲んでいたんです。ただ、当時の日本には食前酒という文化がなかったんですよね。

なので、オランダのようにポンスが食前酒として定着することはありませんでした。

 

そこで、当時の人々はどうしたかと言うと、調味料として使うことを考えたんです。ただ、当然ポンスのままでは調味料としては使えません。

そこで、

  • お酢
  • 醤油

などを加えて味を整え、できるだけ長期間保存できる調味料を作り出しました。

そして、名前はどうしようか?となった時に、お酢をたくさん使っていたので、ポンスの「ス」に漢字の「酢」を当てて、ポン酢と呼ぶことにしたわけです!

これが、「ポンス」が「ポン酢」になった理由です^  ^

 

 

 

遠いインドで生まれた飲み物が、イギリスに渡り姿を変える。

そして、西ヨーロッパ全土に広まる過程で、オランダに渡り名前を変える。

そして、遥々日本に伝わり「ポン酢」となった。

いやー、ポン酢は日本に来る前に、随分と長く世界を旅していたんですねぇ。

 

 

 

さて、ここまでポン酢の語源について解説してきました。

ここで、ふと「そう言えば、他の『ポン』が付く言葉はどんな意味なんだろう?」と思ったんですよね。

 

なので最後に、私が疑問に思った

  • ポンカン
  • ポンジュース

の名前の意味を解説したいと思います!雑学として知っておくと、話のネタになるかもしれませんよ^  ^

 

「ポンカン」と「ポンジュース」の意味は?

 

 

まず、ポンカンの「ポン」の意味ですが、なんとこれも由来はインドにありました!

なんかインドってすごい国ですねぇ。世の中のありとあらゆるものの起源を調べたら、全てインドに行き着くような気さえしてきました^^;

 

 

で、ポンカンの原産国はインドなわけですが、中でもスンタラ地方というところが発祥のようです。そして、ポンという名前はスンタラ地方にある「Poona(プーナ)」という地名からだそうです。

 

 

まず、唐の時代にインドから中国に伝わり、その後、中国から台湾に伝わりました。そして、1896年に台湾から日本に伝わったんでそうですよ!

 

 

では、続いて「ポンジュース」です。

愛媛県のオレンジジュースとして、全国的に有名ですよね!

 

このポンジュースの「ポン」ですが、私は長年「ポンカンを使ってるからポンジュース」だと思っていたのですが、見事に間違っていました...。

 

実はこのポンジュースの由来は、当時の愛媛県知事が「日本一(ニッポンイチ)」のジュースになるように」という意味を込めてつけたんだそうです!

 

ま、まさかそんな理由だったとは...。とは言え、実際のところ日本でかなり有名なジュースにはなったので、知事の願いが叶ったと言ったところでしょうか^^;

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか。ポン酢の「ポン」の意味について解説してきました!

 

 

最後のもう一度要点をまとめますと、

 

ポン酢の「ポン」自体に意味はなく、オランダ語の「pons(ポンス)」からきた言葉。

「pons(ポンス)」とは、柑橘類の果汁を表す言葉で、語源はヒンディー語の「pāñc(パンチェ)」という飲み物。

 

この「pāñc(パンチェ)」がイギリスに伝わった際に「punch(パンチ)」に名前が変わり、さらにオランダに伝わった際に「pons(ポンス)」に名前が変わった。

 

 

「pons(ポンス)」は江戸時代末期に食前酒として日本に伝わったが、当時の日本には食前酒の習慣がなかったため、あまり定着しなかった。

そこで、当時の人々は

  • お酢
  • 醤油

などを加えて味を整え、長期間保存できる調味料として使うことにした。

その際、お酢をたくさん混ぜたことから、ポンスの「ス」に感じの「酢」を当てたポン酢という名前が定着した。

 

ということでしたね!

 

普段、何気なく使っているポン酢ですが、まさかその由来がインドに行きつくというのは驚きでした^^;いつかインドに行く機会があったら、ポン酢の元になった「pāñc(パンチェ)」をぜひ飲んでみたいですね!

 

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!少しでもお役に立ちましたら幸いです。

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