夏になると、お祭りや花火大会で『かき氷』が売られますよね。
少しでも暑さを和らげるため、屋台を見つけたら必ずと言っていいほど買ってしまう私ですが、いざ注文するとなると必ず疑問に思うことがあるんです。
それは...
「みぞれって何...?」です。
かき氷屋台に行くと、赤・青・緑と色彩豊かなシロップが並んでいますが、その中で唯一無色のみぞれ。
地味すぎて逆に目立つという、何だか不思議な感じ...。たまに、お祭りで『みぞれ味』を食べている人を見かけると、「えっ、あの人シロップかけずに氷だけ食べてる!?」と見間違えることもしばしば。
一度食べてみたいとは思うんですけど、地雷を踏んでしまったら...と思い、いつも
- レモン
- ブルーハワイ
などに、逃げてしまうんですよねぇ。
だた、もしかしたらみぞれって物凄く美味しいかもしれない!そう思い、みぞれの正体を調べてみました。本日は私が調べた結果をシェアしたいと思います。ぜひ、最後までお付き合いくださいませ。
みぞれとは?
ではさっそく、みぞれとは何かと言いますと...ズバリ
- ガムシロップ
だそうです...。
そうそう。私も何となくガムシロップっぽいのかなと思っていましたら、まんまガムシロップでございました...。まぁ、要は砂糖水を煮詰めたものですね。
ちなみに、かき氷シロップを発売している『井村屋』さんのHPには、このように書かれていました。
氷みつ(みぞれ)
昔ながらのみぞれシロップ。あけやすいアルミシールと、かけやすくて楽しい3穴シャワーキャップを採用しました。アイスコーヒー、アイスティーのガムシロップ代わりにもどうぞ。
みぞれシロップはどんな味?
えーっと、まあこれに関しては、言わずもがな...
- ガムシロッップの味
ですね...。
あっ、それはちょっと違うかな。
先ほども説明した通り、みぞれは砂糖水を煮詰めたものです。
なので、入っているものは
- 砂糖
- 水
で同じですけど、煮詰めいてる分だけ、みぞれの方がまろやかさやコクがあるのではないでしょうか。
そうですね。では作り方を見てみましょう。
みぞれシロップのレシピ
みぞれシロップの作り方はいたって簡単です。(まぁ、水と砂糖を煮詰めるだけなのでね...)
- レシピ
材料(出来上がり量 500ml)
- 砂糖 400g
- 水 240ml
作り方
- 鍋に砂糖と水を入れ、溶かすように混ぜ合わせる。
- 鍋を弱火に掛け、沸騰し気泡が大きくなり出したら火からおろす。
- 粗熱が取れるまでそのまま冷ます。
- 粗熱が取れた完成。(冷蔵庫で約1週間保存可能)
こちらの動画がイメージがつかみやすいかと思います。
※動画内では、砂糖の代わりにグラニュー糖を使用しています。
まぁ、たしかにカロリーも気になりますよねぇ。ただ、意外とかき氷ってヘルシーなんですよ。
カロリーはどれくらい?
たしかに、シロップは砂糖をふんだんに使っていますので、カロリー自体は高いです。
ただですね、一回にかける量はとても少ないので、かき氷自体はとても低カロリーなんですよねぇ。
あっ、ちなみにこのカロリーはコーラの約4倍ですので、シロップだけで見ると高カロリーの極みですねぇ。
ただ、1杯のかき氷に使われるシロップは約35ml。つまり、かき氷1杯のカロリーは約70kcalということになります!(氷は0kcalなので)
一般的なアイスクリームが約300kcalであることを考えると、かき氷はかなりヘルシーですね〜。まぁ、かけ過ぎたら意味ないですけど...
さて、みぞれシロップは、砂糖と水で作れることが分かりましたが、市販で売られているシロップには何が入っているのでしょうか。
市販のシロップの原料は?
例えば、『秦食品』さんのみぞれシロップを見てみると...
原材料名 | 果糖ぶどう糖液糖、砂糖、酸味料、甘味料(ソルビトール、アセスルファムK、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース)、増粘剤(ペクチン)、pH調整剤、保存料(安息香酸Na、パラオキシ安息香酸)、調味料(アミノ酸)、香料、(原材料の一部に大豆を含む) |
おっと...子供に食べさせるのが心配になりそうなものが色々と入っていますねぇ...。
まぁ、そうですよねぇ。ただ、他のシロップと違って、着色料は使われいませんね。
かき氷シロップ みぞれ ハチミツ入(180mL)【フルーツバスケット】 |
- ちなみに・・・
着色料といえば、ブルーハワイなんて特に凄そうですよねぇ。食べた後は舌が真っ青になりますし(汗)
で、そのブルーハワイですが、何味か知っていましたでしょうか?
実は、ブルーハワイの味には定義がないんだそうです...。詳しくはこちらの記事で解説していますので、興味のある方はご覧になってください。
さて、ここまでかき氷のみぞれにについてアレコレ解説してきましたが、実はみぞれには別名があるんですよねぇ。
なので、最後にそれについて少し解説したいと思います。もしかしたら、注文するときに『みぞれ』じゃ伝わらないかもしれないですからね。
みぞれの別名とは?
一般的に、みぞれの別名として
- しろ
- せんじ
- かんろ
などがあります。
たしかに、そう思いますよね。
今でこそ、みぞれという名称が広く知れ渡っていますが、かつては地域によって名前が異なっていたんだそうです。
では、具体的にどのように使い分けていたかと言いますと、だいたいこんな感じです。
名称 | 地域 |
---|---|
みぞれ | 関西・九州 |
しろ | 関東 |
せんじ | 名古屋 |
かんろ | 不明 |
ざっくり分けると、関東が「しろ」、関西が「みぞれ」、名古屋が「せんじ」、という感じだったんですねぇ。
ただし、これは絶対的なものではなく「ザックリとこんな感じで呼び分けられることが多かった」というくらいです。実際、私は関東に住んでいますが、昔からみぞれと呼んていましたからねぇ。
※「かんろ」については、はっきりと分かりませんでした。申し訳ありません。
とりあえず、これら4つの呼び方は同じものを指しますので、もしお店で通じなかった場合は、色々と言いかたを変えてみて下さいね。
何が違うかと言いますと、
- みぞれ・・・煮詰めた砂糖水をかける
- すい・・・・そのまま砂糖水をかける
です。
ただし、調べた感じでは、今日ではその境目が無くなっているように思いました。なので、「すい」でも通じるかと思いますが、厳密には違うものだと覚えていただければと思います。
最後に
いかがでしたでしょうか。かき氷のみぞれは何味なのか?その他、みぞれについての疑問をあれこれ解説してきました。
みぞれがガムシロップと同じというのは驚きでしたが、それなら今後も、レモンやブルーハワイを食べていこと考えている次第です。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもお役に立ちましたら幸いです。