こんにちは。そば or うどんなら断然うどん派の管理人です。いや、というよりこの世にある全ての食べ物の中でうどんが一番好きです。
多分、年間消費量は「うどん > 米」かもしれません。笑
で、そんな年がら年中うどんを食べている私がふと疑問に思ったのが、年越しそばってうどんじゃダメなの?です。
小さい頃、母親にどうして大晦日にお蕎麦を食べるのか聞いたところ、「そういうものだから」と軽く一蹴され、それ以降あまり疑問に思うことはありませんでしたが、年を重ねるとやはり「何でそばなのよ?」と思ってしまいまして。
もし、特にそばである必要がなく、麺類なら何でも良いということであれば今すぐにでも年越しうどんに切り替えたい!そんな思いから、年越しそばはうどんじゃダメなのか調べてみました。
本日は私が調べた結果をシェアしたいと思います〜
年越しそばは「うどん」じゃダメなの!?
ではまず結論を申しますと、私が調べてみたところ
年越しそばは「うどん」でもOK
という気がしました。
それはですね...
年越しそばが食べ始められたのは江戸時代の中頃と言われていて、当然そばである理由がちゃんとありました。
ですが、その理由を知って「それなら別にうどんでもOKじゃない?」と個人的に思ってしまいまして。
ということで、お次はどういう理由で年越しそばが食べ始められたのか、その由来を解説しますので、皆さんも一緒に考えていただけたらと思います。
どうして大晦日にそばを食べる?その理由がこちら!
今では年越しそばは当たり前と言いますか、かなり定着している習慣だと思いますので、あまり「どうしてそばなの?」と疑問に思う方は少ないかもしれません。
ですが、調べてみるとちゃんとした理由があったんです!それがこちら↓
- そばの細く長い形状から長寿を願う
- そばの切れやすい食感から一年の厄災を断ち切ることを願う
この他にも諸説あるのですが、特に有名なものが上記の2つになります。では、1つずつ順番に解説していきますね〜
理由.1 そばの細く長い形状から長寿を願う
まず1つ目の理由は、そばの細長い形状から長寿を願うというものです。
「細く長く」という言葉には
- 初めに息切れせずに、細々と長く続く
- 物事を地道に時間をかけて軌道に乗せる
などの意味もあり、たしかに縁起が良さそう。
ただ...
言うてうどんも細くない?と真っ先に思う私がいました。笑
いや、たしかにそばに比べたらうどんの方が太いとは思いますよ。ですが、そんなに大きな差があるわけではないですし、少なくとも私はうどんは細長い食べ物という認識なんです(^^;
もし「うどんは太い食べ物だ!」と言うならば、むしろ大晦日にうどんを食べて太く長く生きることを願うというのもアリなんじゃないですかねぇ。(太く長くというのは少し欲張りな気もしますが)
それに「そんな欲張りは良くない!人は細く長く生きるべきだ、だからそばなんだ!」と言うなら、そうめんというより細長い食べ物があったりしますよね...(小声)
まぁ、そんなわけで1つ目の理由に関しては、「別にうどんでも良いんじゃない?」と思ってしまいました。
理由.2 そばは切れやすいから厄災を断ち切ることに繋がる
続いての理由は、そばは切れやすい食感なので、一年の厄災を断ち切ることに繋がるというものです。
いやー、これに関しては異議あり!!ですね。
と言いますのも、これって要はその食べ物の性質に対してどんな縁起を担がせるかという話なので、先に言ったもん勝ち的なところがあると思うんです。
たしかに「そばは切れやすい」→「だから一年の厄災を断つことができる」というのは分かりますよ。ですが、少し考え方を変えると
「そばは切れやすい」→「ってことは、この一年の出会いやご縁も断ち切っちゃうかも...」
という発想も全然できると思うんですよね(私がひねくれてるからかな←)。
反対に、「うどんは切れにくいから、一年の出会いや繋がりが来年も続く」という考え方も然り。
ですので、この理由に関しても一概にうどんがダメとは言えないんじゃないかと思いました。
まぁ、この縁起担ぎが浸透してしまっているのは仕方ないとして、1つの疑問なのがそもそもそばって切れやすいの?です。
そばは本当の切れやすい食べ物なのか!?
冒頭でもお話しした通り、私はそばかうどんを選べる状況なら120%うどんを選びますし、そばしか選べない状況でも何とかしてうどんを食べようとする人間ですので、正直今までそばを食べたことがあまりないんですよね(汗)
ですので、そばが切れやすい食べ物と言われても、いまいちピンとこないんです...
もし、そばが切れにく食べ物であれば、この縁起担ぎを根底から覆すことになってしまう。そこで、家に乾麺があったので、実際にざるそばを作って食べてみました。←
で、感想としましてはたしかに切れやすい。ただ、うどんと比べるとどうだろう...
何か確証が得られるものが欲しい、そう思いあれこれ調べてみたら原料にカギがありました。
そばとうどんでは原料が異なり、
- そば・・・そば粉
- うどん・・小麦粉
となっています。
で、小麦粉にはグルテンという延びやすい成分が含まれているのですが、そば粉にはこれが含まれていない。だから、そばの方が切れやすいとのこと。
うん、これはたしかに納得しました。
ただ、大晦日にそばを食べる理由が縁起担ぎということであれば、自分なりに縁起を担いでうどんを食べるのも全然アリな気がしますね〜
と、ここまで「別に年越しうどんで良いのでは?」という意見を全面的に押し出してきましたが、試しに調べてみたところ実際に年越しうどんを食べている地域があったんです!(驚愕)
〇〇県では年越しうどんを食べる習慣があった!!
「〇〇」と隠していますが、おそらく皆さんお気付きかと思います(^^;
そう、讃岐うどんで有名な『香川県』!実は香川県では、昔から大晦日にうどんを食べるのが割と普通なんだそう(←羨まし過ぎる)。
また、その他にも有名なうどんの産地である、
- 群馬県(水沢うどん)
- 秋田県(稲庭うどん)
などの地域でも、大晦日に年越しうどんを食べることがあるんだそうです。
な、なんと言いますか...
大晦日にうどんはアリなのかあれこれ考察してきましたが、実際に年越しうどんを食べている地域がある以上、これは問答無用でアリと言って良いのではないでしょうか。
いやー、まさかまさかです。
日本の特定の地域で年越しうどんが食べられていたのは驚きですが、実は香川県の「さぬきうどん振興協議会」が、年明けにうどんを食べる「年明けうどん」というものを提唱しているんです。
その目的は、新たな麺食事業の普及とのことですが、個人的には大賛成。
年越しも年明けもうどん三昧なんて最高じゃないですかぁ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。年越しそばにうどんはNGなのか解説してきました!
やはり年越しといえば一般的には「そば」なわけですが、こうして実際にうどんを食べている地域があり、なんとも嬉しい気持ちですね(^^;
また、今回は「うどんはアリか?」という内容で話を進めてきましたが、別にうどんに限らず自分の好きな食べ物で縁起を担いでも良いんじゃないかとも思いました。
たしかに日本の風習は大切ですが、以前の私のように理由も知らず何となく食べているくらいなら、好きなものを食べてみても良い気がしますよ^^
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。