日常の雑学

ホテル・旅館・民宿・ペンションの違いを簡単に解説!!

投稿日:2017年11月21日 更新日:

「泊まる」と言っても、ホテル・旅館・民宿・ペンションなど、実に様々な宿泊施設がありますよね。

みなさんは、旅行される際はどこに泊まっていますか?

「温泉や料理を楽しめる旅館」

「観光に便利な立地にあるホテル」

「地元の人と触れ合える民宿」

きっと何を優先するかで、どこに泊まるかは変わってきますよね。

ところで、これらの施設の明確な違いって知っていましたか?

何となくのイメージで区別している方、きっと多いんじゃないでしょうか。

本日は、代表的な宿泊施設である「ホテル・旅館・民宿・ペンション」の違いについて書いていこうと思います。

ホテルと旅館の違いは?

まず、ホテルと旅館の違いですが、おそらく皆さんが真っ先に思い浮かべるのは、外観の違いではないでしょうか。

ホテルはこんなので、

旅館はこんなのですよね。

この外観の違いを口で説明するとしたら何でしょう。

ピンときた方もいますかね。

そうです。「洋式」か「和式」の違いです。

実はこの違いは、「旅行業法」という法律できちんと定められているんですよ。

旅行業法によると、

ホテルとは・・・洋式の構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる施設

旅館とは・・・和式の構造及び設備を主とする施設を設け、宿泊料を受けて、人を宿泊させる施設

と定められています。

つまり一番の違いは、「洋風の造りか、和風の造りか」ということですね。

また、旅行業法には、施設の構造や設備に関する基準が細かく定められています。

例えばホテルは、

・客室が10室以上あること

・客室の広さは9平方メートル以上であること

・出入口及び窓は、かぎをかけることができるものであること

・適当な数の洋式浴室又はシャワー室を有すること

 

旅館は、

・客室が5室以上あること

・客室の広さは7平方メートル以上であること

・適当な規模の入浴設備を有すること

というように、細かく条件があります。

これらの条件を全て満たしたものが、ホテルや旅館として認められるのです。

主な違いを表にまとめてみました。

宿泊施設ホテル旅館
構造・設備洋式和式
客室の数10室以上5室以上
客室の広さ9平方メートル以上7平方メートル以上
入浴設備適当な数の洋式浴室又はシャワー室適当な規模の入浴設備

また、法律的には定められていませんが、一般的な認識として以下のような違いもあります。

宿泊設備ホテル旅館
入室の仕方靴のまま入室靴を脱いで入室
食事の有無無し・又は朝食のみ朝晩の2食
プライバシー完全に確保仲居や布団敷きで入室されることがある

これは、皆さんもきっと経験上納得できるのではないでしょうか。

もちろん例外もありますけどね。

民宿とペンションは?

ホテルと旅館の違いが分かったところで、次は「民宿」と「ペンション」です。

まずこの2つ旅行業法では「簡易宿所営業(かんいしゅくしょ)」というものに分類されます。

言い忘れましたが、旅行業法には4つの営業形態があり、簡易宿所営業はその1つです。

そして、簡易宿所営業は、先ほどのホテルや旅館よりも条件が緩いです。

具体的には

・客室の広さが合計で33平方メートル以上であること

・階層式寝台(2段ベッド)を有する場合には、上段と下段の間隔は、おおむね1メートル以上であること

・適当な規模の洗面設備を有すること

です。

一番のポイントは客室の数には条件がないことです。

つまり、33平方メートル以上の部屋が1つでも条件を満たしてしまうわけですね。

民宿とペンションの違いについては、法律には特に明記されていませんが、一般的な認識としては「民宿は和式、ペンションは洋式」ということになっています。

また、民宿、ペンションの特徴として、基本的には家族で営んでいるというものがあります。

対してホテルや旅館は、従業員を雇っていることがほとんですよね。

名称は自由!?

さて、ホテル・旅館・民宿・ペンションの違いを説明してみました。

次はこれらの名称についてです。

これらの営業を始めるには旅行業法により、都道府県知事の許可が必要となります。

許可を受ける際に、営業形態(ホテル営業・旅館営業・簡易宿所営業)や施設の名称を書いた申請書を提出するのですが、施設の名称は経営者が自由に決めて良いことになっているんです。

これはどういうことかと言いますと、例えばホテル営業の基準を満たしていても「〇〇旅館」という看板にできるということです。

これは驚きですよね。

なので、あたなが「どこか良い旅館はないかなあ」とパソコンで調べていて「〇〇旅館」に決めたとしましょう。

しかし、実際に行ってみたら、簡易宿所営業の基準を満たした小さな民宿だった、ということもあり得るわけです。

なので、この辺は注意したいところですね。

サービスの違いは?

これまで法律的な違いを見てきましたが、サービスにはどのような違いがあるのでしょうか。

旅館

旅館の特徴は何と言っても「おもてなしの心」を感じられるところではないでしょうか。

宿に到着するやいなや、暖かい歓迎を受けるところから旅館のおもてなしは始まります。

仲居さんが荷物をお部屋まで運んでくれて、ホッと一息つくとお茶と和菓子を入れに来てくれます。

ふすまの開け方から、正座するときの動作にまで、その一つ一つに日本女性の奥ゆかしさや美しさを感じずにはいられません。

夕食はお部屋で食べることのできるプランもあり、前もって時間を言っておくことで、配膳から片付けまで全て仲居さんがしてくれます。

食後ゆったりと温泉に浸かり、部屋に戻るとお布団が敷いてあり、寝る準備も万端。

まさに、至れり尽くせりと言えますよね。

ホテル

ホテルも「おもてなし」を大切にしていますが、「プライバシーの保護」「快適性」にも重きを置いています。

ホテルは基本的に夕食のサービスがありませんので、自分の好きなものを好きな時間に好きな場所で食べることができます。

また、部屋で食べたい方にはルームサービスもあるので、それを利用することもできます。

部屋は防音対策が施されており、またドアの鍵も高度なセキュリティのものを使用しているところが多く、プライバシーや安全性がとても高いのが特長です。

朝食はビュッフェ形式のところが多く、とても早い時間から始まりますので早朝出発の方にも対応しています。

スタッフとの関わりは必要最低限。

あとは、お客様自身で自分の時間をくつろいでもらう、というのがホテルの特長ではないでしょうか。

民宿・ペンション

民宿やペンションには、高級感あふれるサービスや高度なセキュリティなどはありませんが、それに代わるくらいの「温かさ」があるのが特長です。

これらの施設は、他のお客さんや宿のご主人との距離が非常に近いです。

食事は、食堂のようなところで郷土料理をいただき、食後は宿の人たちからその土地のこと聞いたり、楽しく談話するなんてこともあります。

旅行中の宿泊先というよりは、田舎のおじいちゃんの家に帰ってきたような感覚を味わうことができるのも民宿やペンションの魅力ではないでしょうか。


以上、ホテル・旅館・民宿・ペンションの違いを解説してみました。

旅行中に利用される際は、宿の何を求めるかによって使い分けると良いですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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