郵便局には色々な発送方法がありますよね。
私は今まで荷物を送る経験がほとんどなかったのですが、ちょっと前からオークションやメルカリというフリマアプリを始めたので、購入してくれた方に商品を送る機会が増えてきました。
ただ、最初の頃はそれぞれの送り方の違いが分からなくて本当に困惑してましたね ^^; とりあえず何でもかんでもポストに投函すれば良いと思ってましたから...。笑
今でこそすっかり慣れましたが、かつての私のように「この2つの送り方の違いは何?」と困っている方きっといるはず!
そんなことを思いながら、本日は私がよく利用する「ゆうメール」と「レターパック」の違いを徹底的に解説していきます!
ちなみに、レターパックは「レターパックプラス」と「レターパックライト」の2つがあるので、本日は
- ゆうメール
- レターパックプラス
- レターパックライト
の3つの違いを比較していきますね!
これを読めば違いがスッキリ分かると思いますよ^ ^それでは見ていきましょう〜。
違いは8つに分けて考えよう!
3つの違いは色々ありますが、ポイントは以下の8つです。
- 梱包資材の違い
- 発送できる品物の違い
- サイズ・重さ・料金の違い
- 集荷サービスの有無
- 着払い・代引きの可否
- 追跡・補償・日時指定の有無
- 届くまでの日数の違い
- 受け取り方の違い
荷物を発送する時って、人によって重要視するポイントが違いますよね。「できるだけ安く送りたい!」「とにかく早く届けたい!」「補償がついてないと不安!」などなど。
こういう時に最良の選択をするには、それぞれがどんなサービスなのか、きちんと把握しておくことが大切です!
そこで必要になるのが上記の8つ!この8つの違いを知っていれば、たいていの場合は選択に困りません。
一つ一つ詳しく解説していきますので、一緒に違いを把握していきましょう^ ^
1. 梱包資材の違い
まず、1つ目の違いは梱包資材です。
荷物を送るときには、封筒や段ボールなどの梱包資材を用意する必要がありますよね。
ゆうメールでは、「これを使わなくちゃいけない」というようには指定は特にありません。後述するサイズに収まるものであれば、封筒でも箱でも袋でも何でも大丈夫です!
なので、100均やコンビニなどで好みのものを買えば良いですし、ご自宅に余りがあるならそれを使うのも良いでしょう^ ^
一方で、レターパックには指定された封筒があります。
それがこちら。
ですので、レターパックで荷物を送ろうと思ったら、これらの専用封筒を事前に郵便局またはコンビニで購入する必要があります。
ちなみに、どこのコンビニにも置いてあるわけではなく、2018年2月時点でレターパックを購入できるコンビニは、以下の5カ所です。
- ローソン
- サークルK・サンクス
- ミニストップ
- デイリーヤマザキ
- セイコーマート
というわけで、まずはこの梱包資材の違いを抑えておきましょう〜。
2. 発送できる品物の違い
続いて発送できる品物の違いです!
まず、ゆうメールでは発送できる品物に大きな制限があります。
どんな制限かと言いますと、ゆうメールで発送できるものは
に限られます。
『冊子とした印刷物』とは
- 書籍
- 雑誌
- 商品カタログ
- 会報
- 各種マニュアル類
など。
そして、『電磁的記録媒体』とは
- CD
- DVD
- USB
などです。残念ながらゆうメールではこれら以外のものは送れません...。(食品、雑貨など)
また、ゆうメールでは、『信書』も送ることができません。
信書って普段はあまり聞かない言葉なので、どういうものが信書に該当するか分からない方も多いですよね。
信書とは、
- 許可証・・・免許証、認定書、表彰状
- 請求書・・・納品書、領収書、見積書
- 証明書・・・印鑑証明書、納税証明書、戸籍謄本
などを指します。
ただし!この他にも信書に該当するものはたくさんありますので、詳しくはこちらの日本郵便のHPをご覧ください。
一方で、レターパックにはこのような制限が一切ありません。食品や雑貨も送れますし、信書だって送ることができます!
ただし、
- 爆発物
- 毒物
などの、そもそも郵便での取り扱いが禁止されているものは、レターパックでも送ることができませんのでご注意ください。詳しくはこちらのHPに記載されています。
さて、取り扱える品物の制限を考えると、レターパックの方が幅広く送れるので便利ですよね!では次にサイズ・重さ・料金を比較してみましょう〜。
2. サイズ・重さ・料金の違い
ゆうメールとレターパックでは、取り扱える品物のサイズ・重さに制限があり、料金も異なります。
まず、ゆうメールから解説しますね。
ゆうメールには、『規格内』と『規格外』の2つのサイズ規定があって、それぞれ以下のように決まっています。
- 規格内・・・長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内
- 規格外・・・規格内のサイズに収まらないもので、3辺の合計が170cm以内、重さ3kg以内
一方でレターパックは、先ほど説明した専用の封筒に収まるサイズでなくてはなりません。
それぞれ、
- レターパックプラス・・・長辺34cm以内、短辺24.8cm以内、重さ4kg以内、
- レターパックライト・・・長辺34cm以内、短辺24.8cm以内、厚さ3cm以内、重さ4kg以内
となっています。
2つレターパックの違いは厚さ制限があるかないかですね!
レターパックプラスには厚さ制限がありませんが、実際に限界まで詰めてみたところ、せいぜい厚さ10cmまでかなという感じでした。無理やり詰めたら封筒が破けちゃいますからね。笑
それぞれのサイズを比較すると、ゆうメールの規格外が3辺の合計が170cm以内で、最も大きな荷物を送ることができますね!
ゆうメールの規格内とレターパックを比較すると
- ゆうメール(規格内)・・・長辺34cm以内、短辺25cm以内
- レターパックプラス・・・長辺34cm以内、短辺24.8cm以内
- レターパックライト・・・長辺34cm以内、短辺24.8cm以内
このように、サイズに関しては殆ど差はないですね!
では、気になる料金を見てみましょう!
それぞれ以下のようになっています。
重さ | 150g | 250g | 500g | 1kg | 2kg | 3kg |
規格内 | 180円 | 215円 | 300円 | 350円 | 取扱いなし | |
規格外 | 265円 | 305円 | 400円 | 450円 | 460円 | 710円 |
レターパックプラス | 510円 |
レターパックライト | 360円 |
ゆうメールは、重さによって段階的に料金が上がる仕組みです。一方でレターパックは重さに関係なく一律料金ですね!
例えば本やDVDを送るとき、長辺34cm以内、短辺24.8cm以内であれば
- 重さが1kg以内、かつ厚さが3cm以内 → ゆうメール(規格内)
- 重さが1kgを超える、かつ厚さが3cm以内 → レターパックライト
- 重さが1kgを超える、かつ厚さが3cmを超える → レターパックプラス
このような使い分けが良さそうです。
そして、「長辺34cm以内、短辺24.8cm以内」をオーバーしてしまう場合は、ゆうメールの規格外ですね^ ^
ただし、これはあくまで本やDVDなどを送る場合なので、それ以外の品物を送る場合には、先述した通りゆうメールでは送れません...^^;
つまり、ゆうメールは送れるものが制限せれている分、安く送ることができるというわけなんですね。
4. 集荷サービスの有無
続いて集荷サービスの有無を確認しましょう!
ゆうメールとレターパック、どちらも荷物を発送するときは、ポストに投函するか郵便局に持って行く必要があります。
ただし日本郵便には、こちらから荷物を持って行かなくても、局員さんが回収に来てくれる「集荷」という便利なサービスがあるんです!
なので、
- 荷物が重たくて持って行くのが大変
- 近くにポストや郵便局がない
- 持って行く時間がない
という方にはとても助かりますよね!
で、この集荷サービスを利用できるかどうかですが、それぞれ以下のようになっています。
送り方 | 集荷サービスの有無 |
ゆうメール | × |
レターパックプラス | ◯ |
レターパックライト | × |
集荷サービスはレターパックプラスのみ利用可能です!残念ながら残りの2つは自分で持って行くしかありません...。
5. 着払い・代引きの可否
続いて、着払い・代引きの可否です。
- ゆうメール
- レターパックプラス
- レターパックライト
それぞれ着払い・代引きが出来るかどうかですが、以下のようになっています。
送り方 | 着払い | 代引き |
ゆうメール | ◯ | ◯ |
レターパックプラス | × | × |
レターパックライト | × | × |
ゆうメールは着払い・代引きどちらも出来るのに対して、レターパックはどちらも出来ませんね^^;
ですので、どうしても着払い、もしくは代引きで発送したい場合は、レターパックは選択肢から外れてしまいます。
ちなみに着払いと代引きの違いって、皆さんご存知でしたか?
なんとなく、どちらも荷物を受け取るときにお金を払う、というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。少なくとも私はそうでした。笑
この2つの違いは、
- 着払い・・・荷物を受け取る際に送料を支払う
- 代引き・・・荷物を受け取る際に送料、商品代金、代引き手数料を支払う
ということなんです!
これに関しては、こちらの記事で詳しくまとめていますので、良ければご覧ください^ ^
着払いと代引きの違いを解説!メリット・デメリットを知っておこう!
また、ゆうメールを着払いで送る方法はこちらの記事でまとめています!
ゆうメールの着払いの送り方!手順をどこよりも分かりやすく解説!
6. 追跡・補償・日時指定の有無
続いて追跡・補償・日時指定などのサービスの有無を確認しましょう〜。
それぞれ、以下のようになっています。
送り方 | 追跡 | 補償 | 日時指定 |
ゆうメール | × | × | × |
レターパックプラス | ◯ | × | × |
レターパックライト | ◯ | × | × |
レターパックは追跡サービスのみ利用可能、ゆうメールには一切のサービスが付いていませんね...。
とりあえず、追跡・補償・日時指定がどのようなサービスなのか、簡単にご説明しますね!
追跡は、荷物を発送した後に、今どんな配達状況にあるのかをすぐに確認できるサービスです。
なので、
- 相手に荷物が届いたか確認したい
- 何日たっても相手から届いたとの連絡がない
などのときに、すぐに状況を確認したいときに便利なサービスです。
補償サービスは、配送中に事故で荷物が破損したり、万が一荷物が届かなかった場合などに、損害賠償してくれるサービスのことです。
なので例えば、
- ガラスや陶磁器などの割れやすいもの
- 精密機械などのこわれもの
- 芸術作品などの入手が困難なもの
などを送るときなどは、この補償サービスがあると安心です。
日時指定は、特定の日にちや時間を指定して、荷物を届けることのできるサービスです。
具体的には、配達予定日から起算して10以内の日、そして時間帯は、
- 午前中
- 12時頃〜14時頃
- 14時頃〜16時頃
- 16時頃〜18時頃
- 18時頃〜20時頃
- 20時頃〜21時頃
の6つ中から指定できます。
なので例えば。
- どうしても特定の日の届けたい(サプライズプレゼントなど)
- 仕事の都合で相手が夜しか受け取れない
などのときは、日時指定がとても便利です!
で、ゆうメールにはこの3つのサービスが付いていないわけですが、実はオプションとして代わりのサービスを付けることが出来るんです!
それが、
- 特定記録
- 書留
- 配達日指定
の3つです!それぞれ順番に説明しますね!
書留には、『一般書留』と『簡易書留』の2つがあり、郵便物が破損した時に損害を賠償してくれます。また、引き受けから配達までの過程を記録してくれるので、追跡+補償の代わりになりますね。
それぞれの賠償額は、
- 一般書留・・・10万円まで
- 簡易書留・・・5万円まで
です。※一般書留は370円、簡易書留は310円の追加料金が必要
これら3つのオプションを付けることで、実質的に追跡・補償・時間指定と同じ効果を得られます^^
※ただし、これらのオプションを付ける場合は、ポストからの発送は出来ず、必ず郵便局に持ち込む必要があります。
一方で、レターパックにはこれらのオプションを付けることが出来ません。
つまり、レターパックには一切の補償がないということになります。ですので、
- ガラスや陶磁器などの割れやすいもの
- 精密機械などのこわれもの
- 芸術作品などの入手が困難なもの
などは、レターパックで送るのは避けた方が良さそうです^^; もちろん禁止はされていませんが、もしもの時に取り返しがつかないですからね...。
7. 届くまでの日数の違い
続いて、届くまでの日数の違いです!
1つ大きなポイントとして
- ゆうメール・・・日曜祝日は発送されない
- レターパック・・日曜祝日も発送される
ということがあげられます。
ですので、日曜祝日を挟む場合は、まず間違いなくレターパックの方が早く届きます。
また、平日の場合でも。レターパックは余程の遠方に発送しない限りは翌日に届くの対して、ゆうメールの場合は2〜3日、沖縄などの離島に送るのであれば4日以上かかることもあります。
なので、お届け日数に関しては、基本的にレターパックの方が早いという認識で大丈夫だと思います!
ちなみに、レターパックプラスとレターパックライトの違いについては、日本郵便のHPにこのような記載がありました。
「レターパックライト」の送達日数は、おおむね「レターパックプラス」と同様ですが、配達の状況によりさらに1日ほど日数がかかる場合があります。
日本郵便HP
ですので、順番を付けるなら
もし、どうしてもゆうメールで早く届けたいときは、速達を利用しましょう。速達は追加料金を払うことで、通常よりも早く届けるサービスです。
料金は、
- 2kg以内・・・320円
- 3kg以内・・・470円
です。これでだいたい半日から1日ほど早く届くそうですよ!
お届けまでの日数は、こちらの日本郵便のHPで簡単に調べることができますよ^ ^
8. 受け取り方の違い
最後に受け取り方の違いを確認しましょう!
それぞれ以下のようになっています。
送り方 | 受け取り方 |
ゆうメール | 郵便受けに投函 |
レターパックプラス | 対面でお渡し |
レターパックライト | 郵便受けに投函 |
レターパックプラスは対面でのお渡しで、他の2つは郵便受けに投函ですね。
対面でのお渡しの場合は、もし留守だったら郵便受けに不在票が投函され、後日再配達をお願いすることになります。
ゆうメールとレターパックライトは、基本的には郵便受けに投函されるのですが、例外的に荷物が郵便受けに入らない場合は対面でのお渡しになります!
また、ゆうメールは先ほ説明した、
- 着払い
- 代引き
- 書留
などのオプションをつけた場合は、対面でのお渡しになるのでご注意ください。
対面でのお渡しは、相手に確実に届けられるというメリットがある反面、相手が留守にしがちな場合は、再配達をお願いするので結果として届くのが遅くなるというデメリットもありますね^^;
さて、ここまでゆうメールとレターパックの
- 梱包資材の違い
- 発送できる品物の違い
- サイズ・重さ・料金の違い
- 集荷サービスの有無
- 着払い・代引きの可否
- 追跡・補償・日時指定の有無
- 届くまでの日数の違い
- 受け取り方の違い
について解説してきました!
次はぞれぞれのメリット・デメリットを比較してみたいと思います^ ^
それぞれのメリット・デメリット
ゆうメールとレターパック、それぞれのメリット・デメリットは以下の通りです!
ゆうメールのメリット・デメリット
- ◯ レターパックよりも料金が安い
- ◯ 距離に関係なく全国一律料金
- ◯ 着払い・代引きが利用できる
- ◯ オプションサービスが豊富
- × 送れるものに制限がる
- × 届くのが遅い
- × 集荷サービスがない
レターパックのメリット・デメリット
- ◯ 距離・重さに関係なく一律料金
- ◯ 集荷サービスがある(プラスのみ)
- ◯ 届くのが早い
- ◯ 広く何でも送ることができる
- × 追跡以外のサービスが無い
- × 着払い・代引きができない
やはり一番のポイントは、ゆうメールは送れるのもに制限がある分、送料が安いというところだと思います。
実際、私が使い分けるときは、以下のようにとてもシンプルです!
- 書籍、CD、DVDを送る → ゆうメール
- それ以外のものを送る → レターパック
書籍、CD、DVDなどを送る場合であれば、他のどの発送方法よりもゆうメールが安いんですよね。
ただし!安さよりも出来るだけ早く届けたい場合には、レターパックを使います。やはり、ゆうメールは届くのがちょっと遅いので^^;
人によって重要視するポイントが違うと思いますので、皆さんの都合に合わせて使い分けてみてくださいね♪
最後に
いかがでしたでしょうか!
ゆうメールとレターパックの
- 梱包資材の違い
- 発送できる品物の違い
- サイズ・重さ・料金の違い
- 集荷サービスの有無
- 着払い・代引きの可否
- 追跡・補償・日時指定の有無
- 届くまでの日数の違い
- 受け取り方の違い
について解説してきました!
最後にもう一度要点をまとめますと、
梱包資材に関しては、
- ゆうメール・・・箱でも封筒でもOK
- レターパック・・専用と封筒を使用
取り扱える荷物に関しては、
- ゆうメール・・・書籍、CD、DVDのみ
- レターパック・・何でも送れる
サイズ・重さの制限に関しては
、ゆうメールは
- 規格内・・・長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内
- 規格外・・・3辺の合計が170cm以内、重さ3kg以内
レターパックは
- レターパックプラス・・・長辺34cm以内、短辺24.8cm以内、重さ4kg以内、
- レターパックライト・・・長辺34cm以内、短辺24.8cm以内、厚さ3cm以内、重さ4kg以内
料金に関しては、ゆうメールは重さによって段階的に上がる仕組み。レターパックは重さに関係なく全国一律料金。
届くまでの日数は、レターパックの方が早い。ただし、レターパックプラスは対面でのお渡しなので、留守にしていた場合は、再配達をお願いする必要あり
サービスに関しては、ゆうメールはオプションとして、
- 特定記録
- 書留
- 配達日指定
を付けられるのに対して、レターパックには追跡しか付いていない。
また、ゆうメールなら着払い・代引きも利用可能。
ということでしたね!
慣れないうちは、「あれ?着払いができるのはどっちだっけ?」と迷うこともあるかもしれませんが、何度かこの記事に目を通せば、自然と覚えてくると思いますよ!
以上、最後までお付き合いくださりありがとうございました!少しでもお役に立ちましたら幸いです^ ^