こんにちは、お祭り大好き管理人のくまです!
ゴールデンウィーク中は日本各地でいろいろなイベントが開催されますが、本日は都内で一際盛り上がりを見せる「くらやみ祭」をご紹介したいと思います。
大太鼓の打ち鳴らしやお神輿の巡行が名物で、毎年70万人以上の方が訪れるほど人気ぶり。私も過去に一度行ったことがありますが、とにかく大迫力でした。もちろん人混みも凄いですけど(^^;;
ということで、今年行かれる方のために
- 日程
- 屋台情報
- 混雑状況
- アクセス
などをまとめてみましたので、参考にしていただければ幸いです。
2019年 くらやみ祭の日程をチェック!
ではまず、お祭りの最重要ポイントの日程から。
2019年はこのような日程で行われます↓
日にち | 2019年4月30日(火)〜2019年5月6日(月) |
場所 | 大國魂神社 |
ちょうど一週間の日程で開催されますが、いわゆる「お祭りの本番」は5月3日〜5月6日ですので、実質的にはこんなイメージを持っておくと良いでしょう。
- 4月30日〜5月2日・・・本番のための儀式
- 5月3日〜5月6日 ・・・お祭り本番
お祭りの見所である「太鼓の打ち鳴らし」「神輿の巡行」なども、すべて後半に行われます。また、詳しくは後述しますが屋台が並ぶのも5月3日〜5月6日。
ですので、屋台がお目当ての方はご注意くださいね(^^;;
それでは、続いて日程の詳細を見ていきましょう!
日程の詳細を一発チェック!
4月30日(火)
品川海上禊祓式(9:30〜15:30)
初日に行われるのは品川海上禊祓式(通称 汐盛り)と呼ばれる神事。
神職の方々が品川の海上へ行き、海水で身を清めるとともに樽に汐水(しおみず)を入れて神社へと持ち帰ります。この汐水は、お祭り期間中の潔斎(身を清めること)のためのもの。
ここから、くらやみ祭の一連の行事がスタートします。
神職の方々は品川通りを通っていくので、近くにいる方はその姿を見ることができるかもしれませんね^^
5月1日(水)
祈晴祭(9:30〜)
お祭の期間中の安全と共に、雨が降らず晴天が続くことを祈る行事です。
普段は見ることのできない神事ですので、興味のある方は足を運んでみましょう!
5月2日(木)
御鏡磨式(19:30〜20:00)
神輿(みこし)に取り付ける8枚の鏡を、塩で清める儀式です。
古来より鏡は人の姿だけでなく心も映すとされいます。ですので、鏡を磨くことで神輿を担ぐ人の心を清める目的があるんだとか。
また、神輿に乗せた鏡を叩きその音で魔を祓ったとも言われています。
※ちなみに現在では神輿には取り付けずに、本殿に納めています。
こちらも普段は見ることのできない貴重な神事ですので、お時間のある方は是非行かれてみてくださいね♪
さて、ここまでがお祭の準備の儀式になります。ではいよいよ、お祭の本番のスケジュールを見ていきましょう!
5月3日(金)
山車の共演(18:00〜20:00)
けやき並木に8台の山車が出てはやし立てます。
☆競馬式(20:00〜)
旧甲州街道の150mの区間を、6頭の馬が3往復します。
かつて、この地域では良質な馬が多く産まれており、その中から特に良質の馬を選定するために走らせていたのが、競馬式の始まりとされています。その歴史はなんと1000年以上!
名前に「競馬」と入っていますが、決して速さを比べるわけではないのですね ^^;
競馬式は、くらやみ祭の中でも注目の行事です。是非「山車の競演」を合わせて見たいですね!
こちらに実際に動画をご用意したので、ぜひご覧になってください。
5月4日(土)
御網祭(9:00〜)
神輿に御霊(みたま)が移る準備として、飾りの綱を掛けて神輿をお祓いする行事です。5月2日に行った『御鏡磨式』とこの『御網祭』で、神輿の準備は完了となります。
萬燈大会(12:00〜14:00)
各町の青年会が制作した花萬燈の「美しさ」「操る技術」「力強さ」を競う大会です。萬燈を知らない方は、おそらくピンとこないと思いますので、こちらの動画を参考にしてください(^ ^)
子供神輿渡御(13:00〜)
子供神輿をお祓いして、参道からけやき並木へと町を練り歩きます。
太鼓の響宴(17:00〜18:00)
日本最大級の大太鼓が神社の鳥居の前に並び、思いっ切り打ち鳴らされます。心臓に直接響くような音は圧倒的ですよ!
☆山車の巡行(18:00〜21:00)
市内から集まった24台もの山車が、お囃子を響かせながら町を巡行します。
くらやみ祭の山車は、提灯(ちょうちん)がたくさん付いているのが特徴で、その明かりが暗闇の中に山車を浮かび上がらせ、なんとも幻想的な光景を作りげます。
この日のメインの行事なので、是非とも行きたいですね^^
5月5日(日)
例祭(10:00〜12:00)
年中行事で最も重要な礼儀が、拝殿で執り行われます。
道清め(12:30〜)
神輿や太鼓が通る道を、神職の方々がササラ(竹や細い木を束ねた道具)を使って、お祓いしがら進みます。
太鼓送り込み(14:30〜)
各町内から拝殿前に、大太鼓が送り込まれます。その間の約1時間は太鼓が打ち鳴らされ、その音が府中の町に響き渡ります。
御霊遷の儀(17:20〜)
『調理催促』『威儀物授与』などの、伝統的な儀式を執り行い、17時20分各神輿に本殿から御霊が移されます。
☆神輿渡御(18:00〜)
花火が打ち上がり大太鼓が打ち鳴らされ、くらやみ祭のメインイベント『神輿渡御』が始まります。この神輿渡御は「おいで」と呼ばれ、8基の神輿が府中の町を練り歩き、御旅所へと向かいます。
お祭りのメインイベントなのでかなりの混雑が予想されますが、一見の価値ありですよ!
ちなみに神輿の通るルートはこんな感じ↓
神社を出た後はしばらく北へ進み、伊勢丹の周りをぐるりと一周。その後、旧奥州街道を西へ進み御旅所を目指します。
やぶさめの儀(22:30〜)
『坪宮奉幣』『野口仮屋の儀』などの神事を執り行い、22時30分から『やぶさめの儀』が始まります。
やぶさめとは、疾走する馬の上から的に弓を射ることで、日本では「鶴岡八幡宮のやぶさめ」がとても有名。
あちらは4月下旬に行われるので、両方見に行って比べてみるのも面白いかもしれませんね^^
5月6日(月)
神輿還御(4:00〜8:00)
前日に御旅所へ入った神輿が、朝4時に御旅所を出発し、太鼓の音とともに町内を巡行した後、8時頃に神社に帰ってきます。
そして9時頃に御霊を神輿から本殿に移す『鎮座祭』を執り行い、くらやみ祭は終了となります。
さて、ここまで紹介してきた行事を日程表にまとめたのでご確認ください。(メインのものはピンクで示してあります)
では次に、お祭りに欠かせない屋台の情報おお伝えしますね!
屋台情報
日にち | 5月3日〜5月6日 |
時間 | 9:00〜22:00 |
場所 | 大國魂神社 |
先ほどチラッとお伝えした通り、屋台が出展されるのはお祭り本番の「5月3日〜5月6日」。
ただし!
例年、最終日となる5月6日は屋台の数がかなり減るようなので、今年もその可能性が高いです。
ちなみに屋台の出店時間はおよそ9時頃から。
終了時間は店によってまちまちで、20時のところもあれば23時までのところもありますので、だいたい22時くらいと思っておくと良いかもしれません^^
屋台の内容としては、
- 焼きそば
- イカ焼き
- 金魚すくい
などの定番なものから、近年では「チョコバナナ」や「タイ料理」など年々その数が増えており、なんと500以上の屋台が並ぶんだそうです!
これは屋台を見て回るだけでもかなり楽しめそうですね〜。
混雑状況
先述した通り、くらやみ祭は期間中70万人以上が訪れるほどの大規模なお祭りです。そのため、期間中の混雑も相当なもの。
特に混雑するのは、お祭り本番の「5月3日〜5月6日」で、中でもメインイベントの「神輿渡御」 がある5月5日は本当に混みます。さらに今年は5月5日が日曜日なので、恐ろしく混むと思われます...。笑
お子さんと一緒に行かれる方は、お子さんの手を離さないようにご注意くださいね。
参考までに混雑カレンダーを作ってみました。
赤・・・激しく混雑
橙・・・混雑
緑・・・割と空いてる
とりあえず、お祭り本番の期間は毎日混雑しているわけですが、それでも一見の価値ありです!何より人が多い方が、より一層盛り上がりを実感できると思いますからね^^
それでは最後に、会場へのアクセスを確認しておきましょう。
アクセス
会場の『大國魂神社』は、
- 京王線「府中駅」
- JR武蔵野線「府中本町駅」
どちらからでも徒歩5分の距離にあります。
お祭り期間中(5月3日〜5月5日)は、東京競馬場の第3・4駐車場が、参拝者用無料駐車場として解放されますが、周辺道路は大変混雑するので、公共交通機関でくるのがお勧めです。
まとめ
2019年のくらやみ祭についてあれこれ解説してきました。
最後にもう一度要点だけまとめますと、
その中でメインとなる行事は、
- 3日・・・競馬式(20:00〜)
- 4日・・・山車の巡行(18:00〜21:00)
- 5日・・・神輿渡御(18:00〜)
の3つ。
ということでしたね!
かつて、明かりを消した暗闇の中で行われていたことから、その名がついた「くらやみ祭」。日本全国、神社でのお祭りはたくさんありますが、メインの行事がこうした暗い時間に行われるものはとても珍しいですよね!
ということで、是非今年のくらやみ祭に足を運んでみてはいかがでしょうか!
最後まで読んでいただきありがとうございました。参考になりましたら幸いです。