本やDVDなどを発送するときには「ゆうメール」が安くて便利ですよね!
私はちょっと前からネットオークションを始めたので、ゆうメールを頻繁に利用させてもらっています。ただ、似たようなサービスに「定形外郵便」というのもあるんですよね。
私はゆうメールとの違いがわからず、一度も定形外郵便では送ったことがないのですが、「送るものによっては定形外郵便の方が良いよ」という話を知人から聞き、2つの違いを徹底的に調べてみたんです!
そしたら、確かに似たようなサービスではあるのですが、決定的は違いも幾つかありました!そして、今では違いをしっかり把握して、送るもによって上手に使い分けられるようになりました^ ^
きっと私のように、「ゆうメールと定形外郵便の違いがいまいち分からない!」という方もいるかと思い、本日は2つの違いを徹底的に解説することにしました!
これを読めば、2つの違いを完璧に理解できると思いますので、ぜひ最後までお付き合いくださいね^ ^
違いは4つに分けて考えよう!
さて、ゆうメールと定形外郵便の違いは色々あるのですが、大きく以下の4つに分けて考えると良いです!
- サイズ・重さ・料金の違い
- 取り扱える品物の違い
- 発送前の準備の違い
- 着払い・代引きの可否
荷物を発送する時って、人によって重要視するポイントが違いますよね。例えば、
- 「できるだけ安く送りたい!」
- 「とにかく早く届けたい!」
- 「補償がついてないと不安!」
などなど。
こういう時にベストな選択をするには、それぞれがどんなサービスなのか、きちんと把握しておくことが大切です!
そこで必要になるのが上記の4つの違い!一つ一つ詳しく解説していきますので、一緒に違いを把握していきましょう^ ^
1. サイズ・重さ・料金の違い
ゆうメールと定形外郵便では、取り扱える荷物のサイズ・重さに制限があり、料金も異なります。最初にその違いを確認しましょう〜。
まず、ゆうメールから解説しますね。
ゆうメールには、『規格内』と『規格外』の2つのサイズ規定があって、それぞれ以下のように決まっています。
- 規格内・・・長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内
- 規格外・・・規格内のサイズに収まらないもので、3辺の合計が170cm以内、重さ3kg以内
続いて定形外郵便です。
定形外郵便にも『規格内』と『規格外』の2つのサイズ規定があり、それぞれ以下のように決まっています。
- 規格内・・・長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内
- 規格外・・・規格内のサイズに収まらないもので、3辺の合計が90cm以内、長辺60cm以内、重さ4kg以内
こうして比較してみると、ゆうメール、定形外郵便どちらも規格内のサイズは同じですね!(長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内)
ただし、規格外に関しては
- ゆうメールが3辺合計170cm以内に対して、定形外郵便は3辺合計90cm以内
- ゆうメールが重さ3kg以内に対して、定形外郵便は重さ4kg以内
という違いがあります。ゆうメールの方がより大きなものを発送できて、定形外郵便の方がより重いものを発送できますね^ ^
では次に料金の違いを見てみましょう〜。それぞれの料金はこのようになっています。
重さ | 150g | 250g | 500g | 1kg | 2kg | 3kg |
規格内 | 180円 | 215円 | 300円 | 350円 | 取扱いなし | |
規格外 | 265円 | 305円 | 400円 | 450円 | 460円 | 710円 |
重さ | 50g | 100g | 150g | 250g |
規格内 | 120円 | 140円 | 205円 | 250円 |
規格外 | 200円 | 220円 | 290円 | 340円 |
重さ | 500g | 1kg | 2kg | 4kg |
規格内 | 380円 | 570円 | 取扱いなし | |
規格外 | 500円 | 700円 | 1020円 | 1330円 |
ゆうメール・定形外郵便、どちらも重さによって段階的に料金が上がる仕組みです!お届け先の距離によって料金が上がらないので、遠方に送る場合でも、送料が高くなる心配がいらないのは嬉しいですね ^ ^
さて、2つの料金を比較すると、最安は定形外郵便の120円です。
ただし、同じ重さ同士で比較すると
- ゆうメール・規格内250g・・・215円
- 定形外郵便・規格内250g・・・250円
- ゆうメール・規格外2kg・・・460円
- 定形外郵便・規格外2kg・・・1020円
このようになり、ゆうメールの方が安いですね!つまり、100g以下の荷物であれば定形外郵便の方が安いですが、それより重い場合はゆうメールの方が安くなります。
とりあえず、ここまでの内容を一度まとめると、
ゆうメール・定形外郵便どちらも
- 規格内
- 規格外
の2つのサイズ規定がある。
規格内はどちらも長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内で共通。
一方、規格外は
- ゆうメール・・・3辺の合計が170cm以内、重さ3kg以内
- 定形外郵便・・・3辺の合計が90cm以内、長辺60cm以内、重さ4kg以内
となっており、ゆうメールの方がより大きいなもの、定形外郵便の方がより重いものを発送することができる。
料金に関しては、どちらも重さによって段階的に上がる仕組み。最安は定形外郵便の120円(50g以下)ですが、100gより重いものを送る場合は、ゆうメールの方が安い。
という感じです!
では次は、取り扱える品物の違いを見ていきましょう〜。
2. 取り扱える品物の違い
続いて取り扱える品物の違いですが、まず結論を言いますと、ゆうメールの方が制限が厳しいです。
では、具体的にどのようなものがゆうメールで送れるかと言いますと、
に限られます。
『冊子とした印刷物』とは
- 書籍
- 雑誌
- 商品カタログ
- 会報
- 各種マニュアル類
など。
そして、『電磁的記録媒体』とは
- CD
- DVD
- USB
などです。残念ながらゆうメールではこれら以外のものは送れません...。(食品、雑貨など)
また、ゆうメールでは、『信書』も送ることができません。信書って普段はあまり聞かない言葉なので、どういうものが信書に該当するか分からない方も多いですよね。
信書とは、
- 許可証・・・免許証、認定書、表彰状
- 請求書・・・納品書、領収書、見積書
- 証明書・・・印鑑証明書、納税証明書、戸籍謄本
などを指します。ただし!この他にも信書に該当するものはたくさんありますので、詳しくはこちらの日本郵便のHPをご覧ください。
一方で定形外郵便にはこれらの制限が一切ありません!
本やDVDはもちろん、食品、雑貨など何でも送ることができます。さらに定形外郵便なら信書も送れちゃいます^ ^
言い換えると、先ほど説明したサイズ・重さの制限を満たしていれば、基本的には何でも送れてしまうんですよね。
ただし!そもそも郵便で取扱いが禁止されているものは、送ることができないのでご注意ください。例えば、
- 爆発性、発火性、その他の危険性のある物
- 毒薬、劇薬、毒物
などなど。これについては、こちら日本郵便のHPに詳しく書いてありますので、必ず事前に確認しておいてくださいね!
さて、取り扱える品物の違いを解説しましたので、次は発送前の準備の違いを見ていきましょう〜。
3. 発送前の準備の違い
まず、発送前の準備として共通なのは、
- 封筒は自分で用意する
です。
用意する際には、サイズの制限を超えないように注意しましょう!逆に言えば、制限サイズに収まっていれば、封筒・ダンボール・紙袋など、梱包資材はなんでも大丈夫です^ ^
ちなみに、ご自宅に箱などがない方は、郵便局で買うこともできますよ!こちらのHPを参考にしてください。
また、実際に梱包するときには、このようなプチプチがあると、衝撃から品物を守ってくれるので安心です。
プチプチは100均でも購入できます!詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください^ ^
プチプチは100均で買える!ダイソーなど主要3社を徹底比較!
さて、封筒を用意するところまでは同じですが、ここから先が違います。
まず、ゆうメールで送る場合は、封筒に「ゆうメール」と書く必要があるんです。
文字に色に指定はありませんが、「目立つように」というのがポイントなので、赤色が無難です。
次に、封筒に切り込みを入れます。初めてゆうメールで送る方は「え?何でそんなことするの?」って思うかもしれませんね^^;
その理由は、ちゃんと制限を守っているか確認するためなんです。
先ほど、ゆうメールは取り扱える品物の制限が厳しいと説明しましたよね。なので、切り込みを入れて中身が見えるようにして多く必要があるんです。
こんな感じですね。
一方、定形外郵便にはこれらの作業はありません!封筒に「定形外郵便」と書く必要はありませんし、封筒に切り込みを入れる必要もありません。
なので、発送前の準備に関しては、ゆうメールの方が少しだけ手間がかかりますね ^^;
では、最後に4つ目の違い「着払い・代引きの可否」について解説しますね〜。
4. 着払い・代引き可否
ゆうメールと定形外郵便、それぞれ着払い・代引きができるかどうかですが、このようになっています。
送り方 | 着払い | 代引き |
ゆうメール | ◯ | ◯ |
定形外郵便 | × | ◯ |
ゆうメールが着払い・代引きどちらも出来るのに対して、定形外郵便は着払いはできません。なので、どうしても着払いで発送したい場合は、ゆうメールや他の発送方法を選ぶ必要がありますね。
ちなみに、ゆうメールを着払いで送る方法は、こちらの記事で詳しく紹介しているので、良ければ参考にしてください!
また、着払いと代引きの違いってご存知でしたか。もしかしたら、似たようなサービスだと持っている方も多いかもしませんね(少なくとも私はそうでした...)。
この2つの違いは、
- 着払い・・・荷物を受け取る際に送料を払う
- 代引き・・・荷物を受け取る際に送料・代引き手数料・商品代金を払う
です!
どちらも、荷物を受け取る際に料金を払うところは同じなのですが、何に対しての料金かが重要なポイントになりますね!
これに関しては、こちらの記事でより詳しく解説していますので、気になる方は是非ご覧下さい^^
着払いと代引きの違いを解説!メリット・デメリットを知っておこう!
さて、ここまでゆうメールでと定形外郵便の4つ違いを解説しましたので、次は2つの共通点を紹介したいと思います!
共通点は全部で5つ!
ゆうメールと定形外郵便の共通点は以下の5つです!
- 補償・追跡・時間指定のサービスは無し
- 発送場所は郵便局かポスト
- 集荷サービスは利用できない
- 受け取り方は郵便受けに配達
- 届くまでの日数はおおよそ同じ
順番に見ていきましょう〜。
1. 追跡・補償・時間指定のサービスは無し
発送方法によっては、追跡・補償・時間指定などのサービスがあるのですが、ゆうメールと定形外郵便では、この3つのサービスは利用できません...。
ただし!代わりとなるサービスをオプションとして付けることができるんです!
それが、
- 特定記録
- 書留
- 配達日指定
です!それぞれ順番に説明しますね!
書留には、『一般書留』と『簡易書留』の2つがあり、郵便物が破損した時に損害を賠償してくれます。また、引き受けから配達までの過程を記録してくれるので、追跡+補償の代わりになりますね。
それぞれの賠償額は、
- 一般書留・・・10万円まで
- 簡易書留・・・5万円まで
です。※一般書留は370円、簡易書留は310円の追加料金が必要
これら3つのオプションを付けることで、実質的に追跡・補償・時間指定と同じ効果を得られます^^
2. 発送場所は郵便局かポスト
ゆうメールと定形外郵便、どちらも荷物を発送する方法は、
- 郵便局に持ち込む
- ポストに投函
の2つです。
コンビニからも送れると思っているかもいるかもしれませんが、ゆうメールと定形外郵便はどちらもコンビニからは送れませんのご注意ください!
基本的には、ポストから発送できるので、ご自宅の近くにポストがある方には有り難いと思いますが、例外的に郵便局に持ち込まなくてはいけない場合があります。
まず1つ目は、ポストに入らない場合です。
サイズ制限で説明しましたが、
- ゆうメールは、3辺の合計が170cm以内、重さ3kg以内
- 定形外郵便は、3辺の合計が90cm以内、長辺60cm以内、重さ4kg以内
までのものを送ることができます。なので、この制限ギリギリの場合は当然ポストには入らないので、そのときは郵便局に持ち込む必要があります。
2つ目はオプションを付ける場合です。
先ほど説明した
- 特定記録
- 書留
- 配達日指定
などのオプションを付ける場合は、郵便局で手続きが必要なので、ポストから発送はできません。
3. 集荷サービスは利用できない
郵便局には、荷物を自宅まで取りに来てくれる「集荷」というサービスがあります。
これなら、
- 郵便局が近くにない
- 荷物が重くて持って行くくのが大変
という場合でも気にしなくて良いのですが、残念ながらゆうメールと定形外郵便はこの集荷サービスは利用できません...。
4. 受け取りは郵便受けに配達
郵便局からの荷物の受け取り方には、
- 対面で受け取り
- 郵便受けに配達
の2つがありますが、ゆうメールと定形外郵便はどちらも郵便受けに配達になります。
ただし!例外的に対面でのお渡しになる場合がります。
それは、これまで説明してきた
- 着払い
- 代引き
- 書留
の3つのサービスのどれかを利用している場合です。
着払い・代引きは、荷物を受け取る際に料金を支払うので対面で受け取る必要がありますし、また、書留は受領印を押す必要があるので、こちらも対面で受け取る必要があります。
5. 届くまでの日数はおおよそ同じ
最後に届くまでの日数ですが、郵便局のHPに以下のように書いてありました。
- 「大型郵便物」とは、定形外郵便物、第三種郵便物および第四種郵便物等のことをいいます。
- 「ゆうメール」の送達日数は「大型郵便物」と同様です。
つまり、どちらも大型郵便物扱いとなり、発送日数は同じだと分かりますね!
正確な発送日数は、お届け先のまでの距離によって変わりますので、こちらの日本郵便のHPで確認してみてください。郵便番号を入力すると簡単に日数を調べることができますよ^^
ちなみに、遠方に送るときは、場合によっては3日から4日ほどかかることもあります。そんなとき、少しでも早く届けたい!という方は「速達」というサービスを利用すると良いです!
速達にすることで、半日から1日ほど早く届きますよ^^
速達の料金は以下のようになっています。
定形外郵便 | |
250gまで | +280円 |
1kgまで | +380円 |
4kgまで | +650円 |
ゆうメール | |
2kgまで | +320円 |
3kgまで | +470円 |
さて、ここまでゆうメールと定形外郵便の
- 4つの違い
- 5つの共通点
を解説しましたので、最後にそれぞれのメリット・デメリットをまとめたいと思います!
それぞれのメリット・デメリット
ゆうメールと定形外郵便のメリット・デメリットをまとめると、このような感じです!
ゆうメールのメリット・デメリット
- ◯ 同じ重さの場合、定形外郵便に比べて料金が安い
- ◯ 全国一律料金
- ◯ 着払いが利用できる
- ◯ 最大で3辺170cmのものまで送れる
- ◯ ポストから送ることができる
- × 追跡や補償がなり(オプションで付けられる)
- × 書籍、CD、DVDなどしか送れない
- × 信書が送れない
- × 封筒に切り込みを入れる必要がある
- × 集荷サービス利用できない
定形外郵便のメリット・デメリット
- ◯ 100g以内の荷物ならゆうメールより安い
- ◯ ゆうメールに比べて送れるものの制限が緩い
- ◯ 信書も送れる
- ◯ 全国一律料金
- ◯ ポストから発送できる
- × 着払いが利用できない
- × 集荷サービスを使用できない
- × 着払いを指定できない
- × 追跡や補償がなり(オプションで付けられる)
一番のポイントは、ゆうメールは発送できるものが限られているけど料金が安い、というところだと思います!
なので、書籍、CD、DVDなどを送る場合はゆうメール、その他のものを送る場合は定形外郵便、というように使い分けるのが良いでしょう!
また、書籍、CD、DVDなどを送る場合でも、重さが100g以内であれば定形外郵便の方が安いので、100gを超えるかどうかを使い分けのポイントにするのも良いですね^^
最後に
いかがでしたでしょうか!
ゆうメールと定形外郵便の4つの違いについて解説してきました!
最後にもう一度要点だけまとめますと、サイズ・重さ・料金に関しては
ゆうメール・定形外郵便どちらも
- 規格内
- 規格外
の2つのサイズ規定がある。
規格内はどちらも長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内、重さ1kg以内で共通。
一方、規格外は
- ゆうメール・・・3辺の合計が170cm以内、重さ3kg以内
- 定形外郵便・・・3辺の合計が90cm以内、長辺60cm以内、重さ4kg以内
となっており、ゆうメールの方がより大きいなもの、定形外郵便の方がより重いものを発送することができる。
料金に関しては、どちらも重さによって段階的に上がる仕組み。最安は定形外郵便の120円(50g以下)ですが、100gより重いものを送る場合は、ゆうメールの方が安い。
ということでした。
また、ゆうメールは発送できるものが、冊子とした印刷物および電磁的記録媒体に限られるが、定形外郵便では広く何でも送ることが出来るんでしたね!
発送前の準備に関しては、ゆうメールは
- 封筒に赤字で「ゆうメール」と書く
- 封筒に切り込みを入れ、中を確認できるようにする
などの必要がありました。一方で、定形外郵便はこれらをする必要がありません。
そして、
- ゆうメールは着払いができる
- 定形外郵便は着払いができない
というのも大きな違いでしたね!
実際に使い分ける時は、
送るものが、書籍、CD、DVDなどのものか ?
100gを超えるか?
がポイントになります!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!少しでも参考になりましたら幸いです^^