先日、母親が晩御飯に茶椀蒸しを作ったのですが、フタを開けてみたら盛大に失敗していて本人は心底ショックを受けておりました。
「茶椀蒸しって蒸すだけじゃないの?失敗することなんてあるの?」と料理のことを何も知らない家族は、ただ首をかしげていたのですが、母曰く「茶椀蒸しはとても繊細な料理。大いに失敗する可能性がある」とのこと。
さらに付け加えて、「電子レンジで簡単に作れないかしら」と言ってしました。
私は内心「それって茶椀蒸しとは言わないんじゃ...」と思いましたが、調べてみたらあったんです(汗)レンジで茶椀蒸しを作る道具が。それもダイソーに。
ということで、翌日すぐに近所の店舗に足を運び買ってまいりました。本日は私が実際に作った様子とともに、果たしてこの商品が「買い」なのか確かめたいと思います!
ダイソーで売っている茶椀蒸し器はこちら!
私がダイソーで見つけた商品はこちら。
『レンジで簡単!!茶椀蒸し器』
商品名に書いてある通り、電子レンジで茶椀蒸しが作れるという超画期的なアイテムでございます。母親に見せたところ、「こんな便利なものがあるなら、もっと早く買ってきてよ」と大喜び。
ただ、母親の喜ぶ顔をよそに、私の頭の中では「レンジで温めたものを果たして茶椀『蒸し』と呼んで良いのか」という疑問がグルグルしていました。茶碗蒸しとは、蒸し器で作るから茶椀蒸しであって、レンジで温めたものは茶椀蒸しとは言わないのでは...と。
で、実際に使ってみた感想を先に言いますと、たしかにちゃんと作れます。ただ、見た目とか口当たりがちょっとアレなので、普通に蒸し器を使えば良いかなという感じです^^;
↓完成品
それでは、調理の様子をご覧ください!
実際に使ってみた!
まず、周りに付いている紙を外して外観をチェックするとこんな感じ。
うん、見た目はただのカップ。
フタを外してみると、このようにザルになっています。
どうやら、この部分で卵をこすようですね。
そして、このザルも取り外すと3つのパーツに分解できます。
さて、外観チェックが済んだところで、いよいよ調理に取り掛かっていきましょう。
材料は付属の紙に書かれている通りこちらの3つ。
- 卵・・・・1個
- 水・・・・100ml
- 白だし・・小さじ2杯
手順1ボウルに、たまご(1個)と水(100ml)と白だし(小さじ2杯)を入れ、よくかき混ぜます。
ふむふむ。まずは、材料を全てボウルに入れて混ぜ混ぜすれば良いのですね。
よし、じゃあ卵を入れて、
白だしを加えて、
水を入れる。
そして混ぜる。
うーん、どれくらい混ぜたら良いのか分かりませんが、とりあえずこのくらいで止めときますかね。
手順1クリア。
手順2こし器を通して本体の器に静かに流し入れます。
なるほど、ここでこし器の登場ですね。
では、そっと流し入れます。
こし器の上には白身が溜まっています。
うん、なかなか良い感じにこせたのではないでしょうか。
手順2クリア。
手順3こし器を外し、フタをした後、電子レンジに入れ加熱します。
とりあえず、こし器を外してみると...
おお、なかなか美しいじゃないですかぁ。
そして、これにフタをして、
レンジへIN!
加熱時間は500Wで2分。
いっけー。
さて、あっという間の3ステップでしたが、果たしてレンジで茶碗蒸しはできてしまうのか。
レンジから取り出して、恐る恐るフタを開けてみると...
んっ?
で、出来ております!
ただ、私の知っている茶碗蒸しはもっと表面が滑らかなはずなんですけど、何でこれはクレーターみたいになっているんですかねぇ(汗)それに、まだ完全に固まりきっていないような気もします。
で、取説を見てみたら『※卵がうまく固まらない場合は、目安の時間より10秒ずつ追加で加熱してください。』と書かれていました。
と言うことで、10秒追加。
変化なし。
さらに、10秒追加。
変化なし...。
この辺から、「あれ、何か変わってる...?いや、何も変わってない...?」みたいになり、正常な判断ができなくなってしまったので、とどめの30秒を追加して調理を終わりました。
そして、完成品がこちら。
やはり変わってないような...。そして、表面は相変わらず月面のよう。
あっ、もしかしたら、ここまで見てきてお気付きの方も多いと思いますが、この茶碗蒸しは具なしです。
普通、茶碗蒸しって具が中に埋まってるいことが多いかと思いますが、この道具を使う時は別で調理して最後に乗せるしかないんですよねぇ...。
取説にもこの部分だけが赤字で書かれていますので、決してレンジで一緒に加熱してはいけないようです。
で、今回は幸いにも冷蔵庫の中にかまぼこがありましたので、これをトッピングして完成とします。
お皿にあけてみます。
こうして見ると、何だか全く別の料理のようですねぇ...。とは言え、料理において大事なのは味!(と見た目)
さっそく一口食べてみると...
おっ、ちゃんと茶碗蒸しです。
ただ、何でしょう...。
やはり、見た目から分かる通り口当たりが滑らかではないのと、歯ごたえが何か違う気がします...。
家族にも食べたもらいましたが、やはり何か違うとのこと。この「何か」を説明できない私の語彙力の低さが悔やまれますが、それでもやはり何か違う。
もう一度作ってみると...。
「もしかしたら、あの後さらに加熱していたら良い感じに仕上がったのでは」と思い、もう一度作ってみることに。
2回目ともなれば慣れたものです。
材料を入れて、
混ぜて、
こして、
フタをして、
レンジへIN!
先ほどは合計で2分50秒加熱したので、今回はスタートから3分でいきます。
いっけー。
加熱後、フタを開けてみると
うん、相変わらずのクレーターぷっりですね。
ただ、今回はここでは止まりませんよ。
とりあえず追加で20秒!
変化なし。
さらに20秒。
変化なし。
さらに20秒...。
変化なし...。
とどめの30秒(汗)
へ、変化なし...?
とりあえず、色々と分からなくなってきたので、お皿にあけて先ほど作ったものと比較してみると...
色褪せました...。
こ、これはやり過ぎたってことなんですかねぇ(汗)
まぁ、大事なのは味(と見た目)ですからね。とりあえず食べてみます。
うん、さっきと変わりません。
多分ですけど、やり過ぎようがやり過ぎなかろうが、全部この味になるんじゃないですかねぇ(汗)と言うことで、これがこの商品の限界かと思われます。
一応、蒸してみると...
レンジ用のものを蒸し器に入れるなんて、商品の趣旨を根本から否定するような行為だとは思いますが、気になってしまったのでやらずにはいられません。
と言うことで、材料を混ぜ合わせてこしたものを準備し(本日3度目)、
これを、こうします。
そして、15分ほど蒸してみると...
出来ちゃいました...。(まぁ、そりゃ出来ますよね)
味も見た目も完璧です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ダイソーで売っている『レンジで簡単!!茶椀蒸し器』をご紹介しました。
最後に個人的な感想を述べさせていただきますと、見た目を気にせず、茶碗蒸しの味がする、茶碗蒸しのような見た目のものを素早く作りたいなら利用価値アリです。
そして、普通に茶碗蒸しを作りたい場合は、やはり蒸し器を使いましょう^^;
というわけで、以上参考になりましたら幸いです。
ちなみに、私が本気でオススメするダイソー商品はこちら!
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