私たちにとって、最も身近な昆虫と言ったら「アリ」ではないでしょうか。
あまり昆虫が得意ではない私ですが、なぜか昔からアリだけは好きなんですよね。
アリが好きというのも変な話ですけど、たくさんのアリが巣に出たり入ったりしてる様子って、何と言いますか時間を忘れて見ていられるんですよね^^;
本当によく働いてるなあ、と。
で、最近ふと疑問に思ったのが、「雨が降ったらアリの巣ってどうなっちゃうの?」ということです。
だって、考えてみたらアリの巣って、常に玄関を開けっ放しにしているようなものですからね。そこに水が流れ込んできたら、床上浸水どころの話じゃなく、水没レベルなんじゃ...。
というわけで、雨が降ったらアリの巣はどうなってしまうのか、徹底的に調べてみました!本日はその結果をシェアしたいと思います!
アリの巣は雨が降ったらどうなる?
まず、最初に結論を申しますと、
- アリの巣は雨が降っても大丈夫
です!
ただし、いくら大丈夫とは言っても、例えばニュースで取り上げられるような記録的な豪雨の場合は、さすがにアリの巣も甚大な被害を受けてしまいますね...。
ですので、今回はあくまで普通の日の雨を想像していただければと思います。
では、どうしてアリの巣は雨が降っても大丈夫なのか。その理由は、
- 雨が降ったら入り口を塞ぐから
- 雨の当たらない場所に巣を作るから
- 水の溜まらない構造をしているから
の3つです。
これから順番に説明していきますね〜
1. 雨が降ったら入り口を塞ぐから
一つ目に理由は「入り口を塞ぐから」です。
先ほど、アリの巣は玄関を開けっ放しにしているようなものと言いましたが、実は雨が降ったらちゃんと入り口を塞ぐんです!
また、湿度などの変化から雨が降るのを察知して、前もって入り口を塞ぐこともあるんです。
よく、ツバメが低く飛んだた雨が降ると言われますが、地域によっては「アリが穴を塞いだら雨が降る」と言われてるそうですよ!
とりあえず、こうして入り口を塞いでしまえば、雨水の浸入を防ぐことが出来ますよね。また、完全に入り口を塞いでしまっても、巣の中にある程度の空気があるので、しばらくは呼吸ができます。
ただし、この方法で完全に防水ができるわけではなく、多少は巣もダメージを受けてしまいます。なので、雨が上がって水が引いたら急いで入り口を開き、傷付いた箇所の補修作業をするようです。
確かに思い返してみると、雨上がりは特にアリが活発に動いていた気がしますが、あれは壊れた家を直していたんですねえ。
2. 雨の当たらない場所に巣を作るから
二つ目の理由は「巣を作る場所」です。
つまり、雨の被害を減らすなら、そもそも雨の当たららない場所に巣を作れば良いということですね。
実際に思い返してみると、アリの巣があるのって
- 縁の下
- 大きな木の下
などが多いような気がします。
また、巣を作る場所の砂も重要で、アリは出来るだけ水はけの良い砂の場所を選んで巣を作っているんです。とにかく巣作りの際には、立地に相当こだわっているんですねえ。
私たちが、
- 駅の近くが良い
- 近くにスーパーがあった方が良い
というような立地にこだわるのとは違い、アリさんは命がかかってますもんね。
3. 水の溜まらない構造をしているから
三つ目の理由は「巣の構造」です。
これまで見てきた2つは、雨水が巣に入らないようにするためでしたが、もし万が一巣の中に入ってしまっても大丈夫なんですよ。
それは、アリの巣がこんな構造になっているからです。
真ん中に大きな道があり、そこから枝分かれしてそれぞれの部屋がありますね。
ポイントは、上向きに枝分かれしていることです。
つまり、入り口から水が入っても、各部屋には水は流れ込まずに下まで落ちていくというわけなんですねえ。
また、土自体も水を吸収するため、部屋はほとんど無傷だそうです。
最後に
いかがでしたでしょうか。雨が降ってもアリの巣が大丈夫な理由をご説明しました!
最後にもう一度要点をまとめますと、
アリの巣が雨でも大丈夫な理由は、
- 雨が降ったら入り口を塞ぐから
- 雨の当たらない場所に巣を作るから
- 水の溜まらない構造をしているから
の3つ。
ただし、これはあくまで普通レベルの雨の話して、台風などの豪雨の時はひとたまりもない。
ということでしたね!
いやー、雨が降ってもアリ達が無事だと分かってホッとしました^^;それにしても、生き物の知恵というのは本当にすごいですねえ。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました!少しでもお役に立ちましたら幸いです^ ^
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