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セミがうるさい時の対策!手軽な方法から最終手段まで徹底解説!

投稿日:2018年4月16日 更新日:

夏の昆虫といったら何を思い浮かべるでしょうか。

カブトムシやクワガタは、確かに子供に大人気ですよね。

ただ、個人的にはセミ一択です。梅雨明けから少しずつ鳴き始め、8月中旬の夏真っ盛りの時期はハッキリ言って騒音レベル...。他の昆虫がかすんでしまうくらい、セミの存在感は圧倒的です。

私はセミ自体は割と好きなのですが、あの喧しい鳴き声だけは何とかしてほしいんですよねぇ。まあ、セミは鳴いてこそだとは思うんですけど、せめてもう少しボリューム落とせないものかと...。

ただ、セミにそんなお願いをすることは出来ませんので、やはりこちらで何とかするしかありません。というわけで本日は、セミがうるさい時の対策をご紹介したいと思います。ぜひ最後までお付き合い下さい。

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セミがうるさい時の対策

さて、さっそく対策をご紹介していくわけですが、以下の3つのタイプに分けて見ていきましょう。

  1. 手軽にできる対策
  2. 一手間かかる対策
  3. 大掛かりな対策
  4. 最終手段

手軽にできる対策

まず、手軽にできる対策は以下の2つです。

  • 耳栓
  • 水をかける

耳栓

もっとも手っ取り早いは耳栓をすることです。

耳栓を使ったことがない方は、どのくらい効果があるのか分かりづらいかと思いますが、けっこう遮音性あるんですよねぇ。耳栓って。

私は以前、仕事の関係で1日21時間は耳栓をしてる生活を送っていたのですが、耳栓を外すたびに「世界はこんなに騒がしいのか!?」と思ったものです。おそらくセミの鳴き声も、ある程度軽減できるのではないでしょうか。

デメリットも...
ただし、耳栓のデメリットとして

  • 圧迫感がある
  • 形が合わないと痛みを感じることもある
  • 必要な音までカットしてしまう

などが挙げられます。

このデメリットにはかなり個人差がありますので、100均などで購入して一度試してはいかがでしょうか。

水をかける


もう1つの手軽な対策は「セミに水をかける」です。

実はセミってめちゃくちゃ水に弱いらしく、羽が濡れると飛べなくなってしまうんですよねぇ。

なので、例えば自宅のベランダや木にセミが留まっていたら、軽く水をかけてみましょう(霧吹きなり水鉄砲なり)。すると、セミは危険を察知して逃げ出すはずです。
※ちなみに、ホースでもろに水をかけると水圧で死んでしまうこともあるようです...。

デメリットも...
なんとなくご想像がつくかと思いますが、この方法のデメリットは

  • 持続性に欠ける

です。

結局のところ水をかけても「水かける → 飛んでいく → 戻ってくる → 鳴く → 水かける → 飛んでいく → 戻ってくる → 鳴く...(以下繰り返し) 」となり、その場しのぎに過ぎないんですよね。

また、もしホースの水圧で殺してしまっても、今度は死骸を処理しなくてはいけないという二度手間...。

なので、「どうしても今この瞬間だけは静かにして!!」という場合に、軽く水をかけるのは有効かと思われます。

  • ちなみに・・・

セミは羽が濡れると飛べなくなってしまうため、雨の日には飛びません。

で、実はセミって雨の日には鳴かないのですが、その理由が雨の日に飛ばないことと大きく関係しているんです。

これに関して、こちらの記事でまとめていますので、興味のある方はご覧ください。

セミは雨の日に鳴くの?調べてみたら雨は最大の天敵だった!?

ということで、お手軽な2つの方法をご紹介しました。

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一手間かかる対策

続いて、一手間かかる対策は以下の3つです。

  • 防音カーテン
  • 木酢液
  • シトロネラオイル

こちらの方法は先ほどのより費用がかかりますが、その分効果も期待できます。

防音カーテン

カーテンを変えるだけでそんなに変わるの?と思われるかもしれませんが、実際のところけっこう変わるらしいですよねぇ。

防音カーテンは安いものだと5000円から売っており、これで大体50%〜80%ほどカットできるそうなので、けっこうな防音性能です。

また断熱効果もありますので、夏場のエアコンの効きがUPすることも期待できるという、一石二鳥っぷりです。

木酢液

木酢液(もくすえき)とは簡単に言いますと、炭を作る際に出る水蒸気を冷やして液体にしたものです。

一般的な使い方は、植物に散布し害虫被害を減らすことなのですが、実はこの木酢液、匂いを嗅ぐと焚火をしたときのケムリの匂いがするんですよね。

で、セミをはじめとした各種昆虫って、基本的に煙が苦手なんです。なので、木酢液を木にかけることで、セミを寄せ付けないというわけです。

先ほど、「水をかける」はすでに侵入したセミを何とかする方法でしたが、木酢液はそもそも侵入させません。一手間かかりますが、試す価値は大いにありそうです。

ちなみに、木酢液はホームセンターや通販でも購入することができますよ。

ただですね、木酢液の弱点として人間にとっても若干不快な匂いという点があります...(汗)

なので、匂いが気になる方は次に紹介しる『シトロネラオイル』がオススメです。

シトロネラオイル

シトロネラとは、イネ科の植物でレモングラスに似たスッキリとした香りが特長です。で、このシトロネラオイルを使用して作った虫除けスプレーでも、セミの侵入防止の効果が期待できるんですよねぇ。

木酢液と違いとても良い香りなので、マンションにお住まいの方でも、お隣さんから苦情が来る心配もありません。

それでは、シトロネラオイルを使った虫除けスプレーの作り方です。

まず、用意するものは、

  • シトロネラオイル(通販)
  • 無水エタノール 5ml(通販 or ドラッグストア)
  • 精製水 45ml(通販 or ドラッグストア)
  • スプレー容器 50ml(100均)

の4つ。

作り方
作り方の手順はこの通り。

  1. 無水エタノール 5mlを容器に入れる
  2. シトロネラオイルを10滴〜15滴ほど容器に入れる
  3. 精製水 45mlを容器に入れる
  4. 混ぜる

基本的に用意したものを全て容器に入れてだけなのでとても簡単ですね。

こちらの動画を見ると、より分かりやすいかと思います。

あとは、このスプレーを庭の木やベランダに撒いておきましょう。

ということで、一手間かかる対策を3つご紹介しました。

大掛かりな対策

続いて、大掛かりな対策は以下の2つです。

  • 防音サッシ・二重窓
  • 自作防音室

おそらく、見た瞬間に「相当手間がかかりそう...」と思ったのではないでしょうか。たしかに手間もコストも凄いですが、効果も物凄いですよ。

それでは順番に見ていきましょう。

防音サッシ・二重窓

そもそも、窓って閉まってるようでも、サッシとの間に微妙に隙間があるんですよねぇ。で、その隙間から入ってくる音がうるさいんです。

そこで、より気密性を高めた防音サッシに変えて、隙間音をシャットアウトしようとわけですね。

もちろん、普通のサッシから防音サッシに変えるだけでも効果はあるのですが、さらに手前に窓を付けて二重窓にすることで、ほぼセミの鳴き声が聞こえなくなります。

こちらの動画で防音サッシ・二重窓の効果の凄さがよく分かるかと思います。

ただ、デメリットはやはり費用ですかねぇ(汗)

防音サッシだけならまだしも、内窓を付けるとなるとちょっとしたリフォームですからね。工事費込みで5万円以上はするのではないでしょうか...。まあ、それだけの効果はあるんですけれども。

自作防音室

この方法はですね...物凄く手間がかかります。

皆さん、防音室と聞くとこのような音楽スタジオなんかを想像されるかと思います。

実は、このような防音室は簡易的なものであれば自作可能なんですよ。

方法はいたってシンプルで、ひたすらダンボールを壁に貼るだけです...。

ただ、その量を考えると相当時間のある人向けですかね。

ちなみに、防音室の具体的は作り方はこちらのサイトで詳しく解説されています。

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最終手段

最終手段はですね、ひとことで言いますと...

お引越しです。

いよいよ現実性が無くなってきましたが、要は

  • 音をなんとかする
  • セミをどうにかする

とかではなくて、私たちがセミのいない所に行きましょう、というわけです。

で、このセミのいない所というのは、以下の2つの解釈ができます。

  • セミの飛べない高さ
  • そもそもセミのいない地域

順番に説明していきますね。

セミの飛べない高さ

実はセミって、マンションの6階以上の高さまで飛ぶことは少ないんだそうです。

つまり単純に考えると、それ以上の高さに住んでいれば、間近でセミの鳴き声を聞くことは少なくなるわけですね。(遠くから聞こえてくるのは仕方ありませんが...)

ただし...
セミは死にかけると、太陽に向かって飛ぶ習性があるらしく、過去には23階で発見された例もあるそうです。

なので、例え10階以上に住んでいても、もしかしたら死期の迫ったセミが迷い込んでくるかもしれません...。

セミのいない地域はある?

現在日本には約35種類のセミがいるのですが、残念ながらどの県にも何かしらのセミがいるそうです...。

つまり、日本にセミのいない県はないわけですが、ただしセミの少ない地域はありますよ。

まず、北海道。セミは基本的に寒さに弱いので、北海道は他の県ほどセミがいません。特に北海道の中でも、道北や利尻・礼文などの離島はセミが少ないんだとか。


それから、比較的セミはいますが沖縄もオススメです。
というのも、年中温暖な気候のため、セミのピークが春と秋と、本州とはズレるらしいんですよね。

なので、セミ鳴き始める6月くらいまでは本州にいて、7,8月になったら沖縄に避難する、というのもアリかと。

それから...まあこれは最終手段の中の最終手段なのですが、セミって北緯50度以上には存在しないらしいんですよねぇ(汗)

つまり、こういうことです。

北欧とかカナダとか良いですねぇ...。(現実的にはアレですけど)

私はどうしよう...?

さて、ここまで色んな対策をご紹介してきましたが、私はどうするかと言いますと、

  • 耳栓と防音カーテンで立ち向かいます!

本当は二重窓にしたいんですけど(いや、本当は北欧に住みたい)、やはり費用を考えてしまうと...。それに、カーテンを変えれば多少は部屋の雰囲気も変わって、新鮮さを感じられそうですしね。

ところで、私たちが必死に対策を考えているセミですが、その鳴き声は一体どのくらいうるさいのか?最後にそれを解説したいと思います。

セミはどれくらいうるさい?

音を大きさを表すには「db(デシベル)」という単位を使いますが、一般的なセミの鳴き声は、

  • アブラゼミ・・・70db〜80db
  • ミンミンゼミ・・70db〜80db
  • クマゼミ・・・・80db〜90db

だそうです。

で、dbを他の音で例えるとこんな感じだそうです。

db(デシベル)音の大きさの目安
120dbジェットエンジンの近く
110db自動車のクラクション
100db電車が通るときのガード下
90db騒々しい工場の中
80db地下鉄の車内
70db騒々しい事務所の中
60db静かな乗用車
50db静かな事務所
40db図書館
30dbささやき声
20db木の葉のふれあう音

な、な、なんとアブラゼミ・ミンミンゼミは地下鉄の車内、そしてクマゼミは騒がしい工場レベル...。これは、うるさいわけですね(汗)

調べてみたところ、人間は100db以上の音を長時間聞くと聴覚に支障が出るので、私たちは結構ギリギリの状態で夏を過ごしているんですよ。

海外には...
実は海外には、130dbというジェットエンジン並みの爆音で鳴くセミがいるそうです。

ジェットエンジンって...確実に耳がやられますねぇ(汗)それに比べたら日本のセミはまだ大人しい方なんですかね

  • ちなみに...

そもそもどうして、セミがあんなに喧しく鳴くかと言いますと、実はアレって求愛行動なんですよね。つまいメスを呼んでいるわけです。

これに関しては別記事でくわしく解説していますので、興味のある方はご覧になってください。
セミはどうして鳴く?理由からメカニズムまで一緒に見てみよう!

最後に

いかがでしたでしょうか。セミがうるさい時の対策について解説してきました。

最後にもう一度要点をまとめますと、

手軽な対策

  • 耳栓をする
  • 水をかける

一手間かかる対策

  • カーテンを防音カーテンに変える
  • 網戸や木に木酢液を散布する
  • シトロネラオイルの虫除けスプレーを撒いておく

大掛かりな対策

  • 窓のサッシを防音サッシに変える。さらに二重窓にする
  • ダンボールで自作防音室を作る

最終手段

  • マンションの6階以上に住む
  • 北海道や沖縄に避難する
  • 北緯50度以上の地域に移住

ということでしたね。

後半の対策はさすがに現実的ではありませんが、手軽な対策でも効果はそこそこあると思いますので、今年の夏は一緒にセミと戦いましょう。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもお役に立ちましたら幸いです。

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