かき氷

かき氷の由来と語源!「かき」の文字に隠された意味とは!?

投稿日:2018年5月1日 更新日:

毎年夏になると、お祭りや花火大会で『かき氷』を食べまくる管理人です。火照った体に冷たい氷を掻き込むのが、たまらないんですよねぇ...。

で、かき氷を食べていて、ふと疑問に思ったことがあるんです。

それが...

  • かき氷の「かき」って何?

です。

私はてっきり夏の季節に食べる氷だから、

  • 夏季氷 → かき氷

だと思っていたのですが、家族に確認してみたところ「いや、そんな単純なわけないじゃん」と即答...。では、どういう意味なのかと問うと「そんなの知らん」と、これまた即答...。

というわけで、かき氷の由来・語源について徹底的に調べてみました!

本日は私が調べた結果をシェアしたいと思います。ぜひ最後までお付き合いくださいませ〜

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かき氷の「かき」とは?

まず最初に結論を言いますと、かき氷の語源は

  • 欠き氷

だそうです。

あれっ、実は僕も「夏季氷」かと思っていたけど違うんだね(汗)

どうやら、そのようですねぇ...。

でも、どうして欠き氷なの?

では、その理由を見ていきましょう。

かき氷の由来

なぜ、かき氷の語源が『欠き氷』かと言いますと、

  • 欠けた氷を食べていたから

です。

えっ、どういうこと??(汗)

今ではすっかり製氷技術が発達したので、ご家庭て簡単に氷を作って保存することができますが、昔は全然違いました。

もちろん、今のように冷蔵庫もありません。そこで、どうしたかと言いますと、

  • 氷室(ひょうしつ)

と呼ばれるものを使っていました。

氷室とは?
氷室とは、氷を貯蔵するための専用施設のようなものですね。

国や地域によって様々なバリエーションがありますが、日本では洞窟や地面に掘った穴に茅葺などの小屋を建てて造ったと言われています。

で、冬の間に凍結した池や川から天然の氷を採取し、この氷室に入れて夏まで保存したというわけなんですねぇ

  • ちなみに・・・

現在のように削った氷に甘い蜜をかけて食べたのは、今から1000年以上も前と言われているんです。

詳しくはこちらの記事で解説していますので、興味のある方がご覧になって下さいね。

かき氷の歴史が古すぎる!なんと〇〇時代から食べられていた!?

で、夏になったら保存しておいた氷を食べるわけですが、今のように削るのではなく、端っこの欠けた氷を食べていたんですよねぇ。

それが、

  • 欠けた氷 → 欠け氷 → 欠き氷

となったわけです。

なるほど!そういう理由があったんだね〜でも今は『かき氷』って平仮名で書くよね??

その通り。

といのも、今の時代では「欠」ってあまり良い意味で使われませんよね。例えば、

  • 欠陥
  • 欠点
  • 欠落

などなど...。

なので、『欠き氷』という名前だと「何か問題があるんじゃ...?」というイメージに繋がるため、平仮名で『かき氷』と表記しているんだそうですよ。

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「掻き氷」という説もある?

さて、かき氷の語源は『欠き氷』だと説明しましたが、一説によると

  • 掻き氷

とも言われています。

と言うより、多くの方がこれだと勘違いしているようです(汗)ちなみに、私の家族も全員こっちだと思っておりました...。

たしかに「掻く」という字を辞書で引くと、

かく【掻く】

道具を動かして物の面を削る。「氷を―・く」

広辞苑

と書いてあるんですよねぇ。

たしかに!これなら『掻き氷』が正しいのかと思っちゃうよ

うんうん。分かりますよ。

ただですね、かき氷を辞書で引いてみると...

かき-ごおり【欠氷】

氷を削って雪状にしたものに、シロップなどをかけたもの。

広辞苑

あっ...ばっちり「欠氷」って書いてあるね

そうなんです。なので「掻き氷」だと思っていた方はお間違えのございませんように。

ここまで、かき氷の由来・語源について解説してきました。

日本では「欠く」が語源になっていることが分かりましたが、ここで疑問に思ったのは「海外のかき氷はどうなんだろう?」です。

というわけで、お次は海外のかき氷の名前について解説したいと思います。

海外のかき氷の語源は?

日本では、台湾のかき氷がとても有名ですよね。私は一度も食べたことがないのですが、都内に人気のお店がいくつかあるようなので、一度足を運んでみたいものです。

ということで、台湾語の他に

  • 英語
  • フランス語

では、かき氷のことを何というのか調べてみました。

こんな感じです。

言語かき氷の呼び方
台湾語刨冰
英語語Shaved ice
フランス語Glace pilée

それぞれの単語の意味を見てみると、

台湾語

  • 刨・・・削る
  • 冰・・・氷

英語

  • Shaved・・・削られた
  • ice・・・氷

フランス語

  • Glace・・・氷
  • pilée・・・粉砕

となっております。

やはり、海外のかき氷は「削る」や「砕く」などの能動的な意味が多く、日本のように「欠けたものを食べる」というのは珍しいのかもしれませんねぇ。

  • ちなみに・・・

国によって語源は違いますが、食べると頭が「キーン」とするのはおそらく共通ですよね。あの頭痛はどうして起こるのかご存知でしたでしょうか?

治し方予防法と合わせてこちらの記事で解説していますので、興味ある方はご覧になって下さい。

かき氷で頭痛が起こる原因は?一発で治す方法と合わせて徹底解説!

まとめ

いかがでしたでしょうか。かき氷の由来・語源について解説してきました。

かき氷の「かき」が漢字の「欠」だったのは、きっと意外に思ったのではないでしょうか。

そうだね〜今では間違いなく削って食べるから、きっと知らない方が多いんじゃないかな

そうですね。

そして、かつての氷が貴重だった時代を考えると、今こうして色々な味を手軽に楽しめるのは本当に幸せなことですね。

  • 味と言えば・・・

今では、

  • レモン
  • メロン
  • イチゴ

など、色々な味がありますが、その中の『ブルーハワイ』と『みぞれ』ってイマイチ何のことなのか分からなくありませんか?

私はつい最近まで何のことかサッパリだったのですが、調べてみたら驚きの事実が判明いたしました...。興味もある方はぜひ合わせてご覧になってください。

かき氷のブルーハワイって何味なの?予想外の答えに思わず驚いた...

かき氷の「みぞれ」って何味?実はあの調味料と全く同じだった!?

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもお役に立ちましたら幸いです。

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