毎年夏になると、お祭りや花火大会で『かき氷』を食べまくる管理人です。火照った体に冷たい氷を掻き込むのが、たまらないんですよねぇ...。
で、かき氷を食べていて、ふと疑問に思ったことがあるんです。
それが...
- かき氷の「かき」って何?
です。
私はてっきり夏の季節に食べる氷だから、
- 夏季氷 → かき氷
だと思っていたのですが、家族に確認してみたところ「いや、そんな単純なわけないじゃん」と即答...。では、どういう意味なのかと問うと「そんなの知らん」と、これまた即答...。
というわけで、かき氷の由来・語源について徹底的に調べてみました!
本日は私が調べた結果をシェアしたいと思います。ぜひ最後までお付き合いくださいませ〜
かき氷の「かき」とは?
まず最初に結論を言いますと、かき氷の語源は
- 欠き氷
だそうです。
どうやら、そのようですねぇ...。
では、その理由を見ていきましょう。
かき氷の由来
なぜ、かき氷の語源が『欠き氷』かと言いますと、
- 欠けた氷を食べていたから
です。
今ではすっかり製氷技術が発達したので、ご家庭て簡単に氷を作って保存することができますが、昔は全然違いました。
もちろん、今のように冷蔵庫もありません。そこで、どうしたかと言いますと、
- 氷室(ひょうしつ)
と呼ばれるものを使っていました。
国や地域によって様々なバリエーションがありますが、日本では洞窟や地面に掘った穴に茅葺などの小屋を建てて造ったと言われています。
で、冬の間に凍結した池や川から天然の氷を採取し、この氷室に入れて夏まで保存したというわけなんですねぇ
- ちなみに・・・
現在のように削った氷に甘い蜜をかけて食べたのは、今から1000年以上も前と言われているんです。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、興味のある方がご覧になって下さいね。
で、夏になったら保存しておいた氷を食べるわけですが、今のように削るのではなく、端っこの欠けた氷を食べていたんですよねぇ。
それが、
- 欠けた氷 → 欠け氷 → 欠き氷
となったわけです。
その通り。
といのも、今の時代では「欠」ってあまり良い意味で使われませんよね。例えば、
- 欠陥
- 欠点
- 欠落
などなど...。
なので、『欠き氷』という名前だと「何か問題があるんじゃ...?」というイメージに繋がるため、平仮名で『かき氷』と表記しているんだそうですよ。
「掻き氷」という説もある?
さて、かき氷の語源は『欠き氷』だと説明しましたが、一説によると
- 掻き氷
とも言われています。
と言うより、多くの方がこれだと勘違いしているようです(汗)ちなみに、私の家族も全員こっちだと思っておりました...。
たしかに「掻く」という字を辞書で引くと、
かく【掻く】
道具を動かして物の面を削る。「氷を―・く」
広辞苑
と書いてあるんですよねぇ。
うんうん。分かりますよ。
ただですね、かき氷を辞書で引いてみると...
かき-ごおり【欠氷】
氷を削って雪状にしたものに、シロップなどをかけたもの。
広辞苑
そうなんです。なので「掻き氷」だと思っていた方はお間違えのございませんように。
ここまで、かき氷の由来・語源について解説してきました。
日本では「欠く」が語源になっていることが分かりましたが、ここで疑問に思ったのは「海外のかき氷はどうなんだろう?」です。
というわけで、お次は海外のかき氷の名前について解説したいと思います。
海外のかき氷の語源は?
日本では、台湾のかき氷がとても有名ですよね。私は一度も食べたことがないのですが、都内に人気のお店がいくつかあるようなので、一度足を運んでみたいものです。
昨日妹と台湾かき氷食べに行ったからのっけちゃう〜🍧
『HOMIBING』で、オレオティラミスときな粉もちをオーダー。タロ芋っていう鮮やかな紫のフレーバーは直前で売り切れ😱
満腹になるのでオススメ! pic.twitter.com/osvaELC1Qo— ˗ˏˋあしょーかˎˊ˗ (@ashokah_) 2018年4月29日
ということで、台湾語の他に
- 英語
- フランス語
では、かき氷のことを何というのか調べてみました。
こんな感じです。
言語 | かき氷の呼び方 |
---|---|
台湾語 | 刨冰 |
英語語 | Shaved ice |
フランス語 | Glace pilée |
それぞれの単語の意味を見てみると、
- 刨・・・削る
- 冰・・・氷
- Shaved・・・削られた
- ice・・・氷
- Glace・・・氷
- pilée・・・粉砕
となっております。
やはり、海外のかき氷は「削る」や「砕く」などの能動的な意味が多く、日本のように「欠けたものを食べる」というのは珍しいのかもしれませんねぇ。
- ちなみに・・・
国によって語源は違いますが、食べると頭が「キーン」とするのはおそらく共通ですよね。あの頭痛はどうして起こるのかご存知でしたでしょうか?
治し方予防法と合わせてこちらの記事で解説していますので、興味ある方はご覧になって下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか。かき氷の由来・語源について解説してきました。
かき氷の「かき」が漢字の「欠」だったのは、きっと意外に思ったのではないでしょうか。
そうですね。
そして、かつての氷が貴重だった時代を考えると、今こうして色々な味を手軽に楽しめるのは本当に幸せなことですね。
- 味と言えば・・・
今では、
- レモン
- メロン
- イチゴ
など、色々な味がありますが、その中の『ブルーハワイ』と『みぞれ』ってイマイチ何のことなのか分からなくありませんか?
私はつい最近まで何のことかサッパリだったのですが、調べてみたら驚きの事実が判明いたしました...。興味もある方はぜひ合わせてご覧になってください。
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。少しでもお役に立ちましたら幸いです。