外出先から帰ってきて、水道が出っぱなしだったら焦りますよね ^^;
ちょっと2,3分トイレに行ってる間なら良いですけど、半日くらい遊んだ後とか、まして2泊3日の旅行の後とか...。もし、水が出っぱなしだったら焦ります。というか青ざめます。
「一体、水道代はいくらになっているんだろう...。」って。
とうわけで、本日は「水道を出しっぱなしにした場合の水道代はいくら?」について解説していきたいと思います。
出しっぱなしにした場合の料金の目安
まず初めに、水を出しっぱなしにした場合の料金の目安を載せます。
時間 | 料金 |
30分 | 72円 |
1時間 | 144円 |
6時間 | 864円 |
12時間 | 1728円 |
24時間 | 3456円 |
1週間 | 24192円 |
どうでしょう。思ったよりも安かったですか?それとも高かったですか?^^;
ただし、これはあくまで目安になります。実際のところ、水道代は地域によって微妙に違いますし、どれくらいの勢いで水を出していたかでも変わります。ですので、ここからじっくりと見ていきましょう。
水道代の計算
まず、水道代の計算方法です。水道代の計算方法は、都道府県によって微妙に違いますが、ほとんどが「基本料金」と「従量料金」を合計したものです。
- 基本料金・・・一定の料金を払う
- 従量料金・・・使った量だけ払う
基本料金に、従量料金が上乗せされていくイメージですね。
基本料金は、お水を使おうが使うまいが、契約している以上は必ず払うものなので、ここでは無視します。水を出しっぱなしにして大変な事になるのは「従量料金」の方ですね。
従量料金の計算方法
では、従量料金の計算方法を見てきましょう。
以下の3つの手順で、出しっぱなしにした分の水道代を計算することができます。
- 使った水の量を計算する
- 月が変わってからの使用状況を確認する
- 各自治体の従量料金の表に当てはめる
1.使った水の量を計算する
まず初めに、どれだけの水を流してしまったのか計算します。
- 2Lのペットボトル
- ストップウォッチ
を用意してください。
そして、実際に出しっぱなしにしていた時と同じくらいの水量で、ペットボトルに水を溜め、満タンになるまでの時間を計ります。
今回は、蛇口を全開にして試してみました。
結果は「9.5秒」でした。そしたら以下の計算式に当てはめます。
これで、1分間に何Lの水が出たか分かります。
私の家の水道は、1分間に12.5Lの水が出ることが分かりました。
今回は、この毎分12.5Lの水道を例に計算を進めていきますね。
出しっぱなしにしてた時間から、合計で何Lの水を出したか計算します。
例えば、
・1時間出しっぱなしにした場合
12.5 × 60(分) = 750L
・24時間出しっぱなしにした場合
12.5 × 60(分) × 24(時間) = 18000L
というように計算をします。
今回は、24時間出しっぱなしにしたと仮定しましょう。
なので、水の量は18000Lですね。
2.月が変わってからの使用状況を確認する
次は、月が変わってからの現在の使用量を確認しましょう。
これは、ご家庭の「水道メーター」の数値から、先月の検針票(水道代の書かれた通知書)の「今回指針」という数値を引けば分かります。
↑こんなやつですね。
読み方ですが、一番右の赤字は無視して左から順に読んでいきます。この場合は「885m3」ですね。
「m3」は立方メートルのことで、体積を表す単位です。
また、1m3=1000L です。
つまり私の家は、これまでに88万5千リットルの水を使っていることになりますね ^^;
この数値から、先月の検針票の『今回指針』という欄に書いている数字を引きます。
私の家の場合は、今回指針は「855m3」でしたので、
つまり、今月に入ってから30m3の水を使っていることが分かりました。
※ただし、この数字は出しっぱなしにした18m3(=18000L)を含めた値です。なので、もともと12m3使っていた状態で、18m3を垂れ流してしまい、合計で30m3になったと考えましょう。
3.各自治体の従量料金の表に当てる
最後に、各自治体の重量料金の表に当てはめて計算してみましょう。
今回は、東京都のものを参考にします。
使用水量 | 1m3ごとの料金 |
1〜5m3 | 0円 |
6〜10m3 | 22円 |
11〜20m3 | 128円 |
21〜30m3 | 163円 |
31〜50m3 | 202円 |
51〜100m3 | 213円 |
101〜200m3 | 298円 |
今回出しっぱなしにしたのは18m3ですが、すでに12m3使っていたので、支払うのは13m3〜30m3までの18m3分ということになりますね。
では計算してみましょう。
13m3〜30m3のうち
・13m3〜20m3は、1m3あたり128円なので、
128 × 8 = 1024
・ 21m3〜30m3は、1m3あたり163円なので、
163 × 10 = 1630
合計 1024 + 1630 = 2654円
結果が出ました。
すでに12m3の水を使っている状態で、毎分12.5Lの水道を24時間出し続けた時の料金は2654円でした。
こんな感じで、皆さんの場合も水道代を計算することができますよ。
いかがでしょうか。
水道代は、すでに何Lの水を使っていたか、毎分何Lの水道で出しっぱなしにしたかで、大きく変わります。
なので、「○時間流しっぱなしにした場合は○○円」というふうに一概には言えないんですよね ^^;
簡易的な計算方法
水道代を正確に出すには、上で紹介した計算が必要ですが「ちょっと複雑で何言ってるか分からない...」という場合は、もっと簡易的な計算方法があります。
※ただし、簡易的な方法なので、正確な値とは多少ズレます。あくまで目安を知るためのものですね ^^;
方法は、『出しっぱなしにした水量に、0.2をかける』
これだけです。
先ほどの例を使うと、18000Lに0.2をかけます。
これで、「だいたい3600円くらいかなー」と知ることができます。
その理由ですが、水道代は自治体によって違うと言いましたが、だいたい1Lあたり「0.1円〜0.4円」に収まります。
そして、だいたい平均すると1Lあたり0.2円だと言われているんですよね。
なので、計算が面倒くさいという方は、先ほどのペットボトルを使う方法で、出しっぱなしにした水の量を測ったら、あとはその数字に0.2をかけてみて下さい。だいたいの料金を知ることができますよ^ ^
最後に
「水道代を出しっぱなしにした場合の料金はいくら?」について解説してみました。
気を付けていても、蛇口の閉め忘れることってありますよね。皆さんも、うっかり忘れてしまった時は、本日紹介した方法で計算してみたください^^
以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
この他にも「○○っぱなし」に関する記事がありますので合わせてどうぞ。