こんにちは、管理人のくまです!
夏になるとプールや海水浴に行くと思いますが、ずっと水に浸かっていると指がしわしわになりますよね?
あれって一体何なんでしょう。
小さい頃は「そうなるのが当たり前」と思い、そこまで疑問ではなかったのですが、よく考えたら手が梅干しのようにプシューとしぼんでるようで何か怖い...(汗)
ということで、
- どうしてシワになるの?
- 何か危険はあるのか?(病気の可能性など)
調べてみました。本日はその結果をシェアしたいと思います^^
プールで指がしわしわになる理由はこれ!
まず結論からお伝えしますと、手がしわしわになる理由は...
皮膚が水分を吸収するからです。
人間の皮膚は外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つで構成されており、さらに表皮は、
- 角質層
- 顆粒層
- 有棘層
- 基底層
の4層構造になっています。

そうそう。
で、この角質層はいわば死んだ細胞の集まりで水分を吸収できます。そして、水分を吸収したら体積が増えて横に広がります。
ただし!
それよりも下の層までは水分が浸透しないので、そこで体積に差ができ「たわみ」が生まれます。これがしわしわの正体というわけですね。
手がしわしわになる理由として、「浸透圧によって皮膚の水分が抜けてしぼむから」という説をよく聞くのですがこれは間違い。抜けるのではなく逆に吸収しているので、そこはお間違いのないように。
と言いつつ、私も水分が抜け落ちていると思ってましたが(^^;;

指先だけがしわしわになるのはなぜ?
たしかに、しわしわになるのは決まって手足。それも特に指先ばかりですよね。これはなぜかと言いますと、
爪があるからです。
先ほど、角質層が水分を吸収すると言いましたが、あの現象は身体全体で起こっています。決して指先だけではありません。肩でも背中でもお腹でも、皮膚の表面は水分を吸いなんとか広がろうとします。
そうして広がろうとした結果、身体の末端である硬い爪のところでそれ以上広がれなくなり、指のお腹の部分でしわになるわけです^^
さてさて、指先がしわしわになる理由を解説してきましたが、実はもう1つ面白い説があるのでそちらもちょろっとご紹介しますね^^
指にしわができるのは進化の過程でそうなった!?
これまでの説明だと、指先のしわしわ現象は誰にでも起こると思いますよね?

ところが1935年にあるドクターが、神経を損傷した患者はこの現象が起きないことを発見したんです。具体的には、事故で指3本の神経を失った少年がいて、彼は残りの2本の指しかしわができなかったそう(驚)
このことから研究者が出した仮説が、
というもの。つまり、水に触れることで身体が積極的にしわしわになろうとしているわけですね。

ズベリ、物を掴みやすくするため。
私たちの祖先が、川や海などの水辺で食料を取りやすいように、また濡れた場所でも滑らずに歩けるように、手足の指先が進化の過程でそうなったというわけです。
とはいえ、これはあくまで仮説なので何とも言えないのですが(^^;;
指がしわしわになるのはマズイ??
ここまでの説明をだいたいわかると思いますが、指がしわしわになってもく特に問題ありません。(何かの病気というわけでない)
お伝えした通り、ただ皮膚が水を吸っただけですので乾けば元に戻ります(笑)
ただし!
しわが元に戻るだけなら良いのですが、それがポロポロとはがれ落ちる場合は、角質層に隙間ができ中の層が刺激をもろに受けます。
そうなると肌トラブルに繋がったりしますのでそこだけ注意しましょう。
肌や身体にとって重要な役割を果たしている角質層ですが、角質細胞がはがれて薄くなったり、肌の乾燥がひどくなると、バリア機能や保湿機能に大きな支障をきたします。
上記の理由などにより角質層の水分量が低下すると、角質層に隙間ができ、水分を失いやすくなると同時に外的刺激を受けやすくなります。このバリア機能が弱くなった状態が「敏感肌」。敏感肌になるとちょっとした刺激にも反応してしまい、肌荒れなどのトラブルを招いてしまいます。
まとめ
プールや海に入ると、なぜ指先にしわしわができるのか解説してきました。ここ最近の疑問が1つ解決できでスッキリしたのと、豆知識が身についてなんだか嬉しい気分です^^

ということで最後までお読みいただきありがとうございました!
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